マッチングの結果が出たようで、色々な施設への就職が決まった、というご報告を頂いています。相変わらずブランド病院が強いですね。
以前にも書いたように、日本人にはブランド志向が非常に強いため、ブランド病院を選択されることに異議はございません。自分も今その立場であれば、何となく名前を聞いたところとか、なんかすごそうなところとか、そういうところを選ぶでしょう。
ここで言いたいことはブランド志向の是非ではなく、そんな中にあって、滋賀医大を選んでくれた諸君への決意表明です。
滋賀医大をマッチングで選択された理由は色々だと思いますが、(まあ消極的な理由もあるでしょうが)少なくとも1〜2年後に、滋賀医大に来て良かった、真の実力がついた、と思えるような充実の研修を過ごされるよう、呼吸器内科は総力を挙げて皆さんを応援します。
○○ができる、○○を経験した、みたいなうわべの臨床体験ではなく、揺るぎない「考える力」「鑑別していく力」「複雑な病態を解きほぐす力」を大学ならではのややこしい症例を通じて身につけていきましょう。
なんかそのときはピンと来なくても、後々必ずや「ああ、あのときの経験が…医大で研修して良かった」と思えるよう、我々も頑張ります。皆さんも頑張ってください。まあさしあたって、国試頑張りましょう。
「○○ができる、○○を経験した、みたいなうわべの臨床体験ではなく」の箇所は、今の考え方の流行の本質を示していると思います。
来年から滋賀医大で研修させていただくことになりました。学ぶ姿勢を忘れないようがんばりたいと思います。よろしくお願いします。