「失敗すればするほど幸運は来る。若い間に、いっぱい失敗して、挫折してください」――先だってノーベル生理学・医学賞に決まった山中伸哉教授の言葉です。
こういう、事をなした多くの方が言われる「失敗のススメ」。
失敗して、そこから学ぶことで、成功への道筋になる、ということだと思います。
以前にも書きましたが、個人的にも、失敗は成功の元、と考えています。もちろん、医療の現場で「失敗」を奨励するものではありませんが、うまくいかなかったことを顧みることから、次にもっとうまくいく方策を考えることは若い方々にとっては必須でしょう。
失敗の回数が多くなるということは、確率論的にも「やってみた数が多い」ということで、しかも失敗から学ぶことができれば、母数が多い方が成功しやすいのは当然、必然です。
「多くの患者さんを診た臨床医が、良い臨床医である。」も一面では真理であります。あらゆるパターンの出来事を経験しておけば、「想定の範囲」が広がるわけですね。
今日は午前中が長男のサッカー大会、午後には長男と、マラソンのメダリスト、ワイナイナ選手のランニング講習会・講演会に参加してきました。
午前中にも長男の様子を見ていて、「継続は力だな〜」と思ったのですが、午後のワイナイナ選手も、「Never give up。」
「夢をあきらめないでください、夢に向かって頑張り続ければ、必ず夢は叶います。」
「あきらめてしまえば夢はそこまでです。あきらめないでください。」
と繰り返しおっしゃっていたのが印象的でした。
やはりこういう「成し遂げた人」がおっしゃる言葉は説得力があるな〜と長男を見ても、きょとんとした顔をしていましたが…。
夢をあきらめず、失敗をいとわず、頑張り続ける。失敗から学び続ける姿勢。それこそが物事を成し遂げる秘訣、というか唯一の道なのでしょう。それができる人は必ず、夢を叶えることができる。できないと叶わない。この言葉を心に刻んだ一日でした。
2012年10月28日
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