2012年11月21日

痰の色には意味がある・痰の性状と色1

肺炎のお話で、さんざん「痰」について強調して参りました。「良い痰」って何だ?痰の性状にはどのような意味があるのか?について考えてみましょう。


そもそも痰は、気道の掃除のために産生されています。気管支におけるフィルター効果と気管支のお掃除の記事でも書きましたが、気道内の粘液が異物とかゴミとかを絡め取って、線毛の動きで口方向に運ばれる、そのお掃除の過程でできるのが痰であります。


ですからできたての痰は無色透明の、いわゆる粘液のような見かけなのです。それが吸気中の様々な刺激物、細菌・ウイルスなどの感染及び癌などの発生によって量がふえ、あるいは膿性・血性など、さまざまな色がついてくることで性状の変化が生じるのです。


ですからどのようなメカニズムで性状・色が変わってくるかを理解すると、原因を推測することができるのです。


大きく分けると、

  • サラサラ・透明(漿液性):喫煙・アレルギー・ウイルス感染

  • ドロリとした粘液性・色有り:感染

  • 血性・血液(血痰):出血



という感じになります。


肺の防御機構と痰を最初から読む

トップページへ

posted by 長尾大志 at 14:58 | Comment(0) | 肺の防御機構と痰
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。