最近あった衝撃の出来事。
結構名の通った施設で、肺炎、胸膜炎にシプロキサンを使用、良くならないから、とメロペンに変更され、なお胸水貯留が良くならない、という症例を見かけました。
それがどう見ても、嫌気性感染っぽかったわけですよ。比較的穏やかな発症で、口腔内清掃状態も良くない。
「シプロキサンは肺炎に万能」とMRさんに吹き込まれたのでしょうか。確かにほぼ万能と言えなくもありませんが…残念。
肺炎ガイドラインをお読みいただいた方は、私の受けた衝撃がおわかりいただけると思います。滋賀の医療がこんなレベルではダメだ。大学がもっともっと頑張らなければならない、そういう思いを新たにしました。
2012年11月24日
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