2012年11月28日

痰の色には意味がある・痰の性状と色5・褐色〜赤色の痰

■鉄さび色

肺炎球菌肺炎で有名です。古い肺出血(凝血)を含む膿性痰、という理屈で説明されています。



■オレンジジェリー様

クレブシエラによる肺炎で出る、とされています。組織破壊を伴う(おそらく出血を伴う)濃厚な(粘調度の高い)痰である、とのことです。



■茶色

古い出血・食物やたばこの混入などによってこのような色に見えることが多い、とされています。



■鮮赤色

これはそのまま血痰ですね。原因については以前にも触れましたが、肺胞からの出血は炎症による肺胞の破壊と血管透過性の亢進によって、気管支からの出血は気管支の血管壁の破壊や、炎症で傷がつくことで起こります。



■ピンク色の泡沫(あぶく)状

いわゆる「泡を吹いてひっくり返る」という時の泡。肺水腫が生じた際に、血液由来の水分が肺胞内に溢れ出し、肺胞内の空気と少量の血液が混入した水分があふれ出してくるものを見ています。


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posted by 長尾大志 at 19:25 | Comment(0) | 肺の防御機構と痰
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