昨日も書きました、K先生、U先生、1年目ローテーター諸君のお疲れ様会にて。
「呼吸器内科では、あまりしつこい勧誘はされないですね〜。」と言われるので、そういえばそうだなと。昨今、かなりキツイ勧誘をされている事例、問題が起こっている事例を耳にすることが多いので、余計にウチのあっさり具合が目立つのでしょうか。
私もここに来た当初は頑張って勧誘したこともありましたが、最近はともかく、正しく教育することが目的になってきました。呼吸器内科医を増やすことが地域に貢献することはもちろんですが、他科にいく多くのドクターに呼吸器、感染症、内科的な正しい知識を伝達することで、まずは滋賀の危機的状況を救いたい、という考えからです。
あと、自分の中では、ビジネス発想源の弘中勝さんにかなり影響を受けているところが大きいと思います。
例えば、「おいしい食事」を出すレストランは、無理な呼び込みをしなくてもお客さんがやって来ますね。無理やりお客さんを引っ張ってきて、まずいご飯を出しても、そのお客さんは二度と来ないし、悪い評判ばかり立ってしまう。
いかに呼び込みをするかより、来店したお客さんにこちらの考える「最高の食事」をしてもらう。そういうことに注力すべし、と教えてくださっているのです。
こちらの考える最高の研修をやっていれば、その研修を良しと考える先生、趣旨に賛同してくれる先生は入局してくれるだろう。入局者が少ないということは、まだ研修のレベルが満足すべきモノではないのでは、そう考えてやっていたら、随分研修のレベルが上がってきました。これはスタッフの先生方の協力あってのこと、本当にありがたいことです。
2012年12月02日
「おいしい食事」を出すレストランは、無理な呼び込みをしなくてもお客さんがやってくる。
posted by 長尾大志 at 22:12
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| ローテート研修・内科研修についての考え
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