2012年12月03日

痰の評価・「良い痰」とはどのようなものか・Miller & Jones分類

細菌学的検査を行うに足る「良い痰」とはどのようなモノか、客観的な指標がちゃんとあります。


痰の中に肺炎の原因菌が含まれているだろう、と考えられる痰が「良い痰」なわけですから、やはり好中球が多く含まれていて、実際に菌と戦っている姿が見えるとそれっぽいわけです。


まずはパッと見、前回にも書きましたが採った痰の性状を確認して、膿性、あるいは色の濃い、粘調度の高い部分が多ければ多いほど、おそらく「良い痰」であるといえるでしょう。その肉眼的な見え方で分類をしたものがMiller & Jonesの分類です。



Miller & Jonesの分類

  • M1:膿を含まない粘液痰

  • M2:粘液痰に少量の膿が含まれるもの

  • P1:全体の1/3以下が膿性

  • P2:全体の1/3〜2/3が膿性

  • P3:全体の2/3以上が膿性



M1やM2の検体というのは、見た感じほとんど膿成分が含まれておらず、(要はほとんど唾液であるということで)細菌検査には適していない検体である、とされています。


sputum3.JPG


例えば、これだったらちょうど1/3ぐらいが膿性なので、P1といったところでしょうか。


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posted by 長尾大志 at 14:24 | Comment(0) | 肺の防御機構と痰
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