2013年01月28日

胸部レントゲン道場48・CT総論5・正常CTで見えるもの・肺の末梢における構造たち・小葉構造3

ということで、ようやくA-aDO2の校正も終わり、CT総論に戻らせて頂きます。


自分で横道にそれておいていうのもナンですが、小葉構造を忘れた方はもう一度思い出しましょう。


9小葉構造.jpg


小葉(上図の黄色で囲まれた、1辺1cm程度の多角形の領域)を拡大してみましょう。
細気管支の端っこ(径が0.5mm)と、伴走する肺動脈(径が0.5mm)、その細気管支が支配するひとかたまりの肺胞(大きさ0.2mm)が含まれています。


12小葉と肺動脈.jpg


吸気の時は、気管支を通じて空気が入ってきて、肺胞に散らばり…


13小葉息を吸うと.jpg


ガス交換の後に、同じルートを帰って行きます。


14小葉息を吐くと.jpg


一方、血液は違うルートをたどることになるのですね。


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posted by 長尾大志 at 13:02 | Comment(0) | 胸部X線道場
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