2013年01月30日

胸部レントゲン道場50・CT総論7・正常CTで見えるもの・肺の末梢における構造たち・小葉構造5・リンパ系

肺動脈+(細)気管支は小葉中心部に分布し、肺静脈は小葉辺縁部に分布します。


17小葉中心の肺動脈と小葉辺縁の肺静脈.jpg


一方、リンパ管はどこに分布しているかというと、血管系と比べて非常に微細な網目状の構造物として、太い脈管系(要するに血管や気管支)の周りを取り巻くように分布している、といいます。


イメージとしては、

XXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXX


こんな感じで網目状に巻き付いているイメージですね。


18気管支・血管・肺静脈の周囲にリンパ管.jpg


こんな感じになります。


リンパのおおまかな流れとしては、肺の一番外側から肺門に向かって、放射状(の逆向き)に流れて肺門に集まると理解しましょう。


19リンパの流れ.jpg


上の図では太い矢印で書いてありますが、実際は細い細い網の目状のリンパ管があって、その中をリンパ液がゆっくりゆっくり流れている、こういう感じです。


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posted by 長尾大志 at 16:06 | Comment(0) | 胸部X線道場
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