2013年03月27日

難病患者さんの肺炎に対する抗菌薬治療3・肺炎の具体的治療の流れ1・治療の場

肺炎治療の流れは、まず@治療の場を決め、A原因菌を想定し、Bその菌にあった抗菌薬を投与する、こういう流れになります。


治療の場とは、病院に入院するのか、これまで通り在宅や施設で治療をするか、ということです。重症度に応じて入院適応を決めることになります。これは、市中肺炎ガイドラインで定められている分類、A-DROPを参考に決めていきます。


ちなみにA-DROPとは、既出ではありますが重要なので再掲しておきますと…

  • A:Age(年齢) 男性≧70歳、女性≧75歳

  • D:Dehydration(脱水) BUN≧21または脱水
    英語が難しければ「脱水のD」でよいでしょう。

  • R:Respiration(呼吸)SpO2≦90%
    レスピのRで覚えましょう。

  • O:Orientation(意識障害)
    「起きてる?のO」で覚えましょう。

  • P:Pressure(血圧) 収縮期≦90mmHg



この覚え方、ポリクリ学生さん考案です。ブログ掲載の許可を頂いています(笑)。


上記5項目を1つ満たすごとに1点カウントし、点数によって重症度、および入院・外来いずれで治療するかを決めます。

  • 0点:軽症→外来治療

  • 1-2点:中等症→外来、または入院治療

  • 3点以上:重症→入院治療

  • 4点以上→ICU 管理



…という具合に入院/外来を判断します。ちなみに1-2点であれば、主治医の総合判断で入院するかどうかを決めることになります。


* 難病と在宅ケア(7月号)に改変の上掲載予定

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posted by 長尾大志 at 14:53 | Comment(0) | 肺炎ガイドライン解説
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