2013年04月03日

難病患者さんの肺炎に対する抗菌薬治療8・肺炎の具体的治療の流れ5・推定原因菌にあった抗菌薬を投与3・入院治療を要するグループの中でも耐性菌のリスクがあると考えられる患者に対する抗菌薬選択

このカテゴリーに含まれる患者さんの肺炎、具体的なターゲットは肺炎球菌・インフルエンザ菌・MSSA・クレブシエラ・クラミドフィラ・ウイルスに加え、耐性菌として緑膿菌・アシネトバクター・ESBL(基質特異性拡張型βラクタマーゼ)産生腸内細菌・MRSA・ステノトロフォモナスなどが想定されています。


抗菌薬の選択では、副作用が少なく広域スペクトラム、というか、抗緑膿菌活性がしっかりあるものが推奨されます。当然、ここは注射薬をチョイスします。


  • ペニシリン系:タゾバクタム/ピペラシリン注射薬

  • セフェム系:セフェピム注射薬+クリンダマイシンまたはメトロニダゾール注射薬

  • カルバペネム系注射薬

  • キノロン系注射薬+スルバクタム/アンピシリン注射薬



併用療法の説明として、セフェム系とキノロン系は、嫌気性菌に弱いため、それをカバーするために嫌気性菌に強いクリンダマイシン、メトロニダゾール、スルバクタム/アンピシリン注射薬を併用するということが特記されています。


また、MRSAのリスクがある、つまり、過去にMRSAが分離されている場合には、抗MRSA薬のうちいずれか1種類を併用すること、となっています。


ちょっと気づいた追加事項、後ほどfacewbookにてご紹介します。


* 難病と在宅ケア(7月号)に改変の上掲載予定

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posted by 長尾大志 at 16:11 | Comment(0) | 肺炎ガイドライン解説
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