2013年05月03日

間接喫煙の弊害

某社が配布している小冊子(ドクターサロン vol.57 No4 2013)を見ていると、気管支喘息と環境整備について、著名な半蔵門病院の灰田美知子先生が述べられている記事を見つけました。参考になるところが大いにありますのでのでシェアしたいと思います。


その中で、間接喫煙についての記載がありました。間接喫煙は直接喫煙とは異なり、吸気中のタバコ煙は拡散した状態にあります。つまり吸入する有害物質の量は直接に比べて格段に少ない。おそらくそれ故に、直接喫煙に比べ、健康への影響は薄まるといいますか、少なくとも有害物質の蓄積によって発病する疾患については、なかなかデータが出てこないようです。


しかし喘息の場合は、微量であっても刺激になる、アレルギー機序がメインですから、間接喫煙で喘息の薬がほとんど効かなくなるというデータが出ているそうです。例に挙がっていた、事務所の中で他の方が全員喫煙され、患者さんだけが吸わない、という環境で、いくら喘息の治療をしても治らなかったケースを紹介されていましたが、まさに同じ状況のケースを最近経験していましたので、納得してしまいました。



その方もガッツリとコントローラーを使用して、サッパリよくならない。喘息に間違いはないのに、どうしたものか、としばし頭を抱えたのですが、改めてよくよく職場のことを聞いてみると、周りはヘビースモーカーだらけ。上司に相談して配置換えをしてもらったところ、これがピタリと決まって、見違えるように症状が軽快され、最終的にICSを離脱できた…というケースでした。


それ以外にも、意識すると結構タバコ煙が悪さをしているケースがあります。皆さんも、今一度、「生活環境」に注意して病歴を聴取してみましょう。

web喘息講座を最初から読む

トップページへ

posted by 長尾大志 at 14:53 | Comment(0) | web喘息講座
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。