2013年05月05日

病歴聴取と喘息

今日も灰田先生の記事(ドクターサロン vol.57 No4 2013)より。以前から書いていることですが、呼吸器内科疾患では病歴聴取がカギとなることが多々あるため、初学者の方が病歴聴取の練習を行うのに、呼吸器内科で研修を行うのは大変有用であります。


それで喘息なのですが、喘息自体、環境の影響を非常に受けやすいことが特徴です。ですから、環境によって症状に変化があるかどうか、細かく状況を尋ねる必要があるのです。


例で挙げられているのは、イソシアネートやクロムといった化学物質吸引による職業性喘息。それ以外にも様々な物質で起こるのですが、やはりその「場」に入ると発作が起こる、そういう病歴が大事です。


実は職場で起こるこういう発作はなかなか複雑であることも多く、先日書いた間接喫煙も影響がありますし、いわゆるストレスも少なからぬ影響があることがあります。明らかに喘息の原因になる、悪化させるという物質だけでもたくさんあって、ヘアスプレー、香水、線香など、他人から発せられるもの、その場にたまたま存在する?ものも含めて、原因探しを行います。


さんざん原因探しをしても、どうもそういったものがない、でも職場に行くと発作が出る、というようなときには職場の人間関係、ストレスなども疑う必要があります。そうしたことを考える際には、いろいろな患者さんの背景となるようなことをお聞きする。そういった研修を積むことは本当に大事なことなのです。


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posted by 長尾大志 at 14:26 | Comment(0) | web喘息講座
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