2013年05月06日

ストレスと喘息

本日も灰田先生の記事(ドクターサロン vol.57 No4 2013)より。


ストレスと喘息の絡みで臨床的に一番の問題は、パニック障害や過呼吸になったときです。しばしば、そもそも喘息発作との鑑別が困難であることが問題になります。加えて、合併していることも少なからずあり、喘息発作→過呼吸、パニックとなって、対処が大変であったりします。喘息のコントロールがよろしくないことで、精神的にも不安定になる例も少なからず見られます。


ともかく鑑別には、まずβ刺激薬吸入。これで改善が見られる成分は(あえて「成分」というのは、精神的な要素はすべてが改善しない可能性があるからです)、喘息の要素であるということです。


β吸入で完全によくなればそれは症状のほとんどが喘息であって、それに随伴する症状は喘息の悪化要因、あるいは喘息発作によって誘発された精神症状である、ということになりますが、β吸入でよくならなければそれは情動性の要素が大きい、というように判断します。


喘息の要素が大きければ、この状況の問題は喘息であることを患者さんによくよく説明し、喘息のコントロールは吸入ステロイドなどを使うことできっちりできること、コントロールがつくことで精神的にも安定することが期待できること、等を理解していただき、治療計画をお示しします。


きちんと理解していただければ、精神的にも安定され、治療に協力していただけることで、ずいぶん状態がよくなることが経験されます。


問題はβ吸入でよくならない成分です。灰田先生がいろいろと苦労されたケースを書かれていますが、実際なかなか大変なのです。餅は餅屋で精神科にお世話になることが多いのですが…。


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posted by 長尾大志 at 13:43 | Comment(0) | web喘息講座
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