2013年06月03日

胸部CT道場9・飛び飛びに白くなる陰影5・粒状影のいろいろ4・小葉中心性粒状影2

細気管支に炎症が起こることで可視化した病変は、元々の細気管支の形〜細気管支が膨化した形をとります。


4細気管支の可視化.JPG


5小葉中心付近に存在する細気管支.JPG


このような小葉中心性粒状影の代表例として良く挙げられるのは、びまん性汎細気管支炎(diffuse panbronchiolitis:DPB)という疾患です。細気管支のあるところ=肺の端から数mm離れたところですから、肺の1番外縁部から数mm離れたところに、飛び飛びの白い陰影(粒状影)が生じます。


6小葉中心性粒状影・拡大図.JPG


拡大して見れば見るほど、単純な粒の形はしておりませんね…。細気管支周囲の肺胞にも炎症が及ぶと、小葉中心部にある少し大きめの結節として見えることもあります。


7細気管支と周囲の肺胞に病変.JPG


また、細気管支の周囲にできた小さな結節病変と、分岐する細気管支の陰影をして、「枯れ木に花が咲いたような」tree-in-bud(bud=つぼみ)という何だか文学的な表現をすることがあります。ただこのあたりの言葉の意味も少しずつ変わってきており、議論のあるところでもあるようで、あまり強調することは止めておきます。


8tree-in-bud.JPG


9tree-in-bud(ちょっと派手?).jpg



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posted by 長尾大志 at 19:07 | Comment(0) | 胸部CT道場
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