2013年07月17日

胸部CT道場35・飛び飛びに白くなる陰影31・結節影・腫瘤影2・悪性を示唆する所見1・スピクラ(スピキュラ)・胸膜陥入像

結節影、腫瘤影と言うからには、膨らんでいる様子が見て取れるハズです。ちょっと復習。


XP (95).jpg


のように、外向きに凸であること。で、ある程度の大きさがあり、限局していること。このあたりが結節・腫瘤影の特徴であると言えるでしょう。



それで、悪性を示唆する所見ですが


  • 全周性に辺縁が不整

  • スピクラ(スピキュラ)形成

  • 胸膜陥入像



こういう所見が(特にスピクラや胸膜陥入像が複数)あると、原発性肺癌を示唆するといわれています。


スピクラは結節の周りに出ているトゲトゲみたいな所見で、病変辺縁の線維化・周囲の結合組織やリンパ管内への浸潤を示すといわれています。扁平上皮癌や腺癌など、原発巣でよく見られますが、転移巣ではあまり見られません。


63スピクラ.jpg


胸膜陥入像は字のごとく結節が胸膜を引っ張り込んだものです。図でおわかり頂けるでしょうか。1枚の胸膜を結節が引っ張り込んでいるので、1本の線に見えるのですがそこには2枚の胸膜が含まれています。そのためか、図のように少し分厚く見えることも経験されます。


薄い場合、胸膜に到達したスピクラと見分けが付かないこともありますが、まあ結節から線が出ていて胸膜に到達していたら、胸膜陥入像と言っておけばいいと思います。


64胸膜陥入像.jpg


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posted by 長尾大志 at 18:15 | Comment(0) | 胸部CT道場
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