2013年07月19日

胸部CT道場37・飛び飛びに白くなる陰影33・結節影・腫瘤影4・良性を示唆する所見・石灰化

一方、

  • 全周性に辺縁が整、ツルツル感

  • スピクラ(スピキュラ)なし

  • 胸膜陥入像なし

  • ノッチがない、あるいは浅い



という所見が見られると、いずれも良性を示唆、あるいは活動性が低そうな所見となります。


それ以外に良性を示唆する所見として、石灰化があります。石灰化は縦隔条件で真っ白(骨と同じ密度)に見える部分で、良性腫瘍でよく見かけます。


ただ、胸部CTの知見が集積されるにつれ、悪性であっても石灰化を内部に含む結節が経験されるようになってきました。例えば、陳旧性の結核腫(石灰化あり)のような変性した部位は発癌しやすく、しばしば肺癌が発生しますが、その場合、


66石灰化のある陳旧性病変から発生した肺癌.jpg


こんな感じで癌の内部に石灰化を含んでしまうのです。ただ、この場合の石灰化は端の方に存在することになります。


すなわち、結節の端の方の石灰化はむしろ悪性であったりします。それに対して、良性の石灰化は偏りがなく、中心性、層状、輪状、全体的(びまん性)、ポップコーン様に見られるとされています。


67全体的に石灰化、の結節.jpg


この症例は陳旧性肺結核です。


胸部CT道場に入門する

トップページへ

posted by 長尾大志 at 19:18 | Comment(0) | 胸部CT道場
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。