限局性すりガラス影で径が5mm未満のもの。
この大きさですと、先に述べたような辺縁の感じや、随伴所見などはよくわかりません。そのため、そういう所見から良性、悪性を鑑別することは困難になります。
また、この大きさのものには多くの炎症性、良性病変が含まれます。仮に悪性であっても、すりガラス影を呈するのは細気管支肺胞上皮癌が多く、急速に増大したりStageが変わったりすることはほぼないと考えられています。
従って、限局性すりガラス影で径が5mm未満のものは、半年〜1年後に経過観察CT、とされることが多いようです。それで消えればよし、そのままであれば引き続き経過観察、といったところですね。
胸部CT道場に入門する
2013年07月26日
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