2013年07月28日

第41回Shiga Chest Disease Conference見聞録

木曜日、表記の会に参加してきました。諸事情?でなかなかこの手の会には参加出来かねるのですが、長崎大学の教授になられた福岡順也先生による特別講演の魅力にはあらがえず、子供の入浴、歯磨きを放ったらかして、ついフラフラと参加してしまいました。


その特別講演、表題が

CPFE and LDCTD-ILD, Do they actually exist?”

という刺激的なもので、いつもながら、病理の先生であるのに臨床にぐぐっと踏み込まれた、大いに私見を交えられた、でも、だからこそ、大変興味深いお話でした。


「これを言うと怒られるのですが」「コルビーが言ってました」「このK先生のペーパーをrejectし続けてたのがK先生で…」などなどのエピソードトークも面白かったです。


若い先生方もちらほら居られたのですが、ちょっと大人向けのお話で、「難しかったです」との感想がちらほら。そうですね。私ぐらいでちょうど楽しめたんじゃないかなーと思いました。


間質性肺炎を考える上で、特発性群と膠原病群(LDCTD-ILD)、さらに喫煙が関与してきたCPFEをどう考えていくか、現在進行形で大変悩ましいところなのですね。


いろいろな標本、データを見せてくださったのですが、一口で言うと、病理の側からUIP病変は確実にあると。で、それはステロイドやその他の介入が無効な、いわば悪性に近い疾患で、それを種々の要素が修飾しているのではないか、という大変クリアーな考え方です。


いやもう、それでいいでしょ、って感じ。病理学、形態学上の議論にいささか辟易していた昨今、かなり魅力的でした。


また、以前入局宣言をしてくださっていたN先生が市立N病院から参加されていました。「再来年(3年目)にはお世話になります」、「こちらもちゃんと机を用意しておきます」と相思相愛を再確認。うれしいことですね。ホント、励みになります。


N先生にも確認されたのですが、なんかいろいろな噂?があるのですが、私はずっと滋賀医大にいますからね。「戻りたいけど、長尾先生いるのかな?」という心配はご無用です。どんどん戻ってきてください(笑)。

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posted by 長尾大志 at 10:24 | Comment(0) | 学会・研究会見聞録
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