2013年07月31日

何気なく投与している酸素についてちゃんと考える11・ネーザルハイフローシステムの理屈1・そもそもローフローシステムとは

いささか唐突ですが、最近そこここでご質問も多いネーザルハイフローについて、取り上げたいと思います。まあ、ずーっとCTばっかりだと読んでいて飽きるかなあと思いまして(本当は書く方が飽きてきたのですが…)。


今はどうか知りませんが、当施設への導入当時、テ○モやF&○の説明があまりにもひどかったので、わかりやすい説明を作って多くの方に知ってもらおう、と思い立ったわけです。


ところが他のことに手を取られてなかなか時間が取れず、随分時間が経ってしまいました。と思っていたところ、この前の「わかあゆ呼吸ケア勉強会」でスライドを作りましたもので、お蔵だし、ご紹介をさせていただきたいと思う次第です。



通常私たちにとってなじみのある酸素投与システム、壁から酸素を引っ張ってきてチューブを通して鼻のところに持っていったりマスクにしたりするやつ、アレはローフローシステムと言います。


何が「ロー(低い)」なのかと言いますと、流速。流速が吸気流速よりも遅いものをローフローシステムというわけです。


そもそもこれまでは、壁から出てくる酸素の流速はせいぜい15L/分(=250ml/秒)であり、400〜600ml/秒とも言われる吸気流速よりは圧倒的に遅かったわけです。ただ、それしかなかったため、あえて「ロー」フローとも呼ばれてこなかった。


実は昔からあるベンチュリーマスクはハイフローシステムでしたが、理屈が難しかったからか、最大でもFIO2が50%にしかならなかったからか、あまり大々的に使われていなかった印象があります。CO2ナルコーシスをよく扱う呼吸器病棟ぐらいでしか使われていなかったんじゃないでしょうか?


しかし!れっきとしたハイフローシステムが登場した以上、これらの酸素システムは「ロー」フローシステムと呼ばれるようになったのです。


何気なく投与している酸素についてちゃんと考えるを最初から読む

トップページへ

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。