2013年09月02日

3学会合同呼吸療法認定士認定試験対策講座・拡散障害について・拡散能の測定法(1回呼吸法)

肺胞内に入った酸素が血中を運搬されるに至るまでの能率を拡散能といいます。当然知りたいのは酸素の拡散能なのですが、酸素と同様の拡散能力を持ちながら生体には存在せず、かつHbに強力にくっついて血液そのもの(溶媒)には溶けない一酸化炭素(CO)を用いて拡散能を測定します。


よく行われるのは、1回換気法という測定方法です。


まず最大呼気位まで空気をはき出します。そのときの肺内には、ほぼN2とO2のみ含まれています。その後、元々体内にない、CO、Heを含む混合ガスを思い切り、最大吸気位まで吸い込みます。そして、10秒間息を止める。


混合ガスの割合
  • O2=21% 拡散する

  • CO=0.3% 拡散し、Hbにくっつく、かつ希釈される

  • He=5% 拡散せず、ただ希釈される



2410秒間息止め.jpg


10秒間息止め後、呼出していただきます。


元々最大呼気位でも残気量分は空気が残っていますので、混合ガスはその空気と混ざり、一定割合で希釈されます。ですから呼気のHe濃度を測定することで希釈率が計算されます。


COは希釈されると共に拡散もしますので、COの減少分(=希釈分+拡散分)とHeの希釈分から、純粋にCOの拡散分が求められます。


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