2013年09月03日

3学会合同呼吸療法認定士認定試験対策講座・酸素解離曲線1・酸素飽和度とは

酸素解離曲線。頭の痛いところですね。覚えてもすぐ忘れる(私だけ?)。一体全体アレはそもそも何を表しているのか、それを理解すると、少しは覚えやすくなるかもしれません。


あの曲線は、まあこんなやつですが、横軸がPaO2、縦軸が酸素飽和度(SaO2)になっています。「曲線」がガタガタしてるのは手書きだからです。ガタガタ言わないように!


31酸素解離曲線.jpg


PaO2の意味は以前に説明していますが、ちょっと復習。体内の「ある場所」における「あるガスの割合」を表す表記方法は、こんなふうになっています。


PaO2


まず1文字目には、そもそも割合を表すのか、圧力(分圧)を表すのか、飽和度を表すのか、を示す文字を置きます。使う文字は…

P:pressure(圧力)、単位はTorr=mmHg
F:fraction(分画、割合)、単位は%
S:saturation(飽和度)、単位は%



次の2文字目は、どこにあるガスのことか(ガスのある場所)を表す文字を置きます。使う文字は…

I:inspiratory(吸入気)
A:alveolus(肺胞)
a:artery(動脈)



最後に、何のガスのことを見ているかを置きます。

O2:酸素
CO2:二酸化炭素
N2:窒素


ですからPaO2は、動脈血における酸素の分圧を表します。この分圧、というのはその場にあるガスの圧力割合のことで、圧力が高いということはその場にたくさん存在する、ということです。また、分圧が高いとより多く水に溶け込みますし、移動もしやすいことになります。


次に酸素飽和度(SaO2)。これは動脈血における酸素飽和度のことを表します。飽和度とは何か。というか、飽和とは何かってことですが、これはヘモグロビン(Hb)に酸素がどのくらいくっついているのか、という指標となります。


ご存じの通り酸素は血液中では、血液そのものに溶けるよりもずっとたくさん、Hbにくっついて効率よく運搬されているわけですが、Hb1個には4個のO2分子がくっつきます。4個全部くっついている状態を「飽和(=お腹いっぱい)」といい、どの程度飽和しているかを%で表したものを飽和度といいます。


32酸素飽和度(SaO2)とは.jpg


動脈内にあるほぼ全てのHbが飽和していれば、SaO2=100%、となりますし、半分ぐらい飽和していればSaO2=50%となります。


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