2013年09月09日

3学会合同呼吸療法認定士認定試験対策講座・酸素解離曲線5・酸素解離曲線の移動

HbがO2をスムーズに運搬・受け渡しするために、さらなる工夫、というかうまいメカニズムがあります。しかしまあこれが勉強する人にとっては頭を悩ませる原因となるのです…。


肺胞と組織ではPaO2が異なるため、結果としてO2が多いところではO2がくっつきやすく、少ないところではO2を離しやすい。この原則をさらに推し進めるメカニズムがあります。それが、あの、例の、いわゆる、酸素解離曲線の右方移動とか左方移動とかいうやつなのです。


基本、肺胞の環境においてはO2がくっつきやすく、組織の環境ではO2が離れやすい、というのが望ましいわけです。そうすると、酸素解離曲線において、より肺胞っぽい?領域では、同じPaO2に対して飽和する酸素量は多くなり、より組織っぽい?領域では、同じPaO2において飽和する酸素量が減る、という方が都合がよいわけです。


そこで、もう一度酸素解離曲線を見てみましょう。


31酸素解離曲線.jpg


この曲線よりも、さらにO2がくっつきやすくなる、ということは、この曲線が上に(左に)移動すればいいですね。


一方、O2が離れやすくなる、ということは、この曲線よりも下に(右に)移動する、ということになります。


したがって、こんな感じで移動することになります。


41酸素解離曲線の移動.jpg


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