そういうわけで、昨日は肺聴診セミナーに行って参りました。
肺音研究会というものの存在も知らなかった私ですが、呼吸器学会からのご案内で今年は京都でその研究会が開催されること、そして関連するセミナーが同時に開催されることを知りました。
まともに聴診教育を受けたとは言えない私、やはりこの機会に「その道の権威」の先生方に教えを請うべきであろう、と考えて、行楽シーズンまっただ中の京都に行って参りました。
1日掛けてみっちりと、いろいろな勉強が出来た貴重なひとときでした。また診断手順ガイドやそれ以外の記事にもフィードバックさせていきたいところですが、とりあえずの振り返りを。
■自分の理解で良かった点を確認できた。
連続音−wheezes
rhonchi
断続音−coarse crackles
fine crackles
の分類法の歴史、それと機序について学びました。自分の理解がほぼ権威先生方の統一見解と一致していることが確認できてホッとしました。
■新しい知見
ちゃんと勉強していなかったのが良くないのですが、声音振盪の理屈、肺内での音の伝搬を勉強できて、肺炎での身体所見や胸水での身体所見が変化してくる理屈が理解できたのでスッキリしました。
■どうしても主観的になるところがある、ということがわかった。
異常呼吸音を聞いて、「これを何と表現しますか?」と参加者に問うコーナーがあったのですが、まあ参加者が少しばらけるのは良いとしても、権威の先生方の見解が時に不一致を見ていたのが、何ともいえない微妙な雰囲気でした。
■プレゼンテーションスキルの大切さを実感。
今回のように数名の先生方に登壇いただく会ですと、プレゼンの差が歴然としてきますね。もって他山の石と為すべし、自分が受講する立場で「聞きやすさ」「わかりやすさ」を追求することが大切だなーと肝に銘じました。
2013年11月17日
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