12月から呼吸器内科をローテしてくれているY先生、それに以前ローテしていたT先生が立て続けに入局宣言をして下さいました。
志を同じくする仲間が増えることは本当にうれしいですね。Y先生、T先生、これからもよろしくお願いします。Y先生もT先生も、残る数ヶ月を有意義に過ごせるよう、ローテーション先を考えなくてはなりません。
以前にも書きましたが、医師としての幅を決めるのが初期ローテであります。それゆえに、出来る限り最初の2年間は「今後の専門以外」の科をまわるべき、なんですね。臨床医は幅広くいろいろなことを知っていて欲しい、と思うのです。
よく、2年目に、今後行くであろう科中心に回っている人を見かけますが、長い眼で見た時にはどうなんかな…と思うところです。特に、呼吸器内科は画像をきちんと読んでナンボだし、グラム染色も、細胞診や病理にも馴染んでおきたい、というところで、放射線科と細菌検査、病理検査などを回られると、将来とっても役に立つでしょう。
■滋賀IPF研究会にて、Y先生のデビュー戦。
そのY先生、たまたまなのですが、木曜日の滋賀IPF研究会にてデビュー戦を飾ることが出来ました。デビュー戦とは思えないほどしっかりハキハキと発表できて良かったですよ。
小倉先生にも名前を覚えていただいたし、こういう会で発表デビューできたのはラッキーでしたね。
■「酸素」を使う医療者全員が必ず知っておかねばならないあれこれ
呼吸ケアラウンドチーム主催の講習会でお話をしました。
医療安全研修に該当する講習会(絶対参加せなあかんやつ)に認定されたこともあり、結構な盛況でした。
ポイントは
- 鼻カニュラでは5L/ 分が限界。
- マスクは5L/ 分以上で使うべし。
- ハイフローシステムの理屈。
- インスピロンの落とし穴。
あたりでしょうか。
3月、4月にあるメディカ出版さんの講演でも酸素の話をやる予定ですが、今回のネタを数段パワーアップして、濃くしてお届けする予定です。参加予定の方はお楽しみに。