それでは選択肢を考えましょう。
肺腺癌患者の手術適応を決定する上で有用でないのはどれか.
a PET/CT
b 頭部造影MRI
c 腫瘍マーカー
d 胸腹部造影CT
e 腹部超音波検査
といっても、画像検査でないのは1つしかありません。臨床病期を決める作業は画像所見によっている、ということがわかっていれば答えは一つしかない、はずなのです。で腫瘍マーカー。
腫瘍マーカーは特異性に乏しく診断的意義は少ない、もちろんすごく高値であれば「癌だろうな」とは思いますが…。身体のどこにあるか、転移の有無、などを示すものではない、ということが頭の片隅にでもあれば、回答自体に迷うことはそうないのではないでしょうか。
ということで、回答はcでよいかと思います。
医師国家試験過去問(呼吸器系)つまずきポイント徹底解説を全部読む
2014年02月21日
第108回医師国家試験呼吸器系問題解説・肺癌の病期決定・解答と解説
posted by 長尾大志 at 15:23
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