2014年02月21日

第108回医師国家試験呼吸器系問題解説・肺癌の病期決定・解答と解説

それでは選択肢を考えましょう。


肺腺癌患者の手術適応を決定する上で有用でないのはどれか.

a PET/CT

b 頭部造影MRI

c 腫瘍マーカー

d 胸腹部造影CT

e 腹部超音波検査


といっても、画像検査でないのは1つしかありません。臨床病期を決める作業は画像所見によっている、ということがわかっていれば答えは一つしかない、はずなのです。で腫瘍マーカー。


腫瘍マーカーは特異性に乏しく診断的意義は少ない、もちろんすごく高値であれば「癌だろうな」とは思いますが…。身体のどこにあるか、転移の有無、などを示すものではない、ということが頭の片隅にでもあれば、回答自体に迷うことはそうないのではないでしょうか。


ということで、回答はcでよいかと思います。


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