2014年03月22日

2014 NSCLC Treatment Forum in Nagoya見聞録

昨日行ってきたのは上記の会です。


イーライリリーの会だったのですが、アリムタのことではなくEGFR変異陽性のNSCLCに対する化学療法の方針について、がメインテーマでした。


EGFR変異陽性のNSCLCの一次治療に関する世の中の趨勢はTKIが優先なんですね。


でも何人かの先生は(前に出てしゃべっている先生方の中でも)、それぞれの考え方でプラチナダブレットを優先させておられる。T病院のT先生もダブレット優先されると聞いて、(私自身もプラチナダブレット優先派なので)ちょっとうれしかったです。


TKI優先時に問題になるPDの時の対処、RECIST PDかClinical PDか、どの時点で切り替えるか、という議論も、ウチのカンファレンスでもしばしば議論になるところですが、自分の考えが現在あるエビデンスに照らし合わせて妥当な考え方をしていることを再確認。やはり皆さん、患者さんとの対話の中で、患者さん一人一人にとって最適な解は何か、真剣に考えておられることがよくわかりました。


TKIと従来からの化学療法における耐性の概念、新しい研究デザインの考え方など、興味深かったです。

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posted by 長尾大志 at 18:17 | Comment(0) | 学会・研究会見聞録
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