2011年04月06日

処置中に、絶対にやってはいけないこと。

先輩の言葉です。

「処置中は、ムダな声を出すな。」

あ、もちろん、必要な指示や、アレ取って下さい、みたいなのはいいんですよ。

最悪なのは、

「あっ」と言うこと

これで、患者さんの不安は15倍ぐらいになります。

上の先生も、いろいろ細かく言いたいことはあるでしょうが、大間違いでなければ黙って見過ごして、後でまとめて教えてあげましょう。あるいは、無言で指で指したり、手を取ったりで指示する方がいいのではないかと思います。

上の先生が「そうじゃない」とか言ったり、事細かに指導したりするのを聞くと、患者さんの不安は8倍ぐらいになりますし、若い先生も、処置中はかなりテンパってますので、耳に入らなかったりします。

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2011年04月05日

拷問のコツ

突然ですが、中世〜近世の頃?には、拷問がよく行われていたそうです。


拷問のコツって、ご存じですか?
(ご存じだったら、それはそれで怖いか…。)


いろいろな責め方??があるようですが、すべてに共通するコツとしては、


あらゆる動作を、ゆっくり行う


ことだそうです。

繰り返しますが、


ゆっくりやられると、痛みは倍増するのです


何が言いたいかって、言いたいことは、


処置は素早くやった方が、患者さんの痛みは少ない


ということです。

出だしを読まれた方は、長尾どうなった?と思われたかもしれませんが、
ようやく本来の内容になりましたね。

特に、皮膚、胸膜といった神経の多い部位を貫いたり切ったりするとき、そういう部位は、

すばやく通過するべし

頭に入れておいて下さい。

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2011年04月04日

新人医師諸兄に贈る言葉「30の法則」

今年もフレッシュマンの皆さんが勤務を開始されました。
希望もあり、不安もあることでしょう。

先輩からの言葉を贈ります。


最初は慣れないことばかりで、「本当に自分に医者ができるのか」不安が多いと思いますが、初期研修中に身につけるべき手技のほとんどは、「練習すれば、必ずできるもの」なので、是非頑張って練習しましょう。

「30の法則?」というのがあって、一般的な手技・処置(気管内挿管、中心静脈カテーテル留置、胸腔ドレーン留置など)は、30回経験しなさいと。

30回やれば、必ずモノになる、といいます。

だいたい、最初の数回はビギナーズ・ラックで(無心でやるので)うまくいくのですが、何回かやると(色々考え出して)うまくいかなくなることがある。そこで色々やってみて、スランプを脱出するのが10〜20回目ぐらいだそうです。

その後、いろいろなパターン、困難症例などを経験し、30回もやると、どんな場面でも自信を持ってできるようになるようです。

そういわれて、私も若い頃に、処置をやるたびにカウントしていたことを思い出します。

どん欲に手技機会を求めて参りましょう!

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