2023年09月26日

肺の孔#121問題A解説

昨日の写真、ぱっと見わかりにくいのですが、ふわっとした小さく繊細な結節が両側肺野に散在しています。また肺門が少し拡大し、濃度も上昇しているように見えます。

胸部X線写真読影道場『肺の孔』121.jpg

サルコイドーシスが疑われましたが、単純写真では難しいと思います。

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posted by 長尾大志 at 18:18 | Comment(0) | 胸部X線道場

2023年09月25日

肺の孔#121問題A

肺の孔#121問題Aをご紹介します。

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posted by 長尾大志 at 16:55 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年09月24日

肺の孔#121問題@解説

左中肺野、肺門付近に腫瘤を認めます。その辺りの下行大動脈は2弓と重なっていて認識しにくいですが、シルエットサイン陽性と取りました。また肺門の血管影は全く見えず、こちらもシルエットサイン陽性と考えられます。

CTでは下行大動脈に接する左下葉の腫瘤で、腺癌でした。

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posted by 長尾大志 at 19:08 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年09月18日

肺の孔#121問題@

肺の孔#121問題@をご紹介します。

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posted by 長尾大志 at 15:42 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年09月17日

肺の孔#120問題B解説

中下肺野に複数の高吸収域が見られます。辺縁はかなりくりっとシャープで、内部にエアブロンコグラムは全く見えませんので、コンソリデーションではなさそうです。

心陰影は見えていますが下方ではシルエットサイン陽性、下行大動脈も下の方では陽性です。横隔膜は挙上、ないしシルエットサイン陽性です。

CTで確認すると陰影の一つは肺化膿症、もう一つは葉間胸水によるVanishing tumor様の陰影でした。下方には胸水も見られ、これがシルエットサイン陽性の原因でした。

120.jpg

いずれの高吸収域も辺縁が比較的クリっとビシッとしていたのは、やはりただのコンソリデーションではなかったのですね。勉強になります!

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posted by 長尾大志 at 16:56 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年09月16日

肺の孔#120問題B

今日はそんなわけで、汐田総合病院 第9回総合診療エッセンシャル講座でした。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。直前に誤嚥したこともあり、声ガラガラでお送りしてしまいましたが、最後まで忍耐強くご視聴いただきありがとうございました。

それでは、肺の孔#120問題Bをご紹介します。

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posted by 長尾大志 at 19:30 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年09月14日

肺の孔#120問題A解説

昨日の肺の孔#120問題Aは、左全域の高吸収+気管の右偏位、シルエットサインはすべて陽性、ですから胸水か(良性)腫瘍かなーというところですが、内部に少し肺紋理を含む含気が残っている様子から、腫瘍というよりは胸水が考えやすい像になります。

エコーで胸水を確認し、穿刺ののちドレーン留置を行いました。胸水からは腺癌細胞が得られ、他臓器からの胸膜播種と考えられましたが、高齢、PS不良のためそれ以上の精査を行うことはありませんでした。

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posted by 長尾大志 at 16:30 | Comment(0) | 胸部X線道場

2023年09月04日

肺の孔#120問題@解説

少し基礎の肺野がもにゃもにゃ、網状影というかすりガラスというか、高吸収のある中に、右上肺野に結節を見つけていただきたい陰影でした。

こちらは扁平上皮癌、切除可能なステージでした。

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posted by 長尾大志 at 20:09 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年09月03日

肺の孔#120問題@

しばらく間が空いた間に進んでしまっている、肺の孔#120問題@をご紹介します。ちょっと諸事情で画質が悪いですが……。

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posted by 長尾大志 at 11:52 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年09月02日

日経メディカル 長尾大志の「わかりやすイイ 胸部X線写真読影 アドバンス」第7回公開されました〜

日経メディカルさんで連載中の「長尾大志の『わかりやすイイ 胸部X線写真読影 アドバンス』」昨日、第7回が公開されました!

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/tnagaoadvance/202309/580913.html

今回いよいよ新章に突入、○○について掘り下げていきます!○○のパターンの陰影を網羅致しましたので、一通りご覧いただければと思います。

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posted by 長尾大志 at 13:03 | Comment(0) | 胸部X線道場

2023年08月31日

わかりやすイイ 胸部X線写真読影 アドバンス19 胸水2 extrapleural sign

日経メディカルオンライン記事を動画で解説する連動企画、第19回は胸膜疾患でしばしばみられる、extrapleural signのお話です。胸膜疾患(=肺外病変)が生じるとどのような変化が生じて、その結果どのような陰影を呈するか、わかりやすく説明しています⇒
https://youtu.be/Msg6fiJFbKk

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posted by 長尾大志 at 18:53 | Comment(0) | 胸部X線道場

2023年08月26日

わかりやすイイ 胸部X線写真読影 アドバンス18 胸水1 典型的所見

日経メディカルオンライン記事を動画で解説する連動企画、第18回は胸水のお話です。胸水が生じるとどのような変化が生じて、その結果どのような陰影を呈するか、わかりやすく説明しています。⇒
https://youtu.be/ON71ueKPDKM

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posted by 長尾大志 at 13:10 | Comment(0) | 胸部X線道場

2023年08月20日

肺の孔#119問題B解説

右中下肺野にコンソリデーション様の高吸収域を認めます。毛髪線との関係性は不明瞭ですが、心陰影とはシルエットサイン陽性、横隔膜とは陰性に見えます。エアブロンコグラムは一部見られます。坐位ですが心拡大はあるようです。

こちら、CTでみるとコンソリデーションとすりガラス影が混在しており、各種検査からレジオネラ肺炎と考えられましたが、単純X線写真からだけではそうとはわかりませんでした。


明日から夏休みに入らせていただきます。写真だけ投稿、はあるかもしれませんが、更新頻度は落ちるかと思います。ご理解ご容赦のほどよろしくお願いいたします。

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posted by 長尾大志 at 22:07 | Comment(0) | 胸部X線道場

2023年08月18日

肺の孔#119問題B

肺の孔#119問題Bをご紹介します。

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posted by 長尾大志 at 14:00 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年08月16日

肺の孔#119問題A解説

ポータブルっぽい写真ですので、肺の大きさの評価は困難ですが、少し小さめに見えます。どうやら円背気味のようです。

両側中下肺野を主体に高吸収域が見られます。低吸収域も共存していて、網状影ないし気腫にsuperimposeしたコンソリデーション・すりガラス影などのように見えます。

実際にはCOPDに合併した肺胞出血の症例でしたが、単純X線写真ではそこまで読み取るのは困難です。

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posted by 長尾大志 at 15:43 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年08月15日

肺の孔#119問題A

お盆休みしていたわけではございませんが、昨日は1日、とある大学の講義資料作りと、試験づくりをしておりました。作業に没頭すると、更新を忘れがちですね……。

というわけで、肺の孔#119問題Aをご紹介します。

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posted by 長尾大志 at 12:31 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年08月13日

肺の孔#119問題@解説

昨日の問題の解説ですが……

両側上肺野に、左右対称性に、割と境界線がはっきりとした高吸収域が見えます。内部にエアブロンコグラムもありそうですね。

こちら、頸部の悪性腫瘍に対する放射線照射後(鋭いコメントございました……)の放射線肺炎でした。

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posted by 長尾大志 at 00:49 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年08月11日

肺の孔#119問題@

肺の孔は休み休みありながらも進んでおります。

#119問題@をご紹介しておきます!

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posted by 長尾大志 at 15:25 | Comment(2) | 胸部X線道場

2023年08月02日

肺の孔#118問題B解説

肺の孔118Bを考えるには、あの写真1枚では難しい面もあるかと思います。下肺野のべったりした陰影、まだらに含気が残っている感じもありますし、端を見ると胸水っぽく持ち上がってもいます。心陰影、下行大動脈、横隔膜いずれもシルエットサイン陽性です。ということで、胸水はあるだろうと。また上部に残る心陰影はかなり拡大しているようです。

2年前の写真を見てみましょう。

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既にこのときCOPDっぽくなっています。そこからの肺炎+胸水、それにうっ血性心不全もあるように思われます。本症例は肺炎からの膿胸、それに心房細動からの心不全も合併していました。

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posted by 長尾大志 at 11:17 | Comment(2) | 胸部X線道場

2023年07月31日

日経メディカル 長尾大志の「わかりやすイイ 胸部X線写真読影 アドバンス」第6回公開されました〜

日経メディカルさんで連載中の「長尾大志の『わかりやすイイ 胸部X線写真読影 アドバンス』」本日、第6回が公開されました!

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/tnagaoadvance/202307/580528.html

今回もしつこく○○肺の続きですが、これで最後です!○○肺の限られたパターンの陰影を網羅致しましたので、一通りご覧いただければと思います。

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posted by 長尾大志 at 11:23 | Comment(0) | 胸部X線道場

2023年07月29日

肺の孔#118問題B

今日も明日も大移動。肺の孔#118問題B、ご紹介しておきます〜

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posted by 長尾大志 at 21:12 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年07月27日

肺の孔#118問題@、A解説

はるか昔、遠い遠い宇宙の果てで……

肺の孔#118問題@、Aのご紹介をしましたが、解説がまだでした汗。

肺の孔#118問題@
http://tnagao.sblo.jp/article/190428418.html

両側に散在する、1つ1つが比較的大型の(おそらく数cm径)結節〜腫瘤影。最大のものは左下肺野、心陰影の陰にあり、下行大動脈とシルエットサイン陽性です。他には両側肋横角がシルエット陽性で、胸水の存在を示唆します。単純写真では判然としませんが前縦隔に腫瘤があり、胸腺腫瘍とその転移と考えられました。

肺の孔#118問題A
http://tnagao.sblo.jp/article/190447849.html

左中肺野にベッタリとしたコンソリデーション様の高吸収域を認めます。高吸収域の辺縁はかなり明瞭である点が、肺炎によるコンソリデーションとは少し違う印象を持ちます。左横隔膜は挙上しておりますが胸水ははっきりとは認められません。左横隔膜が挙上する原因として無気肺を想定しますが、高吸収域の中枢側にはエアブロンコグラム様に見える部分があり、腫瘤の存在ははっきりしません。左3弓シルエットサイン陽性で、上葉の陰影と考えられます。
既往として繰り返す肺炎および肺膿瘍・肺化膿症があり、徐々に左肺が収縮してきたと考えられました。今回の陰影も肺膿瘍・肺化膿症と考えられました。

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posted by 長尾大志 at 09:35 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年07月17日

jmed86)『外来での訴訟高リスク疾患20』徳田安春先生編集

先日、徳田先生編集 jmed86)『外来での訴訟高リスク疾患20』徳田安春先生より献本いただきました!

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このシリーズっぽく「訴訟」という切り口から、リスクの高い疾患を20症例を集められています。タイトルにもあるようにまずは訴訟事例を提示され、なぜ訴訟に至るような出来事が起こったのか、疾患に特徴的な所見をきちんと呈していれば診断はできるはずのところが、疾患特異的なピットフォール、他の疾患に化けることがある(カメレオン疾患)、逆にこういう疾患が問題の疾患に化けることがある(ミミック疾患)を挙げていただき、紛らわしい疾患が一目でわかるような記事になっています。

呼吸器疾患では見逃せない「肺炎」ということで、○○を取り上げられていますが、まさにカメレオン疾患やミミック疾患が豊富で、うまくそういった疾患を列挙していただいてると感じました。
 ○○は忘れたころにやってくる……。

診断エラーの問題はやはり医療を提供する上で避けては通れない問題ですし、こういう時代でもあり、何より外来や救急外来をやる上で、この書籍を手元に置いておかれると、あるいは外来に備え付けていただくと大変有用であると感じました。

徳田先生におかれましてはこのような書籍を編集いただき感謝いたします。ご献本ありがとうございました。

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posted by 長尾大志 at 17:24 | Comment(0) | 胸部X線道場

2023年07月12日

日経メディカル 長尾大志の「わかりやすイイ 胸部X線写真読影 アドバンス」第5回公開されました〜

日経メディカルさんで連載中の「長尾大志の『わかりやすイイ 胸部X線写真読影 アドバンス』」先日、第5回が公開されました!

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/tnagaoadvance/202307/580286.html

今回も○○肺の続きです。○○肺のことはもうわかったからいいや、って思われている方もおられるかもしれませんが、限られたパターンの陰影を取ることがほとんどですので、せっかくですから左右いくつかのパターンをしっかりご覧いただきたいと思います。

同時に「なぜ」そのような陰影になるか、ここのところをしっかり解説しておりますので、是非クイズにチャレンジして解説をご覧くださいませ〜。動画もご覧ください!





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posted by 長尾大志 at 08:47 | Comment(0) | 胸部X線道場

2023年07月08日

肺の孔#118問題A

先々々週……?の肺の孔#118問題、取り急ぎご紹介だけ致します。

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posted by 長尾大志 at 23:19 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年06月27日

肺の孔#118問題@

本日は2週間ぶりの肺の孔#119ですが、先々週の肺の孔#118問題もご紹介出来ておりませんでしたので、こちらでご紹介しておきます。

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posted by 長尾大志 at 17:33 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年06月25日

肺の孔#117問題B解説

肺の孔#117問題Bも、肺野に散在する結節影に気付かれますでしょうか。しかし、そこで終わりではいけません。

例えば、心臓裏の結節影。おそらくこれが一番大きいため、原発巣であろうと考えられます。

それらの所見に目を奪われてしまいますが、それ以外にも気管分岐角の開大、気管の左への偏位、それに頸部の盛り上がり(いずれも縦隔〜頸部リンパ節腫大を示唆)などなど、多彩な所見を呈していることに気付いていただきたいところです。

CTでは

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頸部、縦隔リンパ節腫脹

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肺野の結節が認められます。

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posted by 長尾大志 at 13:43 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年06月24日

肺の孔#117問題A解説

#117問題Aにつきましては、右上肺野、1、2前肋間と5後肋骨の交わる?あたりに結節が見られます。CTだとこんな感じ。

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こちらはよりシンプルに、肺腺癌でした。

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posted by 長尾大志 at 16:05 | Comment(0) | 胸部X線道場

2023年06月22日

肺の孔#117問題@解説

出張続きで解説記事がかけておりませんでした……。なお出張中のグルメ写真はこちらでは上がらないようですので、ご興味のある方はtwitter(@nagaotaishi)をご覧ください。

#117問題@につきましては、右中肺野、2,3前肋間と6後肋骨の交わるあたりに結節が見られます。CTだとこんな感じ。

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単純写真ではちょっと認識困難ですが、CTでは空洞が見られます。肺結核の症例でした。

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posted by 長尾大志 at 09:34 | Comment(0) | 胸部X線道場

2023年06月21日

肺の孔#117問題B

昨日と今日は、ここには書けない出張でした。まあなんとか、それほど消耗せずには済んだのでよかったです。こんなことなら「肺の孔」は出来たかも、とは思いますが、まあ仕方ありません。一応食べたもののご報告だけしておきましょう……と思っていたら、手違いで写真が上がりませんです。

というわけで、肺の孔#117問題Bをご紹介。

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posted by 長尾大志 at 20:41 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年06月20日

肺の孔#117問題A

今日……あ、昨日になってた……は、ここには書けないあれこれで飛び回っていましたね。そして明日、じゃなくて今日と明日も、ここには書けない出張です。今日、いや昨日もしんどかったですが、今日のお仕事もたぶん消耗しそう。少なくともクリエイティブなお仕事ではありませんですね。

あ、でも、そんなお仕事の合間に、tsucom Liveもやりましたよ!ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!!次回のtsucom Live「長尾大志のここから始める胸部X線講座」7月31日に日程が決まっております。是非覗いてみてください!
https://lp.tsucom.ai/tsucomlive/drnagao-1

そういえば今日一件クリエイティブなお仕事の依頼を頂いたような気がする……これはすぐに済みそうです!


というわけで肺の孔#117問題Aをご紹介。明日の「肺の孔」は、消耗するであろう書けない出張のために来週に延期とさせて頂きます。

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posted by 長尾大志 at 00:17 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年06月18日

肺の孔#117問題@

もう先々週分になってしまいましたが、肺の孔#117問題@をご紹介しておきます。

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posted by 長尾大志 at 13:47 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年06月08日

肺の孔#116問題B解説

#116問題Bにつきましては、両側下肺野のすりガラス様高吸収域、一部濃厚で左4弓や右横隔膜のシルエットサイン陽性に見えるところがあります。シンプルに?non-UIPの間質性肺炎の症例でした。

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posted by 長尾大志 at 13:50 | Comment(0) | 胸部X線道場

2023年06月07日

肺の孔#116問題B

昨日肺の孔#117が済んでしまいましたが、積み残しの#116Bを簡単にご紹介しておきます。

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それから今週末の、医学生・初期研修医のための適々斎塾「合水塾」の告知も再度しておきます!
私以外の皆さんが魅力的過ぎて、私が普通に聴きたいです。楽しみですね〜

(ここから告知文引用)

【日時】2023年6月10日(土) 15時30分〜17時30分
【開催方法】Zoom ウェビナーを利用したオンライン開催
【お申し込み】https://gassui07.peatix.com
【参加費】無料
好評企画のショートレクチャーシリーズが満を持して再登場!
学びの多いレクチャーでも、長時間では話す側も聴く側も集中力が途切れる…。
そこで、内容をコンパクトにまとめ、良いとこ取りが出来てしまう「ショートレクチャー企画」はいかがでしょうか?
適々斎塾若手部会のメンバーが推薦する新進気鋭の講師陣にご登壇頂きます!
先生方からは1レクチャー20分程度でお話し頂き、質疑応答も合わせて25-30分の予定です。
内容は選抜講師の得意分野、バラエティに富んだ内容でお届けします。
たくさんのご参加、お待ちしております!
【登壇者(レクチャー順)】
北野 夕佳 先生「救急で使える5分間ティーチング」
長尾 大志 先生「胸部X線写真読影がニガテな人へ」
橋本 忠幸 先生「だけでいい!フィジカルアセスメント」
大塚 勇輝 先生「救急外来で早くカルテを書くコツ」

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posted by 長尾大志 at 08:20 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年06月05日

肺の孔#116問題A解説

肺の孔#116問題A写真ですが、両側中下肺野優位にすりガラス様の高吸収域を認めます。で、これが肺野のすりガラス影なのかどうか、というところですが、正直難しいところです。

ポイントとしては右1、2弓に沿った、石灰化濃度の線でしょう。のみならず横隔膜にも部分的に石灰化の断片?が見られます。右CPAはやや鈍です。

というところで、実は本症例はアスベスト曝露に伴う胸膜斑(プラーク)+胸水による「一見すりガラス影」に見えた肺野陰影でした……。CTを使わないと判別困難ではないかと思います。

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posted by 長尾大志 at 14:32 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年06月03日

肺の孔#116問題A

というわけで、東京に来ています。明日スキルアップさんで胸部X線を見まくります。
PC持ってきていないもんですから、更新がちょっと面倒です。

肺の孔#116問題Aをご紹介だけしておきます♪

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posted by 長尾大志 at 17:21 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年05月31日

肺の孔#116問題@解説

昨日の「胸部X線写真読影道場『肺の孔』第116回」もなかなか歯ごたえがありましたね!

@は与しやすかったかなあと思いますが、左上肺野の、少し気管を圧している腫瘤影、大動脈弓(1弓)シルエットサイン陽性、という感じでした。内部に少し、さらに高吸収な部分が見えますが、1肋骨の石灰化でもよさそうです。また右肋横角は鈍です。小細胞肺癌の症例でした。

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posted by 長尾大志 at 18:23 | Comment(0) | 胸部X線道場

2023年05月30日

肺の孔#116問題@

本日18時30分より、胸部X線写真読影道場『肺の孔』第116回、ハイブリッド開催いたします〜。

今日の問題も、チラ見せしますね〜!

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posted by 長尾大志 at 13:04 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年05月29日

肺の孔#115問題A解説

続きまして、先週の肺の孔#115の問題A解説も少しやっておきます。

目立つ変化としては左中肺野にべたっとした高吸収域があり、大動脈とのシルエットサイン陽性、心陰影とのシルエットサイン陰性で、高吸収域の上端がまっすぐであり、二ボー様に見えます。そういう眼で見るとその上方は肺紋理に乏しくも見え、肺内に膿瘍、もしくは肺外の限局した膿胸、などが考えられます。

それ以外には両側下肺がなんか汚い、粒状影というか網状影というか、そんな感じの陰影がありますね。一部TramLine様、気管支拡張像にも見えます。

症例としては、元々繰り返す細気管支炎があるところに肺膿瘍が合併してきた、ということでした。

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posted by 長尾大志 at 13:08 | Comment(2) | 胸部X線道場

2023年05月28日

肺の孔#115問題@解説

また間があきましたが、先週の肺の孔#115の問題@解説を少し。

左上肺野には1弓とのシルエットサイン陽性、かつ気管を引っ張り込んでいる高吸収域、中下肺野は少し淡いものの3弓、4弓半ばあたりまでとシルエットサイン陽性の高吸収域があり、胃泡は少し挙上しています。心陰影に重なって結節ぽい陰影が見られますが、右も同様であり、境界の明瞭さからもnippleかと思われます。左上葉無気肺は確実にあるでしょうが、下葉の病変については評価困難です。肋横角は鈍で、胸水もあるようです。

右はnippleとおぼしき結節の下にもう1つ結節影があるように見えます。肋横角は鋭です。

左上葉肺癌からの無気肺、胸膜播種、右の陰影はやはりnippleと肋骨骨折後の所見でした。

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posted by 長尾大志 at 15:55 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年05月22日

肺の孔#115問題A

明日火曜日の肺の孔、第115回の問題をさらに!チラ見せします〜

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ありゃりゃ、こりゃなんだ〜〜

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posted by 長尾大志 at 16:33 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年05月21日

肺の孔#115問題@

次回火曜日の肺の孔、第115回の問題をチラ見せします〜!

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posted by 長尾大志 at 17:40 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年05月19日

肺の孔#114解説B

#114B、一見正常!?にも見えますが……。

違う症例ですが、正常像と比較すると、「異常所見」がわかりやすいと思います。

胸部X線写真読影道場『肺の孔』114.jpg

気管右横の高吸収、気管分岐角の角度、右2弓と横隔膜の交点付近の高吸収に気づかれると、肺癌+縦隔リンパ節転移、ということが読み取って頂けるかと思います。

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posted by 長尾大志 at 10:02 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年05月16日

肺の孔#114解説Aと問題B

先日のお祝い会の席で、M生先生から「最近のブログは解説が手抜きだ」とご指摘を頂きました……汗。まったく不徳の致すところです。今日もこれからC○○の委員会、講演会、勉強会、読影会……。どうか事情をお酌み頂きたく!


#114A、実は結構味わい深い写真ですね。

右上が真っ白で、気管を引っ張り込んでおり境界線が逆Sにも見える、それでいて内部に濃淡あり、右横隔膜、肋横角付近は胸水ありそう+モコモコ感もあり、左も肋横角鈍、って感じで、複雑な陰影ですね。ご推察の通り肺癌+胸膜播種+無気肺でした。

最後に問題Bをご紹介します。

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今日は基礎と臨床の融合会です。参加者の皆さんのニーズに合っているのかよくわかりませんが、とにかくやってみます。

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posted by 長尾大志 at 08:21 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年05月12日

肺の孔#114解説@と問題A

火曜日に行いました「肺の孔#114」、私が教室を完全に間違えていた、などいろいろありましたが、結果的にはこじんまりながらも学びの多いものになりましたし、その後の懇話会が大盛り上がりでしたので結果オーライでした。

前回の画像は、初心者の方が多いということでシンプルに左胸水ということでした。今回は2症例目をご案内します。

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posted by 長尾大志 at 11:20 | Comment(3) | 胸部X線道場

2023年05月07日

「肺の孔」今週は再開します!

先週はここには書けない事情で中止となっておりました「肺の孔」、先々週は参加者が(試験前にて)激少のためほぼマンツーマン特別講座となり、先々先週は新歓回で入門編でしたから、通常会は久しぶりになりますね。

しかしまた試験が近いという……参加者、どうなんでしょう??

問題をこちらでもご紹介しておきますね。

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posted by 長尾大志 at 08:42 | Comment(0) | 胸部X線道場

2023年05月05日

tsucomLive9連動、胸部X線写真読影チャレンジ〜@

昨日のtsucomLive8連動胸部X線写真読影チャレンジB、両側びまん性のすりガラス影・網状影で間質性肺炎を疑うのと、そろそろおなじみになってきた?縦隔気腫を見つけていただきたかった症例になります。

続きまして次回5月22日のtsucomLive9でのお題もご紹介しておきましょう!こちらはさすがに事前のネタバレはございませんが……。

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posted by 長尾大志 at 23:17 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年05月04日

tsucomLive8連動、胸部X線写真読影チャレンジ〜B

tsucomLive8で取り上げたX線写真Aの読影ですが、右中肺野に結節影を認めます。まあ、これは結節、と言い切ってもよさそうな陰影ですね。ポイントはおそらく、その結節影から出ているひも状影というか、線状影というにはやや太い陰影です。これは果たして、胸膜陥入像の類=悪性腫瘍、といってしまってよいものでしょうか。

……いやあ、胸膜陥入像にしては太いように思われますね。こういう太さの陰影を索状影というのかな、と思います。本症例はABPM(アレルギー性気管支肺真菌症)で、件の索状影は気管支拡張部の粘液栓を見ているものでした。


続きましてtsucomLive8連動胸部X線写真読影チャレンジ〜Bとして、3つめのお題をご紹介しておきます。

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posted by 長尾大志 at 16:29 | Comment(1) | 胸部X線道場

2023年05月03日

tsucomLive8連動、胸部X線写真読影チャレンジ〜A

もはや何のことやらお忘れかもしれませんが、前回4月17日記事内のtsucomLive8で取り上げたX線写真@の読影ですが、右下肺野に連続性の高吸収域を認めます。内部は濃淡がありますが、腫瘤とかとは違う印象ですね。左の心臓横隔膜角付近にも陰影があるようです。

疾患としては急性経過の感染症様症状があり、急性肺炎として投薬して軽快したようです。

続きましてtsucomLive8連動胸部X線写真読影チャレンジ〜Aとして、2つめのお題をご紹介。

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posted by 長尾大志 at 22:35 | Comment(3) | 胸部X線道場

2023年04月27日

日経メディカル 長尾大志の「わかりやすイイ 胸部X線写真読影 アドバンス」第4回公開されました〜

日経メディカルさんで連載中の「長尾大志の『わかりやすイイ 胸部X線写真読影 アドバンス』」本日、第4回が公開されました!

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/tnagaoadvance/202304/579292.html

今回はいよいよ、○○肺に踏み込んで参ります。実はこの病態、限られたパターンの陰影を取ることがほとんどですので、いくつかのパターンに習熟されれば怖いものなしとなります。

なぜ、パターンが限られているのか?そのカギとなるのが側副気路(air pathway)です。ここのところをしっかり解説しておりますので、是非クイズにチャレンジして解説をご覧くださいませ〜。動画もご覧ください!

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posted by 長尾大志 at 10:22 | Comment(0) | 胸部X線道場