2024年03月04日

第113回看護師国家試験問題解説・113A39 手技の名前に要注意!

113A39のように、手技の名前を問う問題、ちょいちょいあると思うのですが、そうそう新しい名前の手技が登場するものではなく、知らない(見たことがない)名前のものを選ぶ、というようなことのないようにお願いしたいですね。

1 タッチングは患者の身体に手を当てたり、さすったりすることで痛みや不安を解消し、患者の心を開かせて看護師との信頼関係を構築するものです。

2 スクイージングは、呼気に合わせて痰の貯留部位を中枢気道に向かって絞り込むように圧迫する排痰手技です。

3 漸進的筋弛緩法は身体の各部位の骨格筋を緊張させ、その直後に弛緩させることで、身体全体のリラクゼーションを得ていくものです。

4 持続的気道陽圧療法は、顔面に密着するマスクを用いて陽圧をかけるもので、主に閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療として用いられます。

3とか4みたいに、ちょっと難し気な漢字が並んだ選択肢に引っ張られないよう、注意してください!

正解 2 スクイージング

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2024年03月03日

第113回看護師国家試験問題解説・113A39 排痰を促す手技

113A39 排痰を促す目的で行われるのはどれか。
1.タッチング
2.スクイージング
3.漸進的筋弛緩法
4.持続的気道陽圧〈CPAP〉療法

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2024年03月02日

第113回看護師国家試験問題解説・113A25 代謝性アシドーシスによっておこる呼吸

代謝性アシドーシスによって血液が酸性になる、アシデミアになりますと、それを代償するために呼吸によってアルカローシスが起こってきます。

すなわち換気量を増やしてCO2(酸性物質)を飛ばすことによって、血液をアルカリ性に向ける、呼吸性アルカローシスを生じせしめるわけです。

そのためには大きな呼吸、つまり一回換気量を大きく、呼吸数を多くすることで、分時換気量を増やすのです。このような呼吸をクスマウル(Adolf Kusmaul)がクスマウル大呼吸と名付けました。

正解 4.Kussmaul〈クスマウル〉呼吸

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2024年03月01日

第113回看護師国家試験問題解説・113A25 呼吸様式

113A25 代謝性アシドーシスによっておこる呼吸はどれか。
1.奇異呼吸
2.口すぼめ呼吸
3.Biot〈ビオー〉呼吸
4.Kussmaul〈クスマウル〉呼吸
5.Cheyne-Stokes〈チェーン−ストークス〉呼吸

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2024年02月29日

第113回看護師国家試験問題解説・113A18 低調性連続性副雑音

こういう、所見の定義を問う問題、しばしば出題されますよね。必ず取っておきたいところです。

正常でない呼吸音は異常呼吸音といいますが、そのうち正常な呼吸では聞こえない「余計な」音を副雑音といいます。複雑音じゃなくて副雑音。

そのうち肺内で発生する音をラ音といい、気道の狭窄によって生じる連続性副雑音、水分がはじけたり硬い肺胞が開くときに生じる断続性副雑音などがあります。

連続性副雑音とは同じような音が連続して続く音で、連続性副雑音のうちいびきのようなグーという低い音(類鼾音:るいかんおん)を低調(低音)性連続性副雑音といい、太い中枢の気管支の狭窄で生じるものです。

正解 2.いびきのような音〈類鼾音〉

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2024年02月28日

第113回看護師国家試験問題解説・113A18 異常呼吸音

このまま引き続き、第113回看護師国家試験問題解説も終わらせてしまいましょう。

113A18
異常な呼吸音のうち低調性連続性副雑音はどれか。
1.笛のような音〈笛音〉
2.いびきのような音〈類鼾音〉
3.耳元で髪をねじるような音〈捻髪音〉
4.ストローで水中に空気を吹き込むような音〈水泡音〉

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2024年02月27日

第118回医師国家試験解説・118E14 副鼻腔気管支症候群が知られていない!

118E14、見た瞬間は易問じゃないかと思ったのですが、意外に間違いが多かったと聞いて驚きました。

というのも、e 副鼻腔気管支症候群を知らなくて、選べなかったという声があるのですね。まじかと。

そりゃあ、知らんもんは選べませんよねえ……。まあ、よくわからん(人の名前っぽい名前)症候群、があったらそれを選ぶ、というムーブも以前はあったようですが、最近は否定的と聞きますし。

確かに、副鼻腔気管支症候群は最近頻度が低下していて、入院している症例を見かけることは少ないかもしれません。外来ででもひょっとするとそれほど見かけることはないのか……そう考えますと、このあたりで国試に出題することで、耳目を集めて受験生に周知、という意味合いもあったのでしょうか。まあ、定義もちょっとピンとこない、フワッとした概念でもありますしねえ。

正解 e 副鼻腔気管支症候群

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2024年02月24日

かなぎ合宿終了!

かなぎ合宿、無事に終了しました!上野先生はじめ、企画運営いただいた先生方、ありがとうございました!!

今日も今日とてこれから予定がありますゆえ、レポートは明日以降にさせて頂きます〜。

IMG_0909.JPG

あれ?昨日も見たような……??でもこれは今日の写真なのです〜しかも2つありますね……(匂わせ

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2024年02月22日

第118回医師国家試験解説・118E14 湿性咳嗽をきたす疾患

118E14
主に湿性咳嗽をきたす疾患はどれか.
a 咳喘息
b 間質性肺炎
c 感染後咳嗽
d 胃食道逆流症
e 副鼻腔気管支症候群

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2024年02月18日

第118回医師国家試験解説・118D8 急性呼吸窮迫症候群〈ARDS〉では肺サーファクタントは減少する

急性呼吸窮迫症候群〈ARDS〉の病態は、肺の線維化をきたし肺が硬くなるもので、そのため気道抵抗は上昇しますし、線維化で血管は攣縮し、血栓形成もあるため肺血管抵抗は上昇します。肺が硬化する=肺コンプライアンス(伸展性)は低下します。

また、肺胞腔内に水腫が存在することから,肺内シャント形成により低酸素血症となりますし、肺胞上皮の障害によって肺サーファクタントは減少するのです。ということで正解はeとなります。

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2024年02月15日

第118回医師国家試験解説・118D8 急性呼吸窮迫症候群〈ARDS〉の病態

118D8
急性呼吸窮迫症候群〈ARDS〉の病態で正しいのはどれか.
a 気道抵抗低下
b 肺血管抵抗低下
c 肺内シャント減少
d 肺コンプライアンス増加
e 肺サーファクタント減少

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2024年02月14日

第118回医師国家試験解説・C46 いびきと日中の眠気⇒睡眠時……

こちらも落としてはならない問題。いびきと日中の眠気⇒睡眠時無呼吸症候群、しかも閉塞性、ですね。

そうすると答えは自動的にe ポリソムノグラフィー、となるでしょう。

嚥下機能検査、とか、発声機能検査、みたいな、一見喉頭の機能を調べる的な検査が選択肢に入っていますが、よもやこれを選ばれてはないですよね。

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2024年02月12日

第118回医師国家試験解説・C46 いびきと日中の眠気

118C46
43歳の男性.いびきを主訴に来院した.2年前から睡眠時のいびきが大きく,時々息が止まると家族に指摘されている.日中の眠気を感じている.身長172cm,体重95kg.血圧152/110mmHg.咽頭の視診で軟口蓋しか観察できなかった.
診断に最も有用な検査はどれか.
a 嚥下機能検査
b 気管支鏡検査
c 頭部X線撮影
d 発声機能検査
e ポリソムノグラフィー

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2024年02月11日

第118回医師国家試験解説・A5 特発性肺線維症の症状・身体所見といえば

特発性肺線維症の症状・身体所見、これは毎年のように同じような問題が出題されるわけで、しかもそれほど新しい知見が毎年更新されているわけがない、すなわち「必ずとらなくてはならない問題」になりますし、過去5年の過去問をキッチリ回せば特に問題なくつく系の知識になりますから、必ず押さえましょう。

具体的にはばち指、fine cracklesを、乾性咳嗽、労作時息切れといった症状・身体所見に加えて血液検査所見(LDH,KL-6,SP-D)、呼吸機能検査所見(拘束性障害,拡散障害)、胸部画像所見(単純エックス線、CTでの網状影・蜂巣肺)、治療(抗線維化薬を使う、ステロイドは慢性期には使用しない)などを知っておくべきです。

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2024年02月10日

第118回医師国家試験解説・A5 特発性肺線維症の症状・身体所見

というわけで、動画リンクの後に控えしは、医師国家試験問題の解説でございます。今回分、私の担当は5問。順番に参りましょう。

118A5
特発性肺線維症の症状・身体所見で誤っているのはどれか.
a ばち指
b 湿性咳嗽
c 体重減少
d fine crackles
e 労作時呼吸困難

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2023年03月29日

第112回看護師国家試験解説・P99 COPD増悪の退院時に気を付けること・続き

Aさんへの退院指導の内容で適切なのはどれか、という問題でした。引き続き選択肢について考えます。

4 配食サービスの利用を勧める

〇 看護師国家試験らしく、日々の生活について理解し考えることが問われています。COPD患者では低栄養が問題になることが多く、確実に食事摂取をする必要があるのですが、Aさんは75歳男性、一人暮らしで、妻とは5年前に死別し、子供はいません。妻が亡くなってからは食事が不規則になり、インスタント食品ばかり食べていた、というように高齢独居男性にとって食事の準備は容易ではありませんから、配食サービスの利用が勧められるわけです。

5 毎日の散歩を勧める

× 一転、こちらの選択肢は、「高齢だし散歩した方がいいのでは」と考えて〇といいたくなりがちでありますが、よく考えてみてください。エレベーターのないアパートの4階に居住しているんですよ。皆さん、エレベーターのないアパートの4階に住まれたことはありますか?

階段の上り下りだけでも息が切れますよ。Aさんでしたら呼吸困難・低酸素血症になる危険性がありますし、転倒の危険性もありますね。近隣に親戚や友人など見守ってくれる人がおられない、在宅酸素療法なし、という状況では、安易に散歩を勧めるべきではないと考えます。

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2023年03月28日

第112回看護師国家試験解説・P99 COPD増悪の退院時に気を付けること

Aさんへの退院指導の内容で適切なのはどれか、という問題です。選択肢について考えます。

1 肺炎球菌ワクチンの接種を勧める

〇 COPD患者では感染を契機に急性増悪をきたすことが知られています。肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンなど、感染症予防効果のあるワクチンの接種を勧めるべきす。

2 水分を制限するよう指導する

× 水分制限といえば心疾患や心不全ですが、これまでに明らかな心疾患や心不全の既往は確認されていませんので、この段階で水分制限の必然性はないでしょう。

3 糖分を制限するよう指導する

× 糖尿病の既往はなく、入院時も高血糖ではないことから、糖分制限の必要はないでしょう。むしろCOPD患者では、食事に伴う腹部膨満によって呼吸困難が生じ、食事量が減少して低栄養がとなることが多いため、分割食で十分なエネルギーや蛋白質を摂取するよう指導する。

残りの選択肢は明日に。

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2023年03月27日

第112回看護師国家試験解説・P99 COPD増悪で入院後、退院時に気を付けること

またまたいろいろと挟まった結果、第112回看護師国家試験解説・P98問題からめっちゃ間があいてしまい、申し訳ございません。もはや覚えておられるでしょうか状態ですね……。

問題としては要するに、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の急性増悪と診断された患者さんが入院しました、というシチュエーションです。その後……。

Aさんは順調に回復したため、退院が決まった。退院後の慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療は、在宅酸素療法(HOT)は導入せずに薬物療法を継続することになった。Aさんは看護師に「退院後も自宅で生活したい」と話している。近隣に家事を手伝ってくれる親戚や友人はいない。
Aさんへの退院指導の内容で適切なのはどれか。2つ選べ。
1 肺炎球菌ワクチンの接種を勧める
2 水分を制限するよう指導する
3 糖分を制限するよう指導する
4 配食サービスの利用を勧める
5 毎日の散歩を勧める

この問題を考える前提条件として、Aさんの居住環境をもう一度おさらいしておきましょう。なにせずいぶん前ですので…汗。

Aさん(75歳男性)は一人暮らしで、妻とは5年前に死別し、子供はいない。エレベーターのないアパートの4階に住んでおり、家事動作時に息苦しさが出現することもあったが、日常生活動作(ADL)は自立していた。妻が亡くなってからは食事が不規則になり、インスタント食品ばかり食べていた。入浴はせず、週に1回シャワーを浴びていた。

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2023年03月11日

第112回看護師国家試験解説・P98 COPD増悪時に起こること

いろいろと挟まった結果、問題からめっちゃ間があいてしまい、申し訳ございません。

問題としては要するに、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の急性増悪と診断された患者さんに起こりうる症状で、最も注意が必要なのはどれか、ということでした。

1 貧血×⇒Hb 10.3 g/dLとやや低値ですが、貧血症状が生じるほどの低値ではありません。
2 便秘×⇒病棟内歩行、食事摂取が開始されていますから、今後便秘傾向は軽減するものと期待されます。
3 高血糖×⇒基礎疾患として糖尿病がなく、一週間程度の摂食低下がある状態で入院時空腹時血糖が98mg/dLであり、高血糖が生じる危険性は少ないと考えられます。
4 CO2ナルコーシス 〇⇒入院時の動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)が58Torrで、二酸化炭素貯留傾向でした。COPDの急性増悪時、回復後もしばらくはCO2ナルコーシスの発生に注意が必要です。

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2023年03月10日

第112回看護師国家試験解説・P97 COPD増悪時の所見

選択肢を一つずつ見ていきましょう。

1 うつ熱とは熱中症のように,体熱の放散が妨げられ,体内に熱が蓄積することにより体温が上昇することで、本症例では関係ありません。

2 バイタルサインを見ると、血圧は138/88mmHgです。高血圧の定義は収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上です。

3 COPDの増悪時には呼気が延長します。知識を問う問題です。

4 身体所見で皮膚の所見に関しては言及されておりません。

正解は3ですね。

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2023年03月09日

第112回看護師国家試験解説・P97 COPD増悪時のあれこれ

Aさん(75歳男性)は一人暮らしで、妻とは5年前に死別し、子供はいない。57歳の時に慢性閉塞性肺疾患(COPD)と診断された。他に既往はない。20歳から喫煙していたが、今は禁煙している。エレベーターのないアパートの4階に住んでおり、家事動作時に息苦しさが出現することもあったが、日常生活動作(ADL)は自立していた。妻が亡くなってからは食事が不規則になり、インスタント食品ばかり食べていた。入浴はせず、週に1回シャワーを浴びていた。
1週前から日常生活動作(ADL)でも息苦しさが増強し、食欲がなく、ほとんど食事をしていなかったが、ジュースを500mL/日は飲んでいた。昨日の夕方に37.8℃の発熱があったため、本日かかりつけの病院を受診した。
受診時の身体所見:体温37.6℃、呼吸数24/分、脈拍94/分、血圧138/88mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)82%(room air)。動脈血液ガス分析(room air):動脈血酸素分圧(PaO2)45Torr、動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)58Torr。
検査所見:赤血球420万/μL、Hb10.3g/dL、白血球9500/μL、総蛋白5.8g/dL、アルブミン3.4g/dL、空腹時血糖98mg/dL、CRP10.1mg/dL。
医師の診察の結果、Aさんは慢性閉塞性肺疾患(COPD)の急性増悪と診断された。
このときのAさんの状態はどれか。
1 うつ熱
2 高血圧
3 呼気の延長
4 皮膚の掻痒感

問題文の長い3連問です。

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2023年03月06日

第112回看護師国家試験解説・A48 肺尖部の肺癌、といえば、頻出問題!

しばらくいろいろと挟まっておりましたが、まだ積み残しがございましたので、お付き合いください〜。

右肺尖部の肺癌の胸壁への浸潤による症状はどれか。
1 散瞳
2 構音障害
3 閉眼困難
4 上肢の疼痛

これも頻出、でしょうかね……。

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2023年03月01日

第112回看護師国家試験解説・A27 頻呼吸、といえば呼吸性アルカローシス!

まずは、せっかくですからこちらをご覧ください。

やさしイイ血液ガスの読み方基礎編⇒
https://youtu.be/ifsXBBLJOls

これでわかってしまうわけですが、頻呼吸になるとCO2(炭酸ガス=酸性物質)がどんどん排出され、酸が減るゆえに血液はアルカリ性に向かいます。これを呼吸性アルカローシス、というのです。

ちなみに他の選択肢ですが……

2 ヘマトクリットが基準値よりも高くなる多血になるのは、慢性的な低酸素状態が存在するときであり、急性の頻呼吸時には生じません。低酸素状態が持続するとエリスロポエチンの産生が亢進し、赤血球が増加するのです。

3 頻呼吸になると、多少動脈血酸素飽和度(SaO2)が上昇しますが、動脈血酸素飽和度(SaO2)は最高で100%であり、100%を超えることはありません。

4 換気量が増加すると動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)は低下します。

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2023年02月27日

第112回看護師国家試験解説・A27 コンサートで興奮し頻呼吸

健常な女子(15歳)が野外のコンサートで興奮し、頻呼吸を起こして倒れた。
この時の女子の体内の状態で正しいのはどれか。
1 アルカローシスである
2 ヘマトクリットが基準値よりも高い
3 動脈血酸素飽和度(SaO2)は100%を超えている
4 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)は基準値よりも高い

こちら、血ガスの基本がわかっていれば易問ですね。

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2023年02月25日

第112回看護師国家試験解説・A3 ブリンクマン指数とpack-years/pack years

医師業界、論文を書こうとするともはやBrinkman〈ブリンクマン〉指数は使われず、pack-years/pack yearsが一般的になっておりますが、看護業界ではまだまだブリンクマン指数が使われておりますね。

ということで定義の問題。ブリンクマン指数は生涯喫煙量を定量化した指数で、喫煙が原因となる疾患のリスク評価に用いられるものです。

ブリンクマン指数=1日の平均喫煙本数×喫煙年数

一般的には、ブリンクマン指数が400を超えると肺癌のリスクが増加すると報告されていますし、他の疾患もリスクが増加するといわれています。

喫煙開始年齢が早いほど,肺癌のリスクが高くなるという報告はあり、家庭内に喫煙者がいたり、受動喫煙があるとさまざまな喫煙関連疾患が引き起こされます。しかしこれらはブリンクマン指数には入っていません。

過去にもほぼ同じ問題が出題されており、頻出問題のようですので、是非覚えておきましょう。


ちなみにpack-years/pack yearsの計算方法は……

pack-years/pack years(箱年)=1日の平均喫煙数×喫煙年数
1箱20本入り(世界共通?)ですから、pack-years/pack years=ブリンクマン指数÷20、となります。

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2023年02月24日

第112回看護師国家試験解説・A3 ブリンクマン指数

医師国家試験の後は、看護師国家試験があります。今年もそちらのお仕事も頂きました。やはりニュアンスが違いますね〜。

A3
喫煙指数(Brinkman〈ブリンクマン〉指数)を算出するために、喫煙年数の他に必要なのはどれか。
1 喫煙開始年齢
2 受動喫煙年数
3 家庭内の喫煙者数
4 1日の平均喫煙本数

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2023年02月21日

第117回医師国家試験解説・D58 昨年も同様の症状をきたす呼吸器疾患、といえば……

他分野の疾患はともかく、呼吸器疾患で、「昨年8月に咳嗽,呼吸困難および発熱症状で入院し,入院後治療せずに軽快し、また同一症状が再燃した」という病歴を呈するのは1つしかないように思います。

自然軽快後、繰り返しの病歴⇒アレルギー性疾患

でことで、まず考えるのは気管支喘息、となります。繰り返しの咳嗽、喘鳴、呼吸困難であれば、まずは気管支喘息を考えたい。

でも本症例は+発熱があります。発熱、つまり炎症がある。アレルギー性疾患で炎症、つまり肺炎、といえば……過敏性肺炎!という連想です。

ということで、所見として誤っているのは a KL-6低下 となります。

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2023年02月20日

第117回医師国家試験解説・D58 昨年も同様の症状、といえば?

57歳の女性.咳嗽,呼吸困難および発熱を主訴に来院した.昨年も8月に同様の症状で入院し,入院後治療せずに軽快している.1週間前から症状が増悪したため救急外来を受診した.体温37.8℃.脈拍92/分,整.血圧112/70mmHg.SpO2 92%(room air).呼吸音は両側でfine cracklesを聴取する.血液所見:赤血球335万,Hb 12.8g/dL,Ht 33%,白血球7,400,血小板15万.血液生化学所見:AST 25U/L,ALT 28U/L,LD 280U/L(基準120〜245),クレアチニン0.5mg/dL.CRP 5.8mg/dL.胸部単純CTで浸潤影,すりガラス陰影および小葉中心性陰影を認めた.

この患者の所見として誤っているのはどれか.
a KL-6低下
b 拘束性換気機能障害
c ツベルクリン反応陰転化
d 抗Trichosporon asahii抗体陽性
e 気管支肺胞洗浄液中CD4/CD8比低下

必ず取るべき問題、ですね!

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2023年02月16日

第117回医師国家試験解説・D56 非結核性抗酸菌症の診断と治療方針に物申す!?

昨日はもう実習と会議と人に会う用事で、いつの間にか終わっていました。

さてD56ですが、覚えておられますか?いろいろと言いたいことがあるのです……。

いやまずですね、診断のところなんですが、再掲しますと……

46歳の女性.血痰を主訴に来院した.約2年前から咳嗽と喀痰を自覚していた.徐々に喀痰が増え,2日前から血痰が出現したため受診した.(中略 診察所見)喀痰検査でZiehl-Neelsen染色が陽性であったが,結核菌PCR検査は陰性であった.血液検査で抗MAC〈Mycobacterium avium complex〉抗体が陽性であった.

胸部CTを見ると、まあ非結核性抗酸菌症かな、って感じの像ですね。

で、再度、診断の根拠ですが……

喀痰検査でZiehl-Neelsen染色が陽性であったが,結核菌PCR検査は陰性であった.血液検査で抗MAC〈Mycobacterium avium complex〉抗体が陽性であった

ここまでで喀痰からは一度もMACが検出されていない点にご注目ください。

現状、MACをはじめとする抗酸菌感染症の診断には、菌の検出が必要、という大原則があるわけです。そこをあえてこのような形式で出題する意図がもう、サッパリわかりません……。

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2023年02月13日

第117回医師国家試験解説・D56 46歳女性の血痰

46歳の女性.血痰を主訴に来院した.約2年前から咳嗽と喀痰を自覚していた.徐々に喀痰が増え,2日前から血痰が出現したため受診した.身長160cm,体重44kg.体温37.0℃.脈拍80/分,整.血圧124/72mmHg.呼吸数20/分.SpO2 98%(room air).右前胸部にrhonchiを聴取する.喀痰検査でZiehl-Neelsen染色が陽性であったが,結核菌PCR検査は陰性であった.血液検査で抗MAC〈Mycobacterium avium complex〉抗体が陽性であった.胸部単純CT(他所で参照ください ま、一部気管支拡張像のあるような粒状影です)を別に示す.

この患者で正しいのはどれか.
a 抗菌薬単剤治療を避ける.
b 治療は6ヵ月間が基本である.
c ヒトへ感染させる可能性がある.
d 菌が検出されたら直ちに治療を開始する.
e 土壌や水系などの自然環境には存在しない菌による.

これは一言、いや二言、三言、言いたいことがありますね……。

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2023年02月11日

第117回医師国家試験解説・D30 28歳の男性.発熱と咳嗽

28歳の男性.発熱と咳嗽を主訴に来院した.3日前から咳嗽があり,2日前から39℃の悪寒戦慄を伴う発熱が出現し,改善しないため受診した.既往歴に特記すべきことはない.喫煙歴はない.周りで同様の症状の人はいない.意識は清明.体温38.9℃.脈拍120/分,整.血圧120/70mmHg.呼吸数24/分.SpO2 97%(room air).右下肺野にcoarse cracklesを聴取する.胸部X線写真(他所で参照ください)と喀痰のGram染色標本(他所で参照ください)とを別に示す.

最も考えられるのはどれか.
a 肺結核
b 肺炎球菌肺炎
c レジオネラ肺炎
d クレブシエラ肺炎
e 黄色ブドウ球菌肺炎

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2023年02月10日

第117回医師国家試験解説・A46 縦隔気腫 解説

この問題はわかりやすい病歴、わかりやすいCT画像から診断自体は縦隔気腫であることはそれほど悩みどころではないと思います。ただ、治療の部分はおそらくこれまでにこういう選択肢で出題されたことがないため、(対策がなされていなかったようで)悩まれた方が多かったと聞いております。割れたみたいですね。

自然気胸の時は胸腔ドレナージが原則、みたいなところがありますから、縦隔気腫だと縦隔ドレナージになる?という発想もよく理解できるのですが、縦隔ドレナージというのはなかなか手技もハードルが高く、合併症も例えば逆行性感染を来して縦隔炎を起こしたりすると命に関わるような状態になり、そういう意味でもハードルの高い処置となっています。

縦隔気腫は多くの場合、安静にすることで自然軽快が期待されますので、この問題もaを選択していただきたいところです。今後year noteやQBに新たに項目が追加されるんだろうなあと思います。

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2023年02月09日

第117回医師国家試験解説・A46 17歳の男子.頸部の違和感

17歳の男子.頸部の違和感を主訴に来院した.部活動のサッカー中にボールで前胸部を強打し,その後しばらくして違和感を自覚した.生来健康である.意識は清明.体温36.4℃.脈拍80/分,整.血圧118/64mmHg.呼吸数16/分.SpO2 98%(room air).頸部に握雪感あり.肉眼上皮膚に異常を認めない.呼吸音に異常を認めない.胸部単純CT(他所で参照ください)を別に示す.

治療として適切なのはどれか.
a 入院安静
b 胸腔ドレナージ
c 縦隔ドレナージ
d 気管支拡張薬投与
e 副腎皮質ステロイド投与

これはしっかり取っておきたい問題か!と思いきや……

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2023年02月08日

第117回医師国家試験解説・A11 気管支喘息 解説

選択肢にもそれほど難しい(判断に迷う)事柄は含まれていないように思います。普通に?考えると…

喘息死はさすがに減っているでしょうし、
喘息は感染を契機に増悪することが多いですし、
吸入ステロイド薬と喫煙は相性が悪そうですし、
喘息の第一選択薬って吸入ステロイド薬でしょうし、
急性増悪時には短時間作用性β2刺激薬が第一選択だったよな〜

って感じではないでしょうか。てことでbかなと。

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2023年02月07日

第117回医師国家試験解説・A11 気管支喘息

この週末、第117回医師国家試験が行われました。受験生の皆さんはお疲れさまでした。幸い気象条件も余り荒れていなかったようで、大きなトラブルの発生は聞いておりません。皆様ご無事で終えられていれば幸いです。

さてこちらは、試験後の恒例、第117回医師国家試験問題の解答・解説づくりに励んでまいります。とはいえ、今日はちょっとそれどころではありませんが……。

117A11
気管支喘息について正しいのはどれか.
a 喘息死は増加傾向にある.
b 喘息増悪はウイルス感染後が最も多い.
c 吸入ステロイド薬は喫煙により作用が増強する.
d 抗IgE抗体はアトピー型喘息の第一選択薬である.
e 急性増悪時には長時間作用性β2刺激薬が第一選択である.


うん、まあまあ、標準的な問題といえるでしょうか。

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2023年02月04日

第117回医師国家試験、受験生の皆さん……は見てないか?

1日目が終わり、いろいろ思うところはあるでしょうが、ともかく明日に向けて体調を整えて早く寝ましょう。

リラックスできる画像を……と思ったが、飯テロ写真しかございません。

そういえば、昨日留学生さんと豆まきをしましたので、福は内〜〜ということでこちらを。

IMG_7953.jpg

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2023年01月10日

第117回医師国家試験対策講座 肺癌の化学療法1

こちらは以前滋賀医科大学在籍中に収録した動画ですが、第117回医師国家試験の呼吸器分野対策として、何かのお役に立てれば、ということで国試までの期間限定で公開します⇒
https://youtu.be/M7N9K6FOrPk


肺癌の化学療法に関しては、毎月のように新製品が出て論文が出てガイドラインが書き換わって…という現状ですから、細かいところを問う問題はなかなか出しにくいと思われますが、考え方の根幹はぜひとも理解しておきたいところです。

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2023年01月03日

第117回医師国家試験対策講座 予想問題

島根大学の学生さん有志に行なった、第117回医師国家試験、呼吸器分野対策講座動画、期間限定で公開しております。

今回も予想問題です。この器具、ちょっと時代の流れで、使っていないご施設も増えてそうなのですが、見たことありますか?見たことない方は一度見ておきましょう。5年生より下の学年の方は、実習を回る時にこの手の「器具」をぜひとも見ておいてください⇒
https://youtu.be/I5kGis5qzE4


申し訳ございませんが、新年早々(新年だから)、明日より数日間、更新は難しいかもしれませんので予め申し上げておきます。

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2022年12月29日

第117回医師国家試験対策講座 臨床実習で見ておくべきモノ、予想問題

島根大学の学生さん有志に行なった、第117回医師国家試験、呼吸器分野対策講座動画、期間限定で公開します。

今回は予想問題です。気管支鏡や○○器具など、「実習にちゃんと出て見とけよ」という問題がこれから続々と出題されると予想します。一度見ておくといいでしょう。5年生より下の学年の方は、実習を回る時にこういうことに気を付けて見ておきましょう。コメントが流れておりますのでそちらとのやり取り含めてお楽しみください⇒
https://youtu.be/Xj6z-y7FWyk

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2022年12月21日

第117回医師国家試験対策講座 結核について

以前島根大学の学生さん有志に行なった、第117回医師国家試験の呼吸器分野対策講座動画、期間限定で公開しますので、よろしければご利用ください。

今回は結核を取り上げます。結核もこれ頻出かつ必須です。なぜなら現場に出たときに、絶対に知っておかないといけないから。感染・伝染という点で公衆衛生的にも問題を作りやすいですし、診断の遅れ(Doctor's delay)は臨床的にもあってはならないことです。昨年の収録ですので動画内でコロナはあまり?みたいなことを言っておりますが、そこはちょっと無視してください。コロナ対策もしっかりしておきましょう……。

必ず問われる、いくつかポイントがありますのでぜひ知っておきましょう。コメントが流れておりますのでそちらとのやり取り含めてお楽しみください。⇒
https://youtu.be/eyagEHjpEcM

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2022年12月20日

第117回医師国家試験対策講座 普通じゃない、けど普通に出題される肺炎

以前島根大学の学生さん有志に行なった、第117回医師国家試験の呼吸器分野対策講座動画、期間限定で公開いたしますので、よろしければご利用ください。

今回は普通じゃない肺炎を取り上げます。普通じゃないけど頻出です。なぜなら現場に出たときに、絶対に知っておかないといけないから。いくつかポイントがありますのでぜひ知っておきましょう。コメントが流れておりますので、そちらとのやり取り含めてお楽しみください。⇒
https://youtu.be/DODar7K3eKU

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2022年12月19日

第117回医師国家試験対策講座 インフルエンザ桿菌・肺炎球菌の耐性パターン

以前島根大学の学生さん有志に行なった、第117回医師国家試験の呼吸器分野対策講座動画、期間限定で公開しますので、よろしければご利用ください。コメントが流れておりますのでそちらとのやり取り含めてお楽しみください。

今回はちょっとマニアック?な、インフルエンザ桿菌・肺炎球菌の耐性パターンについて取り上げます。ちょっとややこしいのですが、一度動画をご覧いただいて、頭の片隅においておかれるといいと思います。

後半ではA-DROPとqSOFAについて取り上げました。肺炎業界を代表?して、皆さんに謝ることがありますのでこちらもご覧いただければ。⇒

https://youtu.be/8d3m7XLs4IY

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2022年12月17日

第117回医師国家試験対策講座 喀痰グラム染色のヤマ2

いよいよ近づいてまいりました第117回医師国家試験。以前島根大学の学生さん有志に行なった、呼吸器分野の国家試験対策講座動画、期間限定で公開しますので、よろしければご利用ください。

今回はグラム染色の2回目です。細菌が何か、ということまでいかなくても、「これぐらいは問われる」というところを解説しています。コメントが流れておりますので、そちらとのやり取り含めてお楽しみください。
後半はもう少し複雑な喀痰所見ですが、これも「見方」「考え方」をお伝えしたいと思って提示しました。⇒
https://youtu.be/AyoYz5YnFJ8

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2022年12月16日

第117回医師国家試験対策講座 喀痰グラム染色のヤマ1

いよいよ近づいてまいりました第117回医師国家試験。以前島根大学の学生さん有志に行なった、呼吸器分野の国家試験対策講座動画、期間限定で公開しますので、よろしければご利用ください。

今回はグラム染色の、「これぐらいは問われる」というところを解説しています。コメントも流れておりますので、そちらとのやり取り含めてお楽しみください。⇒
https://youtu.be/sCsZQq_P8Qs

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2022年12月14日

第117回医師国家試験対策講座 肺以外の症状を呈する「肺」炎?

以前、島根大学の学生さん有志に、呼吸器分野国家試験対策講座をいたしました。こちらのトピックも取り上げ収録してみたのですが、とても一般公開できるものではありませんでしたので、昨年収録したこちらの動画を全国の受験生の皆さんにもお役立ていただけるよう、期間限定で公開します。

こちらのトピックは116回で見事に(笑)的中してしまったもの、例のキーワードは今後は外れるでしょうから、よろしければご利用ください。コメントスクリーン(*現在は作動しません)によるコメントが流れておりますので、そちらとのやり取り含めてお楽しみください。

https://youtu.be/X1WpYIUT7Og


いよいよ近づいてまいりました第117回医師国家試験。受験される医学生の皆さん、お疲れ様です。今年もとにかく感染対策に注意し、受験せずしてまた来年、とならないよう気を付けてください。皆さんの健闘をお祈りしております!

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2022年12月12日

第117回医師国家試験対策講座/第116回医師国家試験解説・D40 ABPM(allergic bronchopulmonary mycosis|アレルギー性気管支肺真菌症)

第117回医師国家試験対策講座にて、第116回医師国家試験の解説を収録しましたので公開いたします。
こちらの動画ではD40 ABPMについてのお話をしております。喘息といえば……のキーワードで語られるアノ疾患についても少し触れております。権利関係がよくわからないので、問題文の直接貼り付けはしておりませんので、皆様各自で問題をご覧いただきながら動画を見ていただきたいと思います。

途中、ちょっとギリギリな?発言が多々ございまして、かな〜り編集の手が加わっておりますこと、ご容赦くださいますよう、お願い申し上げます。今回2問取り上げましたが、ちょっと他の問題に関しては、編集も最初からあきらめるレベルで毒が含まれておりました……。

https://youtu.be/CRXMpAZ2jHE

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2022年12月11日

第117回医師国家試験対策講座/第116回医師国家試験解説・C12 胸水の分類2

第117回医師国家試験対策講座にて収録しました、第116回医師国家試験の解説、C12の後半では、滲出性胸水と漏出性胸水についてのお話から、滲出性胸水のさらなる鑑別、そして白血球の担当病原体まで話が及んでおります。こんな風に理解すると忘れにくいですよ〜という感じのお話です。

基本、学内向けにわかりやすさ重視でお話しておりますので、ツッコミはご容赦くださいますよう、お願い申し上げます。

https://youtu.be/ibbKzUegIt8

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2022年12月10日

第117回医師国家試験対策講座/第116回医師国家試験解説・C12 胸水の分類1

というわけで、第117回医師国家試験対策講座にて行いました、第116回医師国家試験の解説を収録しましたので順次公開して参ります。

まずはこちらの動画。問題C12の解説、滲出性胸水と漏出性胸水についてお話しております。基本、学内向けにわかりやすさ重視でお話しておりますので、ツッコミはご容赦くださいますよう、お願い申し上げます。

https://youtu.be/U9FcdApKZ38

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2022年02月16日

第111回看護師国家試験問題 寸評

というわけで、今年の医師国家試験問題解説は3問担当でした。

続けて第111回看護師国家試験の問題解説もやって参りましたが、こちらも既視感のある問題が2問。やはり過去問やりこみはこちらでも重要だなあ、と改めて実感しました。

111A18は呼吸パターンの波形?をみてチェーンストークス呼吸を選ぶ問題。これも頻出ですし絶対取りたいですね。

111P43で気になったのは、いまだ問題文に「肺気腫」という用語が使われている点。ご丁寧にpulmonary emphysemaのルビまで振ってあるんですが、問題作成者の先生は一体いつの時代の知識をもって問題作成されているのか…はたまた、いまだに国試の用語基準が変わっていないのか…とするとそっちの方が問題かも…と、いろいろ心配になるレベルの、かつCOPDに関して基礎レベルの知識を問う問題でした。

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2022年02月14日

第116回医師国家試験問題解説6 慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉の呼吸機能について

116F4
慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉の呼吸機能について正しいのはどれか.
a 残気量減少
b 1秒率>70%
c 肺拡散能増加
d 静肺コンプライアンス増加
e 上に凸のフローボリューム曲線

昨今の国試では、こういう、必修といいますか、基礎事項を問う、絶対に落としてはいけない問題と、新傾向の、落とす人もいるだろうけれども、よく考えるとわかるよね、という問題がはっきりしてきている印象です。基礎事項を問う問題はこれまで過去に何度も何度も、手を変え品を変え、同じような事柄が問われ続けているわけで、過去問をしっかりやりこんで確実に取っていかなくてはなりません。こちらもそういう問題になると思います。

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