2024年11月17日

臨床実習入門特別プログラムの感想

少し前に担当した臨床実習入門特別プログラム、感想がMoodleから見ることができず、ひょっとして設定ミスで感想が入っていなかった!?と焦ったのですが、仕様の変更があったそうで無事にみることができました。

教壇からは寝ている人や内職をしている人が多いように見えたのですが、皆さん感想だけは辻褄を合わせてくる?的にしっかりした感想を多くいただけて良かったです。しかしざっと見ただけでは私がどんな話をしたのかわからなくてウケる。

(感想ここから引用)
・これから研修先病院を決めるにあたって、程よい指導をしてくれるところを探そうと思いました。自分からもっと教えて欲しいと聞きにいいける場面を作りたいと思いました。
・実習中は自ら進んで色々なことに挑戦してみたり、質問したりすることでより高いレベルに行けるように頑張ろうと思いました。また、話しやすい表情、態度も意識していこうと思いました。
・色々な具体例を踏まえていてとても面白かった。また、生徒の意見や質問がしやすそうで、一方向性の授業じゃなくあっという間だった。
・色々な視点でキャリアを考えるきっかけになりました。恥ずかしながら医学部のカリキュラムをこなすだけで精一杯でしたが自分を振り返らなければならない時機だと思いました。特に「やさしい」時代は避けて通れないテーマであると痛感しました。
・自主性次第で、先生から学べる機会が増えたり自身のスキルアップに繋がったりと、自分の可能性を開くことができるんだと感じた。「気に入られる」ことは少しずるいと思われるかもしれないけど、自分の将来のキャリアプランに必要であれば、悪いことではないし、戦略のひとつなんだと思えて少し安心した。
・コメントありの講義は楽しくて好きです。失礼かもしれませんが気楽に聞ける講義で面白かったです。
・指導する側がしっかりと教えることが厳しくなってきているというのはとても共感できます。自分も部活動で下級生に色々と指導することがありますが、嫌がられるのが怖くてなかなか強く言えません。うまくラーニングゾーンの範囲内に留まるような指導の方法を模索していく必要があるのかなと思いました。
・プロフェッショナルな医師について、医療知識が豊富な医師とまず考えてしまいましたが、その前提として、いくら知識が豊富でも、患者さん・その家族や一緒に働く仲間とのコミュニケーションを大切にしたり、自分が使ったものや場所の片付けなど礼儀やルールを守ったりすることができなければプロフェッショナルな医師といえないと分かりました。
・近年ではアカハラやパワハラという言葉が一人歩きしており、上の世代が指導、指摘することを忌避しているそうだ。この現状のせいで成長やスキルアップができないのは私たち下の世代だと思う。この状況を回避するためには相手にどのような印象を与えているのか、人から見て自分はどのように写っているのかを意識することが必要と感じた。
・叱られるのは嫌だという気持ちが強いが、叱られずに見捨てられているのはもっと嫌だと感じました。また、自分から先生方に質問することが大切で、自分から行動することでたくさん教えてもらえる場合があることが分かりました。1月から臨床実習が始まるので自分の知りたいことや分からないことは積極的に質問したり行動していきたいと思いました。
・アイドルの事を交えた話が面白かった。プロフェッショナルについて色々と考えさせられた。
・多様な視点からプロフェッショナリズムについて論じることで理解が深まったように思う。
・キャリア形成の概論的な話から、具体的に研修医になってからどう指導医とコミュニケーションをとり、最適な研修環境をとっていくかといったお話までお聞きすることができて、とても面白かったです。プロフェッショナリズムに関しては、周りの人から機嫌よくみられるよう演じるプロフェッショナリズムはこれから意識していきたいと思いました。
・指導の視点からの、私たちがどうするべきかということを教えていただいてとても刺激的でした。
・最初アイドルを例に例えてキャリアアップについて説明してくださり非常に面白かったです。臨床実習に出たら積極的に先生方に質問をしていこう思いました。メンターはたくさんいてもいいという言葉に納得しました。本日はありがとうございました。
(取り急ぎここまで)

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posted by 長尾大志 at 14:07 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2024年11月01日

島根大学医学部医学科3年生に呼吸器講義

今年も3年生の呼吸器授業の季節がやって参りました。昨年の教室には閑古鳥が鳴いていましたが、今年は「出席の厳罰化」にて、出席状況が良好です。しかし、もはやコロナ前にあった「教室中大爆笑」なんてことはなくなってしまいました。これも時代か、はたまた私の感覚がずれているのか。正解は何なのかを探しに行った3日間、計6コマでした!

呼吸器講義_長尾1.jpg

こんなスライドを見せたり……

呼吸器講義_長尾4稀な疾患.jpg

こんな謎動画に合わせて歌ったり……

した結果が以下のアンケートでした。
(以下引用)
・とてもわかりやすい授業でした。
・覚え方や図があって分かりやすかったです。ありがとうございます。
・わかりやすかったですありがとうございました!
・お菓子ありがとうございました。
・コメントの投稿機能が良いと思いました。ありがとうございます
・特にないです。
・コメントを送るスタイルが独特でよかったです
・お菓子美味しかったです。
・非常に良かったです。
・アニメのネタが面白い
・他のどの授業よりわかりやすいです
・すべてのことが統合された授業でためになります 疾患と病理
・授業面白いです。みんな声出して笑わないけど我慢してるだけです。多分。
・呼吸器の全ての講義を長尾先生にやっていただきたかったです。講義の質が圧倒的に違います。
・質問を講義中に答えていただけて、わかりやすかったです。
・スライドも授業もわかりやすくて、授業が楽しいです!
・熱量と工夫のある授業ありがとうございます。先生のような意識のある講義を受けることができると大学にくる意欲が持てるのでとてもありがたいです。これからもよろしくお願いします。
・COPDや呼吸生理の説明、分かりやすかったです!スライドがやや多い気がしました。
・いつも興味深い授業をありがとうございます。
・面白くてわかりやすい授業でとてもありがたかったです。他の先生もこのくらいの授業をしていただきたいです。残念なことに、授業を面白くする工夫をして何とかするのではなく、出席を厳しくしたりする方向に話が進んでいますので、これからも抗っていただきたいです。そちらもありがとうございます。国試ベースで話をされていたのも、このまま勉強していけば国試にも対応できると思えて安心しました。これからも、学生目線の工夫を、周りも巻き込んでお願いします。
・スマホで気軽に質問できる環境がとても良かったです。他の先生にも導入して欲しいと思いました。
・お話が面白くて聞きやすかったです!ありがとうございました
・授業、かなりわかりやすいです!
・チャットを使うなどしてわかりやすい授業です。ありがとうございます
・特にないです。
・医者になれる気がしないです
・薬の作用機序ちょっとついてくださったら、微生物学を思い出せていいです。北海道大学のクッキー美味しかったです。
・グループワークは要らないと思いました。
・抗菌薬のアンチバイオグラム見るの楽しかったです。またやりたいです。
(ここまで)
ちょっといくつか気になるものもありますが……お菓子で買収したわけではありません!まあ概ね好評であった、といい風に解釈しておきましょうかね。

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posted by 長尾大志 at 19:38 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2024年10月01日

総合診療・地域医療実習第8クールアワード決定(遅報)!

既に10日程度経過しており、すっかり遅報となっておりますが……先日総合診療・地域医療実習第8クールが終了し、アワード受賞者が決定しました!

アワードは2名、IさんとNさんでした。大田市立病院で実習されたIさんのご発表は、大田市立病院での実習でどのようなことができて、どのような学びが得られたかがよくわかる、素晴らしいものでした。ただこちらは公開の許可を得ておりませんので、学内限定公開とさせていただきます。
こちらからどうぞ⇒
https://www.shimane-u-education.jp/practice/presentation/41

雲南市立病院で実習されたNさんについては、元々よく知っている人で、きっと優れた発表をされるんだろうなあ、でもこれでアワード授与、となったら、「出来レース」って思われるかもなあ、と、かなり慎重に検討しようと考えておりました……が、そんな私の思惑を軽く飛び越えて、素晴らしいプレゼンを見せてもらいました。

https://youtu.be/OyM8QgdzJfs

いや、素晴らしいというか凄まじいというか……昨今のゆるふわ働き方改革の風潮に真っ向逆行するかのような、ガツガツ実習の様子を拝見いたしましたが、それを、実に楽しそうにお話されるのが印象的でした。新しい物事を練習して、新しいことができるようになると、どんどん楽しくなる経験があるものですが、まさにそんな感じ。

総合診療・地域医療実習から帰ってきた学生さんはおしなべてこんな感じではあるのですが、じゃんじゃん当直に入って、あれもこれもやって……みたいなガツガツぶりを見せられ、感心するばかりで、あっという間のプレゼンタイムでした。

環境さえあればどんどん自分から積極的に学んでいく、ある意味、教員にとっての理想的な学生さんともいえるでしょう。というか、理想的な教育って、こういう学生さん〜ドクターを育成する、ってことなんだろうなあ、と思いながら聴いていました(残念ながらNさんはウチの教育の結果こうなったわけではないのですが……汗)。

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posted by 長尾大志 at 18:29 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2024年07月09日

島根大学医学部医学科・看護学科合同講義『相手に与える印象と行動科学』感想続き・アワード選出!

先週木曜日の「行動科学」、先週山ほど感想を引用させていただきましたが、その後も陸続と感想がやって参りまして、最終的に最後の方でやってきた感想がアワード選出されましたのでご紹介!

まず看護学科1名(以下引用)
今回の講義ではまず、やりたいことをやっているだけで大成できることはほとんどない現実のなかで、どのように努力を重ねていくのかを見極めていかなければならないということを教えていただきました。自分の目指す在り方に近づくために知識と経験を、周りから様々な刺激を受けながらも、私にとって正しいように積んでいきたいと思います。そして、理想を実現するために、物事に対して貪欲かつ謙虚な姿勢をもって、学び続けていきたいです。あんなに楽しく大切なことを学べる講義を受けられるなんて本当に幸せだなと感じました。長尾先生の講義、また楽しみにしています。
(引用ここまで)

医学科からは2名選出です(以下引用)
(1人目)まず先に言いたい。今回の講義が過去の行動科学、倫理プロフェッショナルの講義の中で一番面白かった。長尾先生、講義をしていただきありがとうございました。やはり今回の講義で一番心に残ったことと言えば、自分の商品としての価値を磨いていくことの重要性、そして日頃から他人に良い印象を与えることを気に掛けることであろう。特に私が語りたいのは、自分に磨きをかけ商品価値を高めるということだ。これは自分含め、今日の若者に必要なことであるような気がする。しかし個人的にここに、自分の得意を極めることも必要だが、それよりも最低限の力を広く浅く身に着けることだと思っている。自分を含め、今の学生は褒められ、怒られることがない世代である。これにより自分の得意しか伸ばさない傾向にある。かくいう私も自分の得意しか褒めてもらっておらず、自分の苦手、不得手を指摘してもらえていないことにようやく気づいたのは高校3年の時であった。こういう現状からも、得意を伸ばすことが自分磨きなのではなく、苦手を克服、ないし最低限マシなレベルにすることも自分磨きであるということを自覚する必要があると思う。

(2人目)
今回の講義では、始めに2つの患者さんの症例を例に医師として「うまく」患者さんと関わるためにどうするかを考え、そこから人と交流する際に自分が相手に与えている印象などについて考えた。
 2つの症例について、80歳の患者さんの治療を献身的に行うのは言うまでもないが、そちらを優先するために23歳の患者さんを「風邪であるからあまり丁寧に対処する必要はない」と医学的なものさしだけで判断してぞんざいに扱う、ということはしてはならないと感じた。今回の患者さんは風邪ではあったが血痰を経験して不安になったり苦しんだりしているのでその不安・苦しみを除く努力をする必要がある。そのようなことの積み重ねが医師の誠実さであると考える。今回の講義でハラスメントの話題が上がった際、現代社会では「優しさは無責任の裏返しである」との話をしていただいたと思う。僕は人が他人に対して優しくあれるのは、自らに責任がない時に加え自らにまだ余裕がある(精神的・社会的など様々な意味で)時であると考えている。医師になって多くの患者さんの診療をするようになると段々と余裕がなくなってきて、先ほど言ったような行動をとれないかもしれない。現実がそうであったとしても、余裕の生まれづらい状況下でも余裕を持って人に寛容であれる器の大きい人間を目指したいと思う。
 返報性の原理は、4月27日の総合診療医の集いの後の懇親会の際に僕が経済について少し触れた際に藤原先生からいただいた話の中にもあったのを思い出した。社会経済ではこの原理を利用して行われる商業が盛んである。私は返報性の原理の「理想像」として、返礼を意図せずして他人に善いことを施した際に結果的に何かしらを利益を得るという構造を考えるが、商業や経済においては最初から見返りを求めて(あてにして)他人に善いことを施しており、一方的な善の押し付けであると感じている。そのようなところからも経済・商業の利己的な考え方は見て取れる。しかしその逆の利他的な医療人として善いことを成そうとしても、この利己的な経済や商業とは切っても切り離せないことを産学連携の例をはじめとしてこれまでの倫プロや行動科学の授業の中で学んだ。熱い思いがあっても、もしくは素晴らしい技術があっても、それだけで人や社会には届かない。利他的な医療人になるために、善の押し売りや自分の行為に対する自己満足におぼれず、「人(患者さん)のため」を第一義とすることを忘れずに今後の勉強に邁進したい。
(引用ここまで)

アワード選出には昨今の講演会に関する問題点と対策のところのポイントも含まれますが、今回そちらは事情があって非公開とさせていただきます。ですが、こちらの感想だけでも読みごたえがありますね!これからも是非頑張って頂きたいと思います!!

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posted by 長尾大志 at 17:28 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2024年07月07日

島根大学医学部医学科・看護学科合同講義『相手に与える印象と行動科学』感想集

というわけで、木曜日の「行動科学」、感想の取り出しがシステム上めちゃくちゃ面倒でしたが、目につく「感想」の一部のみ抜粋してお届けします!(以下引用)

・今回の講義では、とにかく先生のコミュニケーション能力の高さアドリブ力に驚かされるばかりでした。講義中に流れてくる突拍子もないコメントを一人でさばききって、笑いに変えるなどして、とても楽しくて、笑える講義になっていました。正直、少しめんどくさいと思っていた授業も楽しく感じたので、医者にとってコミュニケーション能力の重要さを再認識できました。

・今日の長尾先生のお話はとても楽しくて笑顔が絶えませんでした。長尾先生はコミュニケーション能力が高くて患者さんからとても信頼される医師じゃないかなと思いました。患者さんとの接し方なども説得力があって実践してみようと思いました。

・今回の授業はコメントを投稿する形式だったので些細な疑問でも質問しやすかった。普段の行動科学の授業よりも教室の活気があるように感じた。今回の授業のようにコメントをニコニコ動画のように流すという試みは面白いと感じた。大勢の前で質問しづらい些細な内容でも拾うことが出来るので講義が盛り上がると思う。

・ユーモアも感じられ、とても楽しく学ぶことができた100分間であると感じた。長尾先生ご自身が医療に関する書籍を出すなどの経験をされているので一つ一つの言葉に重みがあって夢中になって講義を聞くことができた。また、本当に様々な幅広い質問にも答えてくださりとても面白かった。講義の最初の方に「こんな質問をする人は偉い」という風にどんな質問でもこういう意味があるのだと質問しやすくなりすごいなと感じた。そして、自分のキャリアをアイドルに例えるということがすごく新しく、そしてとても納得できて本当に驚いた。

・今日は非常に面白い講義をしていただきありがとうございます。先生は私達と年齢が大きく離れているにも関わらず、私達に馴染みの深いような例を出してくれたり、とても面白い講義だと感じました。入学して受けた授業の中でも、特に自分の役に立ちそうかつ面白い講義でした。コメントのしくみもあったり、自然と集中して聞いてしまうような講義でした。長尾先生のようなトークスキルや人柄を身につけたいです。

・ただ面白いだけの講義かと思いきや、目標とする自分になるために頑張ろうと思えるようなとてもありがたい講義でした。先生がおっしゃっていたように、頭でなりたい姿を思い浮かべながら過ごすとだんだん近づけるような気がします。私はもっと人に接しやすいと思ってもらえるようになりたいので、ジョークの練習をしていきたいと思ってます!

・グループワークと聞いて何をするんだろうと身構えながら授業に臨みましたが蓋を開けてみれば楽しい雰囲気で長尾先生のお人柄が溢れ出る素晴らしい講義でした。私自身コミュニケーションが苦手なのですが努力次第で印象は良くできるというお言葉を聞いて頑張ろうと思いました。生きづらさを感じることもありますが適応していくしかないと思います。受け身にならずに適度に自分に厳しく成長のチャンスを逃さないようにしたいです。

・講義を振り返ってみて長尾先生が講義の本題に入る前の導入の部分でアイドルを例に取り上げながら話したり、誰でも質問しやすい匿名の質問箱を作ることでとても楽しく講義を受けることができ、その後本題に入った後も集中して話を聞くことができたため、やはり相手に与える印象は大切なのだと感じました。

・本日の行動科学の講義をありがとうございました。今回の講義は普段の講義とは違った雰囲気で、質問しやすくて面白かったです。今回の講義を通して、これからの私たちの世代が先輩方とどのように交流を図っていくか、どのような努力をしていかなければならないかについて考えるヒントを得るための良い機会になったと思います。

・これまでと違った授業スタイルが新鮮だった。空調のことなど、オープンチャットで自由に話せるシステムは今後もあっていいと思う。ストレスフリーな回だった。

・今回の講義で用いられた質問ツールは、質問がしやすく、とても楽しく授業を受けることができました。あらゆる質問に長尾教授が答えてくださり、とても楽しい雰囲気で授業で受けることができ、とても楽しく感じました。授業内容では、相手を思いやることや、自分自身を客観的に見たり、それに加え、自分自身をコントロールし、冷静に判断や行動ができるメタ認知能力の大切さなども学びました。

・今回の講義はいつもと違い、行動科学らしい内容で非常に興味深かった。医師の姿勢や表情、喋り方などがどれほど大きな影響を患者に与えているかを再確認できた。これらの内容は簡単に、とまではいかないが、十分改善の仕様があると感じた。まず第一歩として挨拶を取り上げていたのも興味深かった。全世代の人が疎かにしがちである挨拶を積極的にすることで自分は良い評価を受けられると考えると、挨拶をしてみようという気持ちになった。

・今までで一番楽しい講義でした。講義中にチャットで皆と考えや感想を共有できるのはとてもいいなと思いました。

・とても楽しみながら授業を受けることが出来ました

・今回の講義はいつもの行動科学とは異なり、グループワーク形式や、チャット形式であったので新鮮な感じで楽しく受けることができました。

・前半はみんなの質問にたくさん答えてくださっていたので、雑談が楽しかったです。

・自由にコメントできてそれに反応しながら進めていく講義は画期的だと思いました。

・参加者のコメントが匿名化された上でリアルタイムでみえる形式の講義で大変面白く、また先生がおっしゃることはとてもためになりました。

・長尾先生の授業はリラックスして楽しんで学ぶことができました。特に匿名のコメントボードを利用することで,気兼ねなく参加しやすかったです。

・学生が投げたコメントをほとんど拾ってツッコミをしながら講義をするという講義形式が新鮮で面白く、楽しく授業を受けることができた。

・とてもお話が面白くもっと聞きたいと思う講義でした、貴重なお時間ありがとうございました。

・面白い授業をありがとうございました。

・長尾先生の講義がユニークで面白かった。

・本当におもしろい話でよかったです。気軽に質問させてもらえたおかげで興味を持って聞くことができました。アイドルを例にしてのキャリア形成の話がわかりやすかったです。

・今回の講義は普段の話を聞くだけのものと違いこちら側からも自由な発信ができて新鮮でした。先生の語りも相まって興味深くお話を伺うことができました。今回得た最も大きなものとしては、人に愛想良くしておくと周囲との関係やコミュニケーションが円滑に動かせるようになることを学びました。他にも、留学の意義やキャリアとして海外で働く経験を持つこと、総合的なキャリアプランニングなどについても新たな見地から学ぶことができました。アイドルの例を聞いていて、人生においては突然転機が舞い込むこともあるとわかりましたが、自分の将来を明確に考えておくことが成功の鍵になるということがよくわかりました。私も将来どのような医師としてどのように働きたいかをきちんと考えていこうと思います。

・今までなかった匿名でのコメントとか長尾先生の話とても面白くて100分充実していました。相手とのコミュニケーションについて実際に周りの人と話してみて、これから医療従事者になった時に目の高さを合わせたり、きちんと相槌を打つなど反応してあげることが大事だなと思いました。今日の講義内容はこれから医療従事者として患者さんとコミュニケーションをとる時にとても活かせるし、医療従事者の中でも特に看護師は患者さんと距離が1番近いと思うので大事にしていきたいです。

・今日の授業はとても面白かったです。恋愛、アイドル、人間関係、ささまざまな分野から長尾先生の見解を知ることができ、人生の中でも有数のためになる講義でした。自分は、もともと社長になりたかったのですが、医学部に来ました。開業医かな、と考えていましたのですが、長尾先生の講義を聞いてさらにそうしようとおもいました。

・今日の講義はとても面白かったです。この講義を通して、大きな声であいさつしたり笑顔で話したりするなど、相手から接しやすいと感じられる人になりたいなと感じました。そして患者さんの症状から正しいことを読み取るには日々の授業や勉強がとても大切であり、今学んでいることを病院でも発揮していけるような力をつけていきたいと思いました。そのためには日々の授業が大切になってくるので将来看護師になるという強い目標をもって頑張りたいと思います。話をするときも相手の話に相槌を打ちながら聞いたり、相手と同じ目線で話したりして相手に不快な気持ちを与えないようにしていくことが大切だとわかりました。これから相手と話をするときは気を付けて意識していこうと思います。

・長尾先生のアイドル紹介から始まって、これはどういった講義なのだろうと思っていたのですが、気がつけば長尾先生のトークに心を掴まれていました。グループワークを通して人と話すときの相手に与える印象について考えさせられました。目の高さを合わせるだけで話しやすい印象を受けたし、どちらかが立った状態では話しにくかったです。相手に良い印象をもってもらうことはとても大事なことだと思うので、「愛嬌があるね」と言ってもらえるような人になっていきたいなと改めて感じました。患者さんや同僚と良い関係を作れるように、学生の今のうちから意識していこうと思います。

・身近な話題のアイドルで例を挙げられていたので分かりやすく興味深かったです。自分が目指す道は一つではなく視野を広く持って何十年たってこれを経験したから今があると思えるように頑張っていきたいです。そして、リアルタイムでコメントができてみんながどのように考えているかが分かってよかったです。

・いつもよくお名前とお顔をお見かけする長尾先生のお話を初めてちゃんと聞くことができてよかったです。commentscreenというのも初めて知りましたが、面白いですね。愛想の良さとか人当たりの良さが大事だというのは私も日頃からよく感じていて、自分もそうありたいと思ってはいるのですが、いざそうしようとすると不自然でぎこちなくなってしまったりするので、なかなか難しいですね。アイドルのお話もはじめはあまりピンと来ませんでしたが、同じグループに属していても、人によって能力も目指す方向も違うわけで、われわれもこれから医療従事者としての人生を歩んでいく中で、メタ認知でもって自分の能力や性格を客観的に見つめつつ、長期的な視点から生存戦略を練っていくことが大切だということがわかりました。

・今回は匿名チャットを取り入れたり前半永遠とアイドルについて語ったりと新鮮な講義でとても面白かったです。聞いていて飽きない授業でした。入りのアイドルのお話からも生きるうえでのヒントを得ることができました。「努力は実る。ただし方向性を間違えずに努力する」という言葉です。努力努力といわれがちですが、まず努力する前に一歩立ち止まって自分を俯瞰すること、すなわち自己分析が成功において最重要なのではないかと感じることができました。人それぞれ個性があるのでそのカズ分の方向性があると思います。ですから、これからは自己分析をし、自分に合った方向性・努力方法を見つけたいと思います。どの職業においても求められる能力はたくさんあると思いますが、自分に足りない能力に気づかず、「できたつもり」になってしまうと、とても怖いなと思いました。将来働くときには「できたつもり」にならないように過ごしていきたいと思いました。
(引用ここまで)

皆さん、早速学んだことを生かして、「感じよく」振舞われていることがわかります笑。commentscreen様様でしたね、ありがたい!いいことばかり目について、承認欲求が満たされ、自己肯定感爆上がりです笑。

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posted by 長尾大志 at 10:44 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2023年05月23日

先週の 民間医局コネクト さんからご感想を頂きました!!

先週、民間医局コネクト さんで胸部X線写真読影のお話をさせて頂きました。

その時に頂いたご感想などを送って頂きまして、うれしいご感想もたくさんありましたので、そのうちごく一部をご紹介させていただきます。

民間医局さんで、ご登録(申し込み)316名、参加者159名、アンケート80名、セミナー満足度4.50/5点満点、でした。

(ここからご感想一部引用)
◆流し見ていたX線写真の奥深さがわかりました
◆心陰影の後ろのシルエットサインには特に注意が必要であるとお聞きし、勉強になりました。
◆「肺野」という表現をすることの注意や、たくさんの症例を用いた解説で、とても勉強になりました。胸部X線は特に苦手意識があったのですが、整理して考えるコツがわかりました。ありがとうございました。
◆総合病院勤務でついついCTに頼ってしまいがちなところ、レントゲン所見を系統的に読み論理的に考える大事さを再認識でき、大変勉強になりました。
◆今まで体系的に教わる機会が限られていたので、有り難かったです。
◆レントゲンで位置なども詳しく分かるとは知りませんでした。基本的な読み方を初めて理解した気がします。いつもCTRやCPangleとなんとなくこの辺が白いことしか読めなかったのですが、今度から今日学んだシルエットサインに気をつけて見ていこうと思います。
◆国家試験の勉強をしていると, なかなかシルエットサインの有無を気にする場面はありませんでしたが、実際に働き出してからは重要な所見になってくるということを実際の症例を目にすることで実感できました。
◆今後、ERで胸部CTを撮る際は、なるべく胸部x線とセットで撮り、読影を上達させようと思います。

◆すごく分かりやすく、明日からXpを見るのが楽しみになるくらい良かったです。また、シルエットサイン以外のXpのポイントもぜひ講座でやってもらえたらと思います。
◆シルエットサインについての演習を沢山していただき、明日からx線写真をシルエットサインを意識して見たくなりました。
◆胸部X線は個人差があって難しく感じていた。確かに、基準値といった明らかなものがなく、なんとなくで読影していたので、今回のもので見方がわかってよかった。シルエットサインについて、何回も画像見たので、繰り返し勉強できてわかりやすかった!
◆症例を多く提示して頂き、胸部X線に対する苦手意識が緩和されたと思います。今回の講義で学んだことを早速明日からの研修に活かしていきたいです。
◆シルエットサインの読み方は今までも何回か教わる機会がありましたが、今回のセミナーで1時間長尾先生に教えていただきながら自分でも画像を見ることで、読み方をしっかり身につけることができたように感じます。よくわからない、という結論も時には大切で、よくわからなかったらCTを確認するという手段があることも学びました。今日教えていただいたことを日々の実習の中で実践して、画像が読めるように練習したいと思います。

◆長尾先生の講義はいつもとてもわかりやすくて本当に好きです。毎日レントゲンを読むので頑張る原動力になりました。
◆大変勉強になりました。先生の本、講義動画を持っているので、しっかり読んで勉強してみたいと思います。
◆著書を拝読させていただいております。実際にセミナー形式で講義を受けると内容の復習になって、これからの研修に生かせそうです。ありがとうございました。
◆御本を愛読しております。先生の講義を受講できる日が来るなんて夢にも思っておりませんでしたので、今日を心待ちにしていました。ありがとうございました。
◆苦手意識のあった胸部レントゲンが、少し好きになりました。ありがとうございました。また、滋賀医科大学卒なのですが、長尾先生に教えていただいた呼吸器のレジュメを今も大事に勉強に使っています。本当にありがとうございました。
◆大学4年まで先生の講義を大学で直接受けさせていただき、沢山学ばさせていただいておりました。国試が終わってから2ヶ月医学に触れてなかった期間もあり、新たな環境のもと研修が不安だらけでスタートしたのですがまた勉強に励み頑張ろうと思いました。ありがとうございました。
◆研修医一年目です。呼吸器スタートで、レントゲンが全く読めず、長尾先生の本を読ませていただいて、勉強しました。担当している患者様のレントゲンを一枚読むのに時間はかかっていますが、先生の教科書に書かれている順に、丁寧に読む癖がちょっとずつついてきて、読んで良かったと、感謝の気持ちでいっぱいです。
(引用ここまで)

これがきっかけで、胸部X線写真読影が楽しくなった、もっと読みたくなった、と言っていただけると本当にやってよかったなと思いますね。また、意図したところを「勉強になった」と言っていただけるのも大変励みになります。著書読んでいただいているのももちろんうれしいですし、滋賀医大出身の方に褒めて頂けるのも、とってもありがたいものです。

このたびは、このような機会を頂きまして、「民間医局コネクト」さんには本当にお世話になりました。関係の皆さま、参加頂いた皆様、本当にありがとうございました!!

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posted by 長尾大志 at 08:22 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2022年10月23日

看護専門学校感想3

そういえば、また看護専門学校さんの感想を掲載するのを忘れていました。

先日とある看護専門学校さんの試験採点依頼が来ましたが、それはもう惨憺たる結果で、数名のよく聴いていた人とサイレント(に眠っていた)マジョリティーの差が激しかったです。来年からはもう少し、その辺の人を巻き込む工夫が必要なのか、と思うのですが、どうしたものか……。

聴いていた人たちからはポジティブな↓↓↓感想をもらうのですが……
(感想ここから)
・楽しく、分かりやすく教えていただきました。
・呼吸器のことは少し苦手なので、頑張りたいです。長尾先生のお話分かりやすくて知識が定着できるような気がしました
・今回の範囲はなんとなくわかったが、次のアシドーシス、アルカローシスのところがすごく難しそうだったから次の授業でもっとわかるようにしたいと思った。
・なし
・最後集中できてなかったのでもっと集中して頑張りたいです
・授業がわかりやすく すぐに理解することが出来て良かったです。
・わかりやすかったです。
・面白かったです
・先生の授業はわかりやすかったです!
・連続性複雑音と断続性複雑音の違いが分かりやすかったです
・単語の意味がわかると色々わかってくるのが面白く感じました。
・仕事で施設に勤めていた時に数値や値を見ることがありなにを指していることかわからなかったですが少し理解できた気がします
・聞きやすかったです
・いい授業ありがとうございました!
・ほんとに呼吸器が苦手だったのですが、長尾先生の授業はとてもわかりやすいです。ありがとうございます。
・胸部X線の見方など、自分の未知の部分が沢山ありとても興味深いもので面白かったです。
・特になし
・分かりやすかったけど、前は暗いから眠くなる
・特になし
・pHがとても重要だとわかりました。
・血液ガスの解釈は少しややこしいけど、覚えることを覚えたら解けそうなので、しっかり数値を覚えようと思う。
・タバコを吸うと健康に良くないのはもちろん知っていましたが、なぜ良くないのかが知れてよかったです。動脈血ガスの正常範囲やアシドーシス、アルカローシスの判断基準はしっかり覚えたいです。
・血ガスについて学んで、基準値をしっかり覚えたい。
・難しいので頑張ります
・血液ガスの解釈を完璧にできるようにしたい。
・難しいので頑張ります
・血液ガスの解釈が少し難しかったです。
・COPDなどの大事な病気に時間をかけて授業していただき、わかりやすかったです。血ガス、混乱しますがパターンを覚えてしまえば臨床でも役にたてそうです!
・肺炎について詳しく知ることができて良かった。煙草を吸っている人は肺炎になる。と、思っていたけれど、必ずしもそうなるわけではなくて、ちゃんとなる理由があるんだと知った。質問:質問ではないけれど、「肺気腫とは」の説明をもう一度聞きたい。
・ありがとうございます。
・難しいですがとてもわかりやすかったです。
・特にないです
・特になし
・血液ガスのPHなどの意味や数字がまだわかってないので解るようになりたいと思いました。
・難しいので頑張っていきます
・聞いていて分かりやすく、楽しいです。
・数値を覚えれるようにしたい
・特にないです。
(感想ここまで)

数回分をまとめております。各回の感想はやはりしっかり聴いていた人だけ。そういう人は点数もよくポジティブな感想をくれるのですが……。

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posted by 長尾大志 at 11:44 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2022年09月09日

看護専門学校感想2

今日もバタバタしておりますので手短に。
感想集の続きです。

(引用ここから)

・たのしかったです
・とても分かりやすく面白い先生でした
・特になし
・とても面白く受けれました
・前期にも少し呼吸の講義があったのですが、そこで全く理解が追いつきませんでした。しかし今回の講義で先生の面白さもあってちょっと呼吸器が好きになりました。ありがとうございます。
・先生の、YouTubeも見ながら勉強していきたいと思います。
・わかりやすくて面白い授業でした
・呼吸について学ぶことができて良かったです
・図が入っていてわかりやすかったです。
・なし
・楽しい且つ説明がわかりやすく内容の濃い授業だった。
・ありがとうございました。
・授業が分かりやすくて為になりました!
・難しいですが頑張ります。
・今他の授業で呼吸のことについて勉強しているので、詳しく知れてよかったです。
・頑張っていきます

(引用ここまで)

「呼吸器が好きになった」といってもらえるとうれしいですね。

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posted by 長尾大志 at 09:49 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2022年09月08日

看護学校掛け持ち中

9月に入って、看護学校の講義が始まりました。

数校、複数学科を担当させていただいて、学科による理解度、集中力?の違い、学校によるカラーの違いなど、たいへん興味深く拝見しております。

昨日はこちらで、呼吸の基礎と呼吸生理の、ややこしいところを少しでもわかってもらえるようにお話してみましたが……やはり午後の講義は大変です笑。

IMG_6503.JPG

少し頂いた感想を(ここから引用)

・楽しく、分かりやすく教えていただきました。
・呼吸器のことは少し苦手なので、頑張りたいです。長尾先生のお話分かりやすくて知識が定着できるような気がしました
・今回の範囲はなんとなくわかったが、次のアシドーシス、アルカローシスのところがすごく難しそうだったから次の授業でもっとわかるようにしたいと思った。
・なし
・最後集中できてなかったのでもっと集中して頑張りたいです
・授業がわかりやすく すぐに理解することが出来て良かったです。
・わかりやすかったです。
・面白かったです
・先生の授業はわかりやすかったです!
・連続性複雑音と断続性複雑音の違いが分かりやすかったです
・単語の意味がわかると色々わかってくるのが面白く感じました。仕事で施設に勤めていた時に数値や値を見ることがありなにを指していることかわからなかったですが少し理解できた気がします
・聞きやすかったです

(引用ここまで)

最初のつかみがかなり好感触だったので、その勢いで突っ走りました。また次回!

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posted by 長尾大志 at 18:20 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2022年07月25日

長浜バイオ大学・講義感想

少し前ですが、長浜バイオ大学で講義をさせて頂きました。その時のご感想を頂きましたのでシェアさせて頂きます。なお残念ながら、長浜バイオ大学での講義は今年で終了となります。

(感想ここから引用)
・わかりやすい授業でした
・説明がわかりやすい
・写真がたくさんあり、分かりやすかったです。ありがとうございました。
・理解できていないところを補えた。
・丁寧な解説でわかりやすかった
・理解不足だった部分が解消された。
・呼吸に苦手意識を持っていましたが、今回の授業で理解が深まりました。
・呼吸自体難しいけど、今回の授業で前まで疑問だったことがちゃんとわかるようになったのでよかった。
・呼吸の計算についてあやふやな点があるため復習したい。
・分かりやすかった
・今までに習った呼吸器についての理解がより深まった。問題がいくつか混ぜられており、自分が忘れていた問題の復習ができた。
・とてもわかりやすかったです。
・呼吸大嫌いですが、楽しんで受講することができました。ありがとうございました。
・眠たくなる時間やったけど、適度に質問もしてくれるので集中して取り組めた。
・例えが多くて、すごくわかりやすかった。しんどくなってきたタイミングで、みんなで考えられる問題や雑談、ビデオがあってありがたかった。
・わかりやすく解説してくださったので呼吸器の範囲がより理解が深まりました。
・講義資料にメモを取るスペースもあり、講義自体もわかりやすかったです。呼吸機能検査には苦手意識がありましたが、これを機に少しだけ頑張ってみようとおもいます。
・冗談や雑談を交えながら授業していただいてとても楽しかったです!
(感想ここまで)

わかりやすさ重視で臨んだだけあって、わかりやすかったようでよかったです。
今後はもう一息先を見据えた講義をまた目指していきたいです。

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posted by 長尾大志 at 16:14 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2022年07月05日

胸部X線グランプリ・頂いたご感想まとめ

もう2週間も経ってしまいましたが……先日行われた「胸部X線グランプリ」、本当に多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。感想もたくさんいただいており、こちらで一部ご紹介させていただきます。
(以下感想引用、一部修正)

・今回の機会はX線を勉強する中でとても良いモチベーションになりました。宣伝や企画をはじめとして集計や当日の運営など大変なことも多かったと思いますが、このような機会を設けていただき誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

・本当に楽しい大会を開催してくださり、ありがとうございました。今後も楽しく勉強していきたいと思いました。第二回グランプリも楽しみにしています。

・いつも長尾先生の素晴らしいX線のZoom講義に参加させていただいており、楽しく勉強させてもらっています。ありがとうございます。今回も楽しい講義で、でも本当に難しくて、運良く点数も良かったとのことで嬉しい限りです。そして素晴らしい症状を送っていただきありがとうございました。大事にします〜!これからもX線講義に楽しくしかし真剣に参加して勉強を続けたいと思います。ありがとうございます。

・この度は肺の孔の運営をしていただきありがとうございました。私自身レントゲンを見ることが苦手だったので、今回の問題を通してとても勉強させていただきました。また、お忙しいところ点数もお知らせくださりありがとうございます。また機会がございましたらよろしくお願いいたします。

・また、参加したいです!よろしくお願いします。

・とても勉強になりました。レントゲンおもしろいですね。ありがとうございました!

・運営スタッフの方々へ: 企画運営ありがとうございました。
 長尾先生: 無気肺とすりガラス影+網状影の話が特に勉強になりました。ありがとうございました。

・先生が親しみやすく、とても楽しかったです️勉強します️先生、運営の皆様、ありがとうございました!

・長尾先生や島根大学の皆様、有難うございました。大変勉強になりました。Xp像の所見を見る力がついたので、ここから疾患を鑑別できるように頑張ります力こぶ

・めちゃくちゃ楽しかったです。医学の勉強をしていて、過去一番楽しく勉強できた気がします。長尾先生、運営の皆さん、素敵な機会をありがとうございます!!

・本日は大変ありがとうございました。難しくも手応えのある問題ばかりで、わかりやすい解説をして頂いたおかげで胸部Xp読影への苦手意識がかなり払拭されたように感じます。また次回があればもっと勉強してから臨むつもりなので、楽しみにお待ちしております!

・普段勉強する機会がなかったので、今回参加できてよかったです!毎週火曜日時間があるとき参加します!

・カゲ読みを読んで挑みましたが、これから長尾先生の本も読みます!次回頑張ります!

・大変勉強になりました。ありがとうございました。

・長尾先生、運営の皆様ありがとうございました!いい機会を与えて頂き、非常に勉強になりました。
今後も楽しみにしております。本当にお疲れ様でした!

・本当に難しかったですが、それ以上に楽しかったです!!このような大会に出させていただきありがとうございました。勉強会も参加させていただきます、今後もよろしくお願いします!重ね重ねになりますが、飛び込んでいって本当に良かったです!ありがとうございました!平謝り‍♂️平謝り‍♂️

・なにも分からず参加したのですが先生の初学者にもわかりやすい解説のおかげで少しだけわかった気がします。初めて聞く言葉だらけでとても勉強になりました。運営をされた方々もお忙しい中ありがとうございました。

・画像が苦手で4年間逃げてきたので、良い機会だ!と思って思い切って飛び込んでみましたが、全然わかりませんでした!見えるようになってきたら面白いだろうなと思うのでちゃんと勉強してまた参加したいと思います

・本日はありがとうございました。無気肺の中でも症例によって見え方が違ったり、胸水や気胸のラインの見え方などにも色々なパターンがあることを知れて、今日1日で多くのことを学べました。今後もまた開催して頂けると嬉しいです。

・本を買おうと思いました。ありがとうございました。

・今日の衣装、カボチャ色でしたね。先生の美味しい食べ物情報や呼吸器のレクチャーを楽しみにしています

・楽しい雰囲気のセミナーで、自然と積極的にコメントや質問などできました。ありがとうございました!

・長尾先生とスタッフの皆さまお疲れ様でした! 大成功でしたね! 次回も楽しみにしてます!!!
(引用ここまで)

主に「楽しかった」という感想が多いですね〜。確かにやっている方も楽しかったですから……。引き続き、よろしければ定期開催している「肺の孔」への参加もご検討くださいませ!!

*「肺の孔」へのご参加は、医学生さん、および島根大学卒業生の方に限らせていただいております。医師の皆様向けには各地での講演会や下記の企画がございますので、どうぞご参加ください。

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長尾大志の胸部X線診断tsucom塾⇒
https://lp.tsucom.ai/contents/nagao-chest-xray


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posted by 長尾大志 at 17:29 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2022年07月02日

5年生と6年生、臨床実習感想〜

臨床実習、5年生と6年生が同時に終了〜。感想頂きましたが、どちらが何年生か、わかりませぬ。以下引用しておきます〜

Q1:今回の実習での学びになったことは何ですか。
A1:担当患者さんについて、主治医の先生の解説をいただきながら診察出来たこと。
・呼吸音の聴診について学ぶことができ、自信になった
・内科系の診察方法、キャリアについて
・内科の対面実習は初めてだったので、長尾先生の聴診レクチャーやベッドサイドレクチャーは非常に勉強になりました。これからの実習、研修、練習を通して診察の技術を身につけていきたいと思いました。
・病態、聴診所見、画像の結びつけができるようになったこと。
・患者把握してプレゼンすること。手技の経験。患者さんや先生方との信頼関係の構築。
・先生方の診察の仕方や、患者把握の様子が勉強になりました。

Q2:率直な感想を自由記載でお願いします。
A2:先生方が皆さんとても親切で、質問等もしやすい雰囲気だったので楽しく勉強することができた。
・胸部の聴診、打診など学ぶことができた。他にも色々な身体診察について、学びたいと感じた
・職員さん全員優しい診療科は初めてでした。来年回りたいです。
・呼吸器内科の魅力についてだけでなく、先生方のキャリアやプライベートとのバランスの取り方などについても教えていただくことができて非常に参考になりました。ありがとうございました。
・今までで一番楽しくて、充実した実習期間でした。ここで学び続けることができたら幸せだなって感じました。
・先生からの医療知識はもちろん、診療科の雰囲気が優しく、のびのび実習を行えて楽しかったです。

Q3:臨床実習でやりたかったこと、希望することを教えてください。
A3:1週間は短すぎると感じた。
・採血やルート確保などの手技も実際に行い学びたい
・手技など
・今回は病棟患者さんの診察や検査見学が主だったので、救急対応についたり、終末期の患者のお看取りだったり、胸腔穿刺、胸腔鏡見学などもしてみたかったです。
・希望したことはやらせていただけたので満足しています。

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posted by 長尾大志 at 00:08 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2022年06月06日

外来ポリクリ実習、最終回感想

現在臨床実習では呼吸器外来の一角で、外来患者さんの診療に参加してもらっているのですが、大学病院に初診で来られる患者さんはご紹介の方、それも「影があります、精査ヨロシク」系のことが多く、なんというか、理想の外来実習とはかけ離れた現場になることがしばしば。外来の部屋もかなり狭くて、一度に1-2人しか入れず、そもそも診ることができる人数にも限りがあるところで。

……ということで各所に相談をした結果、模擬患者さんの研修?を兼ねて、スキルアップセンターにて外来「模擬」実習をやらせていただくこととなりました。所詮「模擬」、とは言っても、お相手は一般の方。しっかりと病歴を取りつつ会話をしてラポール形成を図る、という練習には適していると考え、そちらに移行することになりました。

ということで、なんやかんやで今回が、実際の現場で行う最終の外来実習。6年生に感想を聞いてみました。

(ここから感想引用)
Q:今回の実習での学びになったことは何ですか。
A:
・疾患に対する知識だけでなく、患者さんと接する上での会話の仕方や他院への紹介状で記すべきこと、また紹介状への返信など将来医師として働いていく上でなかなか普段の講義で聞くことができないところが学びになりました。
・今まで初診の予診では、紹介状を持参された患者さんでオスキーのように問診を進めていくのは、なんだか紹介状にも書いてある内容だけどどうしようかなといつも迷って、しっかりと問診の型を決められずにいました。今回「お手紙もらっていますが、最近こちらの症状はどうですか。」とオープンクエスチョンからクローズに持っていく手法を教えていただき、今後の初診の予診では活用していこうと思いました。 また、バッドニュースを伝える際には、本人だけでなく付き添いの方の表情や姿勢にも注目して、場合によっては話の流れを変え、伝え方を変更するということも教えて頂きました。自分は咄嗟の状況に対処することがそんなに得意ではないため、先生に教えて頂いたように、こういったリアクションをされたら、こう伝えるというパターンを何個もイメトレしていくことで、より良い診療につながるのではないかと思いました。医療の世界にイメトレは必須ですね・・・。

Q:率直な感想を自由記載でお願いします。
A:
・単純に知識をいれるだけでなく先生の経験に基づいた患者さんへの問いかけ方であったり、病歴の聴取の仕方を学べて有意義な実習でした。
・初診の患者さんに対して、どうアプローチしていくか、長尾先生の脳内思考回路を知ることができ非常に勉強になりました。特に、事前にどういった点に問診の際に注目すべきか、横でご指導いただいた点が大変勉強になりました。初期研修でも外来研修が必須化されましたため、その駆け出しとなるような実習でした。先生、ありがとうございました。是非またお願いしたいです!

Q:臨床実習でやりたかったこと、希望することを教えてください。
A:
・入院患者さんの疾患を腰を据えて勉強するのと外来患者さんに対しての問診を取ったりするのとは必要なスキルが大きく異なると改めて感じました。なかなか初診の患者さんの人数や外来の時間の兼ね合いなどがあって難しいとは思いますが外来の予診をとったりという機会が増えれば勉強になるなと思いました。
・特に思いつきません・・・。ローテーション1週目ですが、手技練習・レクチャーともに大変勉強になる内容ばかりです!先生方ありがとうございます!
(感想ここまで)

感想をありがとうございました……こんな感じのことでしたら、シミュレーションでも出来そうな気がするのですね。少し準備期間がありますので、いろいろと考えてまいりたいと思います。

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posted by 長尾大志 at 13:14 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2022年05月29日

呼吸器漫談会の感想(続き)

学生さん対象『呼吸器漫談会』、何度か開催しており、まだまだたくさん感想を頂いております。引き続き、なんとなくどんなことをしているか、ご覧いただければと思います。今回は「肺炎基礎編」「抗菌薬編」の感想です。

(感想引用ここから 原文ママ)
・勉強になりました顔1(うれしいカオ)
・わかりやすく、内容に興味がもてました。
・肺の免疫について、理解しにくいところやイメージしにくかったところがスッキリしました!今まで肺が水浸しになる、の意味が理解できなかったのですが、今日の先生の話を聞いて理解できたので、勉強が進みそうです!ありがとうございました
・本日もありがとうございました。本日は1年生の私にとっても難易度的にちょうど良かったと感じました。さまざまな方のニーズの最大公約数的に満たすのは難しいかもしれませんが、今後も本日のように臓器の基本的な働きといったところからご説明いただいたような形で基礎からご説明いただけるような回がありますと大変助かります。
・アレルギーで咳が止まらなくなった時、肺の中の異物はどうやって取り除かれるのだろうと疑問に思ってましたが、今回のお話を聴いて理解できました。分かりやすかったです。
・今回は1年生にも分かりやすく今回も面白かったです ちょっと長くて疲れましたが、先生もだと思います。いつもありがとうございます 次回も楽しみにしています
・まだ医学についてほとんど何も知らないため、聞いてるだけのことの方が多いですが、前回の漫談に参加した上で今回の漫談にも参加してみると、分からないなりにもたまにこれだ!と気づけることがありとても楽しませてもらってます。運営さん、先生、ありがとうございます。

・今日もありがとうございました。
・とてもわかりやすい講義ありがとうございました。これでないとダメ!な抗菌薬を使うことを目標に頑張りたいです。
・実習でなかなか時間が合わず久しぶりの参加でした!勉強しようとする度に何から考えていいのかわからなくなるのですが、かなり噛み砕いて教えていただけてわかりやすかったですにこにこ
・抗菌薬の決まった治療期間や評価タイミングがあること知りませんでした…^^;先生のパリピに押される緑膿菌のマネが結構ツボでした!笑 今日もありがとうございました。
・今日も楽しかったです!ありがとうございました。次回も楽しみにしてますにこにこ
・デスカレーションのことを本では読んだことがあるのですが、実際に厳密にされているのを聞いて、すごいと思いました。どのようにするのか、何に気をつけないといけないのか、身につけてみたいと思いました。マイコプラズマの捉え方もより扱いやすくなったように思います。
・感染症の診断、治療についての考え方で今までぼんやりと理解していたところがはっきり分かってまさに目からウロコでした。また各論の講義も楽しみにしています。ありがとうございました。
・今日もありがとうございました顔1(うれしいカオ) ポイントどれだけ集めたら特典があるのでしょうか??
・患者さんを診察する際の実用的な内容をたくさん知ることができ、とても面白かったです。
・今日の回は一年生の私には難しく、ただ聞くしかなくてもどかしかったです……。ですが、抗菌薬を使う期間が長ければその分耐性菌がどんどん増えていってしまう、というところでの陰キャと陽キャの例えがとても分かりやすくまた印象に残るもので、イメージしやすかったです。また、原因菌が二つ存在することは想定しない…?のところが、初めて知ったので勉強になりました。ただ、ここが曖昧なままなので自分で調べてみようと思います。自分で調べてみようと思えるものが今回できて、よかったです。今回もありがとうございました!
・今日も面白いご講義ありがとうございました。参加が遅れてしまいましたが、今日は仕事が休みの父も一緒に見させていただきました。最後の最後に質問してしまいましたが、お答えいただき非常に有り難かったです平謝り来週も宜しくお願い致します!
・1年生にもわかりやすい内容ありがとうございました!基礎的な部分を今後もカバーしていただけると大変助かります。
(感想ここまで)

低学年向けには、本来全体向け授業で「ド初心者のための医学入門」みたいなお話をしたくて、お願いをしているのですが……次年度はできるかなあ。

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posted by 長尾大志 at 11:39 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2022年05月27日

呼吸器漫談会の感想

先日、もうずいぶん前になりますが、学生さん対象に『呼吸器漫談会』を開催しました。

そこでたくさん感想を頂いていたのに、バタバタしていてすっかり共有できておりませんでした……。講義自体は諸事情?で一般公開できる代物ではありませんので、なんとなくどんなことをしているか、ご覧いただければと思います。

(感想ここから)
・あまり自分の医師としての将来に希望が持てなかったけれど、先生のお話を聞いて少し気が楽になりました。
・先生。今日も楽しいお話をありがとうございました。最近、先生方と接して雑談や相談させて頂く機会もほとんどない(zoomだと雑談になりにくく、授業と質問のみして終了)ので、楽しかったですし、大変貴重なご意見を頂きました。ありがとうございました。今日のお話を聞いて、益々先生への尊敬の念が深まりました…!
・無駄な経験はない、雑用という言葉は雑にするからであるということが印象に残りました。言葉を大切にすることは、これから意識して行きたいです。前の大学を辞めるとき挨拶に行ったら学部長の先生が無駄な時間はないんだよって言ってくれたのを思い出しました。もっと先生のお話を聞きたいです。よろしくお願い致します。
・楽しかったです!!先生とお話しできる機会があまりないので、設けていただけて嬉しかったです。また次回があればよろしくお願いします!
・漫談の会第2段が楽しみです!
・今日もとても楽しかったです!歴史と結びつくお話が面白かったです。来週も楽しみにしています!"
わかりやすかったです! ありがとうございました顔1(うれしいカオ)
・複雑で取り組みにくいと感じていた内容が先生のわかりやすい説明でよく理解できました!
いつか会えたらいいなぁと思います
・今日の漫談会楽しかったです。去年は挫折してしまったのですが、解剖やら生理学を学んだ上で、再チャレンジします!よろしくお願いします!
・すごく楽しかったです!いろいろ勉強したいので、CT読影やその他またありましたらぜひ情報周知お願いします!いつも楽しみにしています。
・2年生になり解剖学の授業が始まりました。1年生の組織学でも解剖学でも、先生のおかげさまで高いモチベーションで勉強できております。今後ともよろしくお願いします!
・本日はありがとうございました。まだ1年生で全然わからないので会の初めや終わりに5、10分程度でもいいので基礎の基礎みたいな形でレクチャーしてくださると嬉しいです。
・とてもおもしろかったです。今後も参加させて頂きます。よろしくお願い致します。
・初めての参加でしたが、初心者でも分かりやすく、面白かったです。グッドコメントかけるように頑張ります。
・初めて参加しましたが、思っていた何倍もアットホームな空間で驚ました。まだ医学のことは何にもわからないため、気になることは山ほどありますが、医師として実際現場に出ている方に疑問に思っていることを下調べもせずに聞くのは失礼だと気負いしてました。ですが今回参加してみると、ボケ倒したり、どんどん道に逸れて行ったりと、、、そういう空気感で学んで良いというメッセージをもらったように感じています。このような場を作ってくださりありがとうございます。これから度々参加したいな、と思います!
・本日も真面目とネタで楽しかったですにこにこ鼻甲介はダイソン。
・いつもお疲れ様です! あと10回ぐらいありそうな気もするのですが、完走するまで応援してます! 完走の感想もお聞きしたいです!
・初めての参加で不安でしたが、とても分かりやすかったです。肺炎に興味があったので様々なことを知れてよかったです。
・今日も楽しかったです!やっぱりレクチャー回と演習回どっちもやっていけたらいいですかね、、?一年生も入って楽しかったです、今年度もよろしくお願いします!
(感想ここまで)

とにかく初心者向けのお話では、「楽しさ優先」「わかりやすさ優先」でやらせてもらってますので、ひとまず目標は達成できたかというところです。低学年の公的な?講義もお任せいただけるよう、もう少し頑張ってまいりたいと思います。

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posted by 長尾大志 at 10:33 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2022年04月30日

臨床実習感想・続き

臨床実習のご感想、違う形式で頂いていたものがありましたのでご紹介。
(以下、感想引用、一部読みやすく改変)

外来で学んだこと

・呼吸困難の鑑別として、呼吸器疾患だけでなく循環器疾患や神経筋疾患、甲状腺疾患、腎疾患、中枢神経疾患などもあがることが実際に体験できました。これらの鑑別を頭に浮かべつつ、必要な質問や身体診察・検査を行うことが大切だと思いました。特に身体診察では、何の所見を得るために行うのかを意識して行わないと、所見を見逃すことがあるため注意しようと思いました。必要な情報を聞き出すためにはそれぞれの疾患についての知識が重要であるため、国家試験の勉強をしつつ知識を整理していきます。必要な検査も自分で考える、あるいはなぜその検査がされたのかを考えるようにしたいと思いました。

・患者さんの表情や話し方から心情を推測することを今後忘れずに実践していきたいです。特に悪い知らせを行うときには注意したいと思いました。患者さんに応じて最適な方法を考えつつお話するように心がけます。今後、外来や告知などを行うときの判断の一つとさせていただきます。

・患者さんの悩みや不安を第一に考えて、長尾先生が一つ一つの言葉を慎重に選んでいるように感じました。僕もこれからたくさんの経験を積んで、落ち着いて患者さん第一の外来を行えることを目標にします。

・紹介状の返信をさせていただいたことも大変学びになりました。少しでも臨床医の仕事内容に触れることができ、数年後の将来像の構築に役立ちました。

・この度は貴重な体験をさせていただきました。誠にありがとうございました。この外来実習で学んだことは忘れることなく、医師としての知識、経験として活かして参ります。

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posted by 長尾大志 at 21:40 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2022年04月29日

臨床実習感想

久しぶりに、学生さんの臨床実習が対面になって、呼吸器内科のコースを一部承らさせていただきました。1か月間が終了し、お久しぶりに感想を頂きましたので、お久しぶりに引用しておきたいと思います。
(ここから引用)

Q1:今回の実習での学びになったことは何ですか。
・呼吸苦の評価MRC、月経随伴性気胸
・紹介状を持って来られている初診の患者さんの場合、紹介状で分かる内容はあまり聞かず、まずはオープンクエスチョンで今困っている症状・問題から聞くと良いというのが勉強になった。また、オープンクエスチョンで質問をする場合にも、いきなり色々聞くのではなく、患者さんが最初に口にした問題点から掘り下げていく方法を教えて頂き、その方がきっと患者さんも話しやすいだろうと感じた。疾患については、EGPAやびまん性汎細気管支炎、胸腺腫、月経随伴性気胸(疑い)など、今まであまり直接目にすることができなかった疾患の臨床症例を学ぶことができ、それぞれの典型的な症状や経過などの理解を深めることができたと感じている。

Q2:率直な感想を自由記載でお願いします。
・問診の聞き方、カルテの書き方、自分でやってみるとなかなか上手く伝えるのが難しかったです。自分の伝えたいニュアンスを表現するテクニックを磨きたいと思いました。
・事前に患者さんに何を聞くか考えていても、いざ目の前にすると緊張して言葉が続かなかった。聞くべきことがどんどん浮かぶようになりたいと感じた。

Q3:臨床実習でやりたかったこと、希望することを教えてください。
・身体所見の取り方がまだ自信がないので、教えていただきたいです。
・1ヶ月ありがとうございました。個人的にはルートをとらせていただくチャンスが何度かあったのを逃してしまったのが心残りです。全体としては不満は全くないです。
(引用ここまで)

地域実習4週間での圧倒的な学びを目にした後で、出来ることはなんだろうかと考えて試行錯誤しておりますが、まだまだやるべきことはあるなあ、という感じですね。

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posted by 長尾大志 at 22:28 | Comment(2) | 先輩研修医・学生さんの感想

2022年03月19日

医学科1年生と外来実習

以前、医学科1年生と外来実習をしたときに頂いていた感想が掘り出されました。1年生、ほぼ臨床医学的知識はないものの学習意欲の高い「希望者」に、どんな感じで外来を「体験」してもらったか、少しご紹介になるかなと思いまして、許可を頂き引用させていただきます。

(引用ここから)
診察の前にゆっくり丁寧に患者様についての説明をして頂けました。

どのようなことを疑ったからこの検査、結論を導いたのか。また、次にどのようなことを疑わなければならないからこれこれが知りたい…といった、長尾先生の思考の一部を低学年にも分かるように教えて頂けたことで診察中に自分が迷子になることはありませんでした。

診察では、患者様とのコミュニケーションの機会を頂き、予診のほんの一部を体験出来たことは大変貴重な経験となりました。

また、患者様が抱える不安を先生がどう解消していくか注目するべき点が示されていたことで、自分で整理しながら会話を聴くことが出来たのではないかと感じました。

低学年の実習、見学ではコミュニケーションを主眼に置くことを大事にすればより効果的に学びを得られるのだということを教えていただきました。

学生が置いてけぼりにならないとても楽しい見学であったと共に、今後の見学、実習の指針となる実り多い時間となりました。ありがとうございました!
(引用ここまで)

まあ、学習者側の学び力が優れておられたのもありますが、学びが多かったようでなによりでした。またこういうことを続けて行きたいものです。

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posted by 長尾大志 at 18:30 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2021年11月14日

島根リハビリテーション学院で講義2

島根リハビリテーション学院での講義後、学生さんに感想を聞いてみました。他の学校よりもたくさんの感想をもらえて、大変喜んでおります。が……直前の内容がかなり印象的だったようで、ずいぶんそれに引っ張られた感想になっております笑。

(ここから感想引用)
・ちょうど良い講義でした
・気胸は嵐
・気胸=嵐!
・とてもわかりやすく、聞きやすい授業でした!
・説明が分かりやすくて良かったです。
・難しい内容なんですけどわかりやすかったです!YouTubeも見てます!
・気胸について理解できた
・イケメンじゃないので気胸にならないと分かって安心しました。ありがとうございますにこにこ
・丁寧で分かりやすいです。
・わかりやすかった
・話しが聞きやすいのでよかったです
・画像や絵などがあり分かりやすくて面白いです。
・気胸=嵐というのが覚えやすかった
・気胸になりやすい人が身近にいるのでとても覚えやすいです。
・わかりやすかったです。
・気胸になりやすい体型の人が身近にいてわかりやすかった。喘息には気をつけようと思った。
・気胸が何かわからなかったけど、気胸=嵐というのが分かりやすかったです。
・その病気になった有名人など知れてよく理解できた
・わかりやすくてたのしかったです
・苦手な内科学ですが、わかりやすく説明してくださって理解できることが多かったです。
・難しい内容だけどわかりやすいように授業されていてありがたい
・ユーモアのある講義で、講義を受けていて面白いし、わかりやすいと思います。ありがとうございます。
・喘息について、知っていましたが、発作がなくても吸入することなど、知らなかったことがとても多かったのでためになって良かったです
・分かりやすいです
・気胸=嵐 が印象的でものすごく覚えやすかったです
・資料がとても見やすくてありがたいです。
・気胸について知ることができて良かったです。また、喘息についても知ることができ、今後の学習意欲が高まりました。
・堅苦しい授業ではなく、小ネタを交えたり、わかりやすいスライドのおかげで飽きることなく話を聞けて、頭にもすっと入って来ます。とても楽しい授業だと思います。ありがとうございます。
・気胸になりやすい人が身近にいると言うことがわかった
・喘息のことは知っていたけど、環境、時間によって症状が変わることに驚いた。
・気胸=嵐 絶対に忘れないと思いました。
(引用ここまで)

たくさんの感想ありがとうございました!確かに授業中、顔は気胸には関係ない!と明言したはずのですが、少々誤解があるようで……汗。

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posted by 長尾大志 at 12:10 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2021年07月19日

臨床実習感想

最近臨床実習班の感想をもらっていますが、なにせバタバタしておりまして……。あまりこちらでは公開していませんでしたね。少し前に頂いた感想です。

Q:今回の実習での学びになったことは何ですか。
A:・実際の患者の検査所見から身体所見を推察する。
・聴診をするときにあらかじめ胸部X線などで予測しておくということはとても参考になった。
・プレゼンで伝える内容
・ショートプレゼンで何が大切か、具体例を使って教えてくれたところ。身体所見を先生といっしょに取りに行けたところ。
・実際の患者さんの異常を検索できた。班のみんなの症例をしれた。プレゼンの要点をしれた。

Q:率直な感想を自由記載でお願いします。
A:・ショートプレゼンの仕方勉強になりました。退院した患者さんもいるので、1週目にやってほしかったです。
・プレゼンをする時の要点の伝え方の大切さと難しさを改めて実感した。
・担当患者さんの身体所見について教えて頂けて勉強になりました。
・面白かったです。こういう授業はたくさんうけたいです。
・プレゼンの例などを教えていただけるとより具体的に想像できてよりよかったかもしれないです。

Q:臨床実習でやりたかったこと、希望することを教えてください。
A:・抗菌薬の使い方、酸塩基平衡
・折角病棟で患者さんを担当させて頂けているので、担当患者さんについての症例検討などのディスカッションをもっとしたかったです。
・身体所見のとり方とそのフィードバック
・どのかに関わらず、他職種のことも知りたいなと思いました。具体的ににいうと、仕事内容や、どのように連携しているかなどです。


最近私の担当時間は、他科でこれまでにやってこなかったというプレゼンと、攻める?身体診察に特化してやっていますが、時間が足りないな〜と感じることも多いですね。いろいろやりたいことはあるのですが、好きなだけやると他のやるべきことができなくなるので、塩梅が難しいところです……。

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posted by 長尾大志 at 20:25 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2021年07月03日

とあるところでの出張講義、感想

ということで、いくつかいただいた感想をご紹介します〜。こういうの、久しぶりですね。

(ここから感想引用)
・基本からわかりやすく説明して頂き、今まで学習してきた呼吸器疾患とその検査についての理解が深まりました。
・様々な内容をひとつひとつわかりやすいように、丁寧に解説してくださったので、とても分かりやすかったです。説明する際にも、わかりやすい例えを用いていたので、理解しやすく、助かりました。
ありがとうございました。
・とても分かりやすい授業でよかった。今まで何回か呼吸生理の授業を受けてきて、改めて呼吸生理や呼吸器疾患について知ることができた。
・とても分かりやすく解説してくださったので理解しやすかった
・丁寧に肺機能検査について説明されていてわかりやすかったです。
・図などを沢山使用して説明してくださるので、すごく分かりやすいし、理解しやすかったです。呼吸分野がさらに好きになりました。ありがとうございました。
・とても面白い方で、講義も面白かった。また受けてみたいと思った。
・スライドに合わせた説明も非常に分かりやすく、すんなり理解できた。なぜこうなるのか、という原理を説明してくれたため勉強になった。
・とても先生が分かりやすく教えてくださっていた為分かり易かったです。ありがとうございました。
・とても分かりやすかったです。呼吸器について詳しく知ることができました。
・いろいろお話があったので、楽しく講義を受けることができたのでよかったです!
・図がとてもわかりやすかったです。また、症例のX線画像などは見たことがなかったので面白かったです。
・講義の内容を理解するのが苦手で困ることが多いですが、長尾先生の授業は基礎的なことから応用な内容まで丁寧で本当にわかりやすく理解できました。呼吸器をもっと勉強したいと思いました。
・複数のテーマに基本から発展まで幅広く触れていてとても分かりやすかったです。特にスパイロメーターの拘束性か閉塞性の肺炎の区別が苦手だったのですが、説明も理解しやすくて助かりました。また、好中球をアンパンマンに細菌をバイキンマンに例えるのは個人的には面白かったです。ありがとうございました。(引用ここまで)

あまり接することのない分野?の学生さんでしたので、試験対策とかよりも「しっかり理解してもらう」ことを主眼に授業を組み立てたのですが、およそ狙いは達成されたかなと思います。こちらとしても結構楽しくできたので、長時間でしたが疲労感もあまりありませんでした。よかったよかった。

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posted by 長尾大志 at 13:03 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2020年12月06日

臨床実習への声

医学生の臨床実習について、学生さんに聞いた他科の状況と要望を備忘のためにメモしておきます。

・ある科では毎朝カンファレンスで簡単なサマリーをする機会があって、週1回全体のカンファレンスでは「5分プレゼン」をする。発表原稿を中堅ドクターが添削してくれる。

・現行、多くの科で行われているリモートカンファレンスではとっても発言がしにくい。

・回診で患者さんの所見を取ったりするのは、学生の人数が多いと非常に無理がある。チーム回診のように学生の人数が少ないとやりやすい。ベッドサイドでの実習がやはり勉強になると思う。

・ベッドサイドに居場所がない。治療方針決定の現場に立ち会えないことで、いつのまにか方針が変わっていたり、いつのまにかやってることが変わっていたりする。病棟にいることができないと一旦家に帰ったりベッドサイトから離れたりしている間に色々変わる。これは付く先生によっては、いちいち教えてくれたりすることもある。

・指導医とできれば毎日必ず一回は顔を合わせる機会が欲しい。先生に尋ねたいことがや話したいことがあっても、居場所がよくわからないし、ちょっとした質問のためにわざわざ電話連絡ができない。ちょっとした質問・疑問に思ったことがあっても、わざわざ電話などで連絡する勇気がない。必ず言葉を交わすことのできる環境が欲しい。

・ある科ではベッドサイドに学生の居場所があるので、何かあるとすぐ上の先生が声かけをしてくれる。何かの手技があるという時もすぐにその居場所に声かけをしてくれるので大変ありがたい。

・オンライン講義が実習の間にあると、オンライン講義を受けるために一旦帰宅せざるを得ないということになって、結局大学と家の往復に時間がとられる。オンラインの履修はほとんどすべての学生がタブレットでやっているが、受講する「場所」がない。

・実習の最後に振り返りがあって、感想や希望を聞かれたりするが、そこで希望を聞かれても反映されるのは次の班になってしまう。自分たちには帰ってこないという不満がある。一週目の最後に振り返りがあった方が良い。

#医学生の臨床実習

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posted by 長尾大志 at 18:56 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2020年06月06日

「長尾、卒業」に際して、学生さんからのメッセージ

先日のブログ記事「長尾、卒業」を読んでくれた学生さんから、長文のメッセージを頂きました。めちゃくちゃうれしかったので、ぜひシェアしたいと申しましたら、快くOK頂きましたので引用させていただきます。何度かのやりとり分を連結してご紹介します。


(ここから引用)
先生が異動されるとブログで読み、「今しかない!」と思い、いつかお伝えしたいと思っていたことを書かせていただきたく思います。

私は呼吸器が大の苦手でした。空気が目に見えず、イメージできなかったからだと思います。できの良い学生ではありませんので、呼吸器の系統講義も最低限しかこなそうとしませんでした。CBTでも案の定、肺線維症−閉塞性障害 なんていう選択肢に丸をつけて間違えて、更に呼吸器の苦手を自覚しました。そんな学生です。

CBTが終わったあと、勉強に本腰を入れ始めたところに長尾先生の本と出会いました。期間は異なりますが2冊(呼吸器教室、画像教室)終読しました。今年1月にはクリクラにて一週間の闘魂外来、画像教室を先生のもとで行いました。画像・外来・スライド発表と勉強メモがありすぎて訳わからなくなるくらいには色々なエッセンスをいただきました。 (中略) そんなこんなを経ているうちに「呼吸器は苦手」から「難しいけどオモシロい」にイメージも変化していました。この一年、先生のおかげで非常に呼吸器が好きになりました。

僕は勉強会に積極的に参加したりもできず、特に目立たない学生です。しかし僕の”呼吸器像”はきっと永遠に長尾先生の教えが根幹にあるように思います。こんな学生がおそらく滋賀医大には、これでもかというくらいいるはずです。僕はこれだけでも、地元の愛知県から滋賀医大に来て良かったと思っていますし、友達や後輩に呼吸器に関するアドバイスを求められる時は必ず先生の2冊をおすすめしています。
長くなりましたが、先生、本当にありがとうございました!!

島根大学へのご転勤になるとブログにて知りました。新天地でも僕のような「呼吸器苦手学生」の世界観をがらりとかえてやるとともに、教育面に関しても、さまざまなご活躍を心から祈念しております。

(ここから次のメッセージ)

僕の中で先生はカリスマなので、先生がここまで至るに本当に色々なことを考え、乗り越えてきたことをブログで読んで半ば安心し(先生ほどの方でも、そう簡単に行かないこともあるんだなあと…)、そしてやはりなおさら尊敬すべきであると感じました。

プレゼンにも先生の書籍を使わせていただきました。間質性肺炎についてのスライドでしたが、あれは5分版でしたので、あの後更にパワーアップさせて友達と勉強会をするときに使ったりしています。あの悩ましく悩ましい間質性肺炎も先生の本を何度も読み返すうちに、とても親近感が湧くテーマになってきました(理解はまだまだですが)。

ちなみにですが、書籍を紹介した友達からも非常に良かった、1日で読んだ!など感想をもらってます。勧めた僕も何故か気分が良くなりました。先生に感謝ですね。

(引用ここまで)

ここまで言って頂けると、面はゆい限りですが、なかなかこう言って頂けることは少ないので、ものすごくうれしいですし、もっと頑張ろう、というモチベーションになりますね。まだまだ学生さんはたくさんいるはずですので、少しでもこんな風に思ってくれた方は、メールでもメッセンジャーでもDMでもいいので、是非教えてください!!!笑。

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posted by 長尾大志 at 17:54 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2020年02月29日

2019年度臨床実習、あと2週間…

2019年度の臨床実習もあと2週間で終わり、というこのタイミングで、小中高の休校要請。

大学にはその影響は、まだ来ていません。ということは、臨床実習もこのまま継続か…。

もっとも感染の危険性が高いという「病院」に学生さんを曝すのか?という疑問はないでもないのですが。今は上層部の沙汰を待つばかりですね。

そんな中、臨床実習は粛々と進みます。今回の班も学びは多かった様子で、熱心な感想を頂きました。

(この1週間で学んだことのうち、最も印象的だったことについて書いてください。以下引用)

「聴診でラ音と胸膜摩擦音、打診で濁音を自分でとれたこと。」
「患者さんを室内に呼び込むところから外来診察を体験出来たこと」
「職業歴はかなり詳しく聴かなければ見落としがちになること。家族歴の聴取も同様であること。打診はスナップをきかせて叩く指を垂直に振り下ろすこと。カルテ記載はSの上の♯の欄を見ればある程度、患者さんについての現行が分かるように書かなければならぬこと」
「外来での診察方法。触診、聴診、打診の方法、視診で何を見るかが整理できてよかったです。」
「レジオネラ肺炎が死ぬ病気であること。」
「レントゲンの読影方法を教えていただいてとても勉強になりました。」

(引用ここまで)

(この1週間の感想を書いてください。以下引用)

「長尾先生がほぼずっと近くにおられたので、質問したいときに質問でき、疑問点を解消できました。ひとつひとつの症例、まとめ発表に対して補足や臨床の話をしていただき、使える知識をつけられたと思います。そのほかでは、微生物のゲームが勉強になりました。」
「正常の呼吸音の聞き方を教えていただいていままでなんとなく聞いていた呼吸音を以前よりきちんと聞けるようになったと思います。レントゲンの読影では教えていただいたことで読み方がよくわかったのですが読影会では同級生の有識者の方々の実力に圧倒されてしまったので、自分もレベルアップできるようにできるだけ今後は参加させていただこうと思いました。一週間ありがとうございました。」
「肺炎は肺の症状しか出ないこと、呼吸数が重症度の大きな指標になること、喀痰と血液の塗沫標本の違いなど、沢山のことを勉強しました。聴診や打診で所見をとったり、レントゲンを説明したり、他の科で問診や診察をしたことはありましたが、先生が後ろにつきっきりでついてくれることの安心感がすごくあって、リラックスして患者さんとお話しすることができました。一週間すごく濃厚な時間を過ごすことができました。もう一度勉強して知識の整理をします。1週間ありがとうございました。」
「風通しの良さを感じました。 朝カンファでは研修医の発表を聞きながら自然と自分が発表する場面を想像することができ、ポイントとなる所見など発表の強弱を学べました。ミニレクチャーも短時間でまとまりが良く、研修医の皆さんと同じ席で学べるのはモチベーションの面でも効果的でした。x線読影会はなかなか参加できませんが、学習の時間効果が非常に高いので非常にうれしいです。肋骨の数え方を覚えていたのが自分でもビックリです。 (循環器含めて)1週間と短いのが少し残念です。」
「非常に講義がわかりやすく、わかりにくい所が氷解するような印象をうけました。」
「1週間と短い間ですが、呼吸器内科でクリクラさせていただき、ありがとうございました。今まで回った診療科のなかでも、1,2を争うくらい面白く、充実した実習ができました。クリクラという名前の通り、学生が自ら手を動かして実習することができたと思います。外来で先生に見守られながら診療行為ができたことは、大変勉強になったし、少し診察に自信がつきました。また、呼吸器内科に興味を持ちました。まだまだ知識が足りないので、これからも勉強頑張ります。」

(引用ここまで)

皆さん、学びになったようで、幸いですね。さて来週はどうなるか。

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posted by 長尾大志 at 15:14 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2020年02月15日

クリニカル・クラークシップの感想をご紹介します。

明日はいよいよ、例のアレです。今日はこれから、前夜祭?

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今週も無事にクリクラが終了しました。
頂いた感想をご紹介します。

(この1週間で学んだことのうち、最も印象的だったことについて書いてください。以下引用)

「長尾先生が学生に付き添って丁寧に講義をしてくださったのがとても印象的でした。学生の診察や発表に対して丁寧に指導をしていただけて大変勉強になった。」
「外来実習」
「闘魂外来」
「a-drop, qsofaなど実臨床でも重要な事項を学べたこと」
「結核の患者さんを問診できたこと」
「非小細胞肺癌の薬物治療について」

(この1週間の感想を書いてください。以下引用)

「1週間お世話になりました。長尾先生が4日間色々なことを教えてくださり、今まで曖昧にしていた知識や原理のよく分かっていなかったことが整理される感覚があり、楽しかったです。問診のレクチャーで「何を聞かなければいけないか」を頭ではなんとなく分かっていても患者さんを目の前にするとうまく話すことができず難しさを痛感しました。長尾先生の患者さんとの接し方を見させていただきながら、診断において重要な事を患者さんから聴取するのはもちろん、目の前の患者さんの気持ちを汲み取り言葉や伝え方を選ぶことの大切さを感じました。貴重な経験となりました。ありがとうございました。」
「外来実習など実践的なものもあれば、様々な講義もあり、とても楽しかった。」
「とても充実した1週間でした。外来診察の難しさを痛感しました。これから頑張りたいと思います。」
「スケジュール的にタイトで体力的には疲れましたが、とても勉強になりました」
「外来での問診、診察練習だけでなく紹介状の返書など実際の業務に近いこともやらせていただき、実戦的で勉強になった。入院患者さんからも診察の練習などができ、多くを学ばせていただいた。」

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posted by 長尾大志 at 18:48 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2020年02月01日

今週のクリニカルクラークシップ感想

今週も無事にクリクラが終了しました。あと3班、3週間で今年度終了です。1週間付きっ切りは時間的にも体力的にも削られますが、現場でこそ見えてくるもの(後述)があるので、今年度はとにかく歯を食いしばってこれまで通りやっていきます。

頂いた感想をご紹介します。

(この1週間で学んだことのうち、最も印象的だったことについて書いてください。以下引用)

「肺機能検査が予想以上にしんどくてびっくりしました。」
「シルエットサイン」
「X線レントゲンの写真10枚でそれぞれについて所見を全員でつけたこと」
「胸部レントゲンの読み方 放射線科のときのレントゲンを読んだ講義の何倍も役に立った。」
「胸部レントゲンを並べて班員で考える講義とバイキンビンゴが印象的でした。x線を眺めながらあれこれ班員で意見を出し合って考えるプロセスが楽しかったです。バイキンビンゴも今までの実習で体験したことのないものだったので、印象的で面白かったです。」

(引用ここまで)

胸部X線をみんなで見たのが印象深かったようです。今週は闘魂外来で診察させていただいた患者さんが少なかったので、印象に残らなかったのかもしれません。

X線はグループワーク形式で、私のいないところで気楽に意見を出し合えるのがいいみたいですね。この方式は以前からやっていますが、このままでよさそうです。

(この1週間の感想を書いてください。以下引用)

「忙しい中とても丁寧に指導していただいてとても勉強になって楽しかったです。」
「1週間みっちりと指導してもらって、勉強になったなという印象です。ありがとうございました。」
「1週間ありがとうございました。1週間しっかりと呼吸器について学べたと思います。胸部レントゲンに苦手意識があって、今も苦手意識はあるのですが、色んなレントゲンをたくさん見て考えることでマシになったと思います。また、呼吸機能検査の大変さを理解できたことは患者さんに医療を行う立場として大変有意義だったと思います」
「外来での患者さんへの説明の仕方などは他の科では教えてもらえなかったので、とても役に立ちました。レントゲンがとても苦手だったので、この1週間で前に比べたら国試の過去問でレントゲンを見た時に嫌な気持ちにはならなくなりました。」
「1週間という短い期間でしたが、外来から病棟業務、発表まで様々なことが経験できて充実してました。1週間でギュッと凝縮されていたので、時間が一気に過ぎて、全てが頭に入ったかどうかだけが少し心配です。2週間の期間でもう少しじっくりできたらと思いました。しかし、学ぶことは多くて呼吸器にも興味が湧く実習でした。」

(引用ここまで)

もうあと6週間しかない段階で、この感想です。ウチがすごいというよりも、これまで何してきたの?という感じですね。逆に、こちらとしては、やらせることの価値が肌感覚で理解できたのが、1年近く現場でやってきたご褒美ですね。

それにしても、「レントゲンを見た時に嫌な気持ちにはならなくなりました。」という感想は、やはり考えさせられます。少しでも苦手を減らせるよう、援助したいものです。

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posted by 長尾大志 at 11:20 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2020年01月19日

先週1/14〜17のクリニカル・クラークシップ(臨床実習)感想

センター試験、皆さん無事に終了されたでしょうか。滋賀医大関連では報道もないようで、一安心です。

そして、先週も無事にクリクラが終了しました。熱心な班だったと思ったのですが、意外に感想はあっさり味でした笑。まあ頂いた感想をご紹介します。

(この1週間で学んだことのうち、最も印象的だったことについて書いてください。以下引用)

「闘魂外来」
「患者さんや他の医師への話し方、伝え方」
「実際に患者さんの問診をさせて頂いて問診の実際を知れたこと」
「カルテ記入の煩わしさ」

(引用ここまで)

長い患者さんの病歴・生きてこられた歴史を紐解いてカルテを書く、まさに臨床医としての醍醐味じゃないか、とも思いますし、その作業にやりがいを感じてもらえることもあるのですが…「煩わしい」とダイレクトに言われてしまうと、まあ脱力しますね…。

(この1週間の感想を書いてください。以下引用)

「全てのクリクラの中でも群を抜いて有意義でした。大変勉強になりました。ありがとうございました。」
「外来がとても勉強になりました。しっかりフィードバックやフォローをその都度していただいて、大変ありがたかったです。」
「実臨床に即した内容の講義や問診などを体験させて頂き、とても勉強になったと同時にこれから医師として働くモチベーションの向上にも繋がった。とても楽しい実習でした。」
「『ビア樽』しか読めないと思っていた胸部X線(立位)、実はビア樽も読めてなかったとは... !様々な画像に触れ、活字に触れ、経験値が飛躍的に高まる1週間でした。2週間あればなあ、と思いましたが、これからは頑張って自学していこうと思います。ありがとうございました。」

(引用ここまで)

『ビア樽』は正面からだけだと読めません、っちゅう話ですね。

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posted by 長尾大志 at 23:03 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2020年01月04日

昨年のクリニカル・クラークシップ(臨床実習)感想(積み残し分)

昨年のクリニカル・クラークシップ(臨床実習)、アツい感想をたくさん頂いていたのに、ガッツリ2回分積み残しておりました…。新学期が始まる前に、ご紹介させて頂きます。

(この1週間の感想 以下引用)

「とても内容の濃い1週間でした。外来ではただ、診察を体験するだけではなく診断や治療選択まで体験させて頂き有意義な時間でした。画像診断は苦手でしたが、読み方のポイントなどを教えていただき少しは自信がつきました。内科の奥深さを感じ自分の知識、診察技術の足りなさを感じより一層勉強しなければと思いました。教育以外のお仕事でお忙しい中ありがとうございました。アドポリで選択させて頂いた場合はまたよろしくお願いいたします。」
「とても濃厚な1週間でした。当初の目標は、レントゲンの読影ができるようになるということで、カンファレンスや外来、長尾先生の本で知識をインプットしたあと、木曜日の読影でアウトプットできて、とても勉強になりました。この1週間は、ひたすら学ぶというのがメインで、知識の整理や定着というところまではたどり着けなかったので、復習したいと思いました。外来で、長尾先生が言葉を巧みに使って、患者さんの心をがっちり掴んでおられるのをみて、問診の大切さや難しさを実感しましたし、将来こんなふうにできたらと思いました。1週間ありがとうございました。」
「◎X線フィルム 実習外来の次に良かった。個人的にこの実習の最大の目標がレントゲンが読めるようになったことだったので。わかりやすいテキストが配布され、その知識をもとに班員同士で積極的に意見を出し合って理解を深めることができた。逆に間違ったことを言うことが恥ずかしいという雰囲気のある、全然発言の無い班だと効果は薄くなるのだろう。そういう意味ではオリエンで長尾先生の「間違いをどんどん言ってください」は良かったと思う。実際のカルテを見ながらの解説がわかりやすく、所見も納得いくものだった。こういう実習は言われてもよくわからない、「え…おれには見えないんですけど…でもまあ黙っとくか」というイメージがあった。◯診察練習 いきなり闘魂外来ではなくて事前にきちんと練習できるのが良かった。◯気管支鏡見学、呼吸機能検査見学 どこの科でもあるが、やはり実際のものを見ると記憶に残りやすいので良い。◯入院患者診察 タイトなスケジュールの中でもきっちり時間をとってくださった。問診や身体所見で取るべきところをコンパクトに教えてくださり良かった。◯感染症カードゲーム 思わぬ収穫だった。感染症、抗菌薬には苦手意識がかなりある(半分は食わず嫌い)なのだが、楽しく学べた。語呂合わせやキャラクターなど記憶にも残りやすかった。一生忘れないと思う。先生の補足解説も分かりやすかった。◯レポート 英語論文を読むことは他科でもやっていたが、UpToDateをきちんと使ったのは初めてだったので勉強になった。◯合同レクチャー 3人の先生に教えていただいたが、2、3日目の先生はフランクに質問もしやすく有意義だった。先陣の班員からは「呼内は長尾先生以外教育にやる気が無い」と聞いていたが、そうではないことが分かった。△昼休みが1時間未満な日があるのは他班員から少し不満が出ていた。でも最終金曜が13:30に終わるので完全に挽回。医者になってからもメリハリのある生活をしたいものだと思った。」
「とても勉強になりました。ただ1週間しかないせいかかなりタイトなスケジュールだったのでしんどかったです。」
「診察実習が充実していたのがよかった。」
「言葉は知っているけど曖昧な知識、というのが無限にあるのですが、それが少しずつ消化されて、自分のものに出来た気がしました。 丁寧に教えて下さって嬉しかったです。 あと、無事に終わって良かった…」

「正しい知識・役に立つ考え方・見方を持った先生に教わりながら、自分が本やらの教材で得た知識と照らし合わせつつ、実際の画像を見る時間はとても効果的だったと思った。研修医になってから、そのような時間があるのかどうかわからないが、研修中にもそのような時間があるといいと感じた。 自主的な学習をもとめるべきなやか、今回のようにしっかりと指導してくれる先生が付いてくれるべきなのか、教育に関する議論は難しいが、スタートの一歩として、今回のようなクリクラは効果的だと感じた。」
「呼吸器はあまり好きではなかったのですが、長尾先生の熱血指導のおかげで少しだけ好きになったのではないかと思うような気がします。この気持ちを大切にしたいと思っています。1週間という短い時間ではありましたが、本当にありがとうございました。」
「呼吸器は3年で初めて勉強した時から少しだけ苦手意識がありましたが、1週間でXpの読影などの講義をしていただき多少払拭できたと思います。呼吸器はどの科でも管理が必要になってくるので、今後も勉強していきたいと思います。1週間、短い期間ではありましたが、ありがとうございました。」
「毎日カンファレンス等でレントゲンやCTの画像を見ることで、飛躍的に読影能力が上がったのではないかと思います。また、外来では問診の奥深さ、自分の未熟さを思い知ることが出来ました。」
「胸部Xpに少し詳しくなれたのは非常に有用でした。志望はゆるぎませんでしたが将来の診断にこの一週間は役立つと思います。」

(引用ここまで)

やはりフィードバックは大事ですね。今回印象に残った点としては「呼吸器が苦手」笑…。まあ少しは挽回できたようでよかったです。

考えてみると、彼らが3回生の頃の授業くらいからアクティブ・ラーニングが軌道に乗ってきて、授業評価もぐっとよくなってきたハズなのですが、それでも授業の出席率が半分以下だったわけで、そりゃ届かないよね、という感じです。授業に出てもらえれば呼吸器の苦手意識は減るはず…ということは、やはり授業の動画化が必要なのかもしれませんですねえ。

あとは、やはり期間の問題。1週間はお互いしんどいばかりですね。これは2021年以降、2週間になる予定と聞いているので、それまではいかんともしがたい。2020年度はこのままでいきます〜。次のアドバンスは、2021年度以降を見据えた、「ホンモノの臨床実習」へ進化する予定。

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posted by 長尾大志 at 11:37 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2019年12月01日

臨床実習週でした。

先週は2週に1度の、臨床実習がある週でした。いつも書いているような気がしますが、かなりつきっきりですので、正直かなり大変なのですが、それが学生さんに届いていると実感できると、報われる気がしますのでそれほど疲れも感じないものです。

先週は、学生さんと患者さんとのめぐりあわせもあり、やっていて、久々に「手応え」のようなものを感じましたので、割としゃきっとしておりました。

さて、感想はいかがだったでしょうか…。

(この1週間で学んだことのうち、最も印象的だったことについて書いてください。以下引用)

「入院患者さんに打診させていただいたとき、逆にとても感謝されたこと」
「外来で正しく早くカルテを書くことが難しかったこと。」
「レントゲンの読み方を本で読んで、すぐ読影の実践をすることで覚えた知識を使えたのが面白さにつながりました。」
「診察が、今まで考えていたより患者さんにとって効力を発揮するということが最も印象的でした。」
「胸部画像の読み方や解釈の仕方についてかなり深く学ぶことができ、読影が楽しみになりました。」
「外来(精査、鑑別、患者さんとのトーク) 」

(この1週間の感想を書いてください。以下引用)

「呼吸器内科を回ったこの1週間は大変濃密で、胸部画像の読影だけでなく、受け持ち患者さんの診察や回診、2日間の闘魂外来にいたるまで本当に様々なことが身によくついた様に感じます。とくに闘魂外来では様々な患者さんがいらっしゃり、疾患についての知識やカルテの記載法はもちろんのこと、接遇のポイントや患者さんとの良好な関係づくりのヒントとなること、聞きたいことの聞き出し方、フィジカルの取り方などまさに目から鱗でした。せっかく得られたこの学びを継続できるようにこれからも日々精進したいと思います。長尾先生はじめ呼吸器内科の先生方、本当にありがとうございました。」
「1週間濃密なクリクラでした。胸部画像の読み方が少し分かってきたのではないかと思い、臨床を学ぶ面白さを実感し自信につながりました。それと同時に、分からなかったものなどに対しても悔しさと勉学への意欲をかきたてていただけました。また、外来では主体的に取り組ませていただいたことで、実際の診察の考え方や、患者さんへの説明の仕方、さらにラポール形成の仕方まで、本当に大事なことを知れたと思います。一番充実したクリクラ実習でした。ありがとうございました。」
「臨床の知識的な面に加えて、おそらく今までの実習の中で1番実践的な外来実習ができたこともとても良かったです。研修医になってから役立つ知識を得られた気がします。」
「画像の読み方や外来のやり方など、将来臨床医としてやっていく上で大事なことを知れたのがとても良かったです。期間が短く、密度が濃くて大変だったのですが、勉強になること・身に付くことが多かったのと先生方が優しかったので苦ではなかったです。」
「とても忙しく、しんどかったが勉強になる部分が多くとても実りの多かった実習だった。せっかく勉強したことを振り返る時間があまり取れなかったため、もう少し日程に余裕があるとありがたいかなと感じた。」
「臨床の現場で知識がないということは怖いことだということを実感できた実習でした。外来で患者さんと関係を築くのは人間性やコミュ力では無く、まず知識。それを学べたのは大きかったです。」

(引用ここまで)

キーワードは「濃密」「大変」「しんどかった」…。笑
「勉強になった」「身についた」「充実した」というワードもありますから、そちらを見ていただければと思います。

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posted by 長尾大志 at 22:56 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2019年11月16日

臨床実習の感想です

今週は臨床実習がありました。ある週は本当に時間が経つのが早い。ワイワイやっているとあっという間に1週間が終わります。こちらは余計な?ことが一切出来ず、ただ学生さんにつきっきりの1週間。とりあえず今年は目一杯やって、どのくらいのインパクトを学生さんに与えることが出来るか、限界に挑戦しています。今週の感想は以下の通り頂いております。

(この1週間で学んだことのうち、最も印象的だったことについて書いてください。以下引用)

「胸部レントゲンの見方」
「闘魂外来で問診から診察、カルテ、処方、オーダーまで、一通り体験できたことです。」
「キャッスルマン病」
「闘魂外来」
「外来診察においての問診の重要さ 」

(この1週間の感想を書いてください。以下引用)

「今まで避けがちであった画像診断を手順を追って見ていくことで理解することができました。」
「濃い1週間でした。画像の読み取りが苦手でしたが、長尾先生の本やレクチャーでかなり苦手意識は少なくなりました。国家試験や先の研修医以降で必要な知識を多く学ぶことができました。ありがとうございました。」
「X線の読影を実際に行ったことで、画像診断への苦手意識が和らいだように感じた。肺機能検査で実年齢よりも若い結果が出たので嬉しかった。患者さんも褒めておられたとおり、長尾先生が優しく、とてもわかりやすく、楽しい1週間だった。」
「様々な患者さんの問診をさせて頂き、患者さん病状をどうやって把握していくかに大変勉強になりました。。また、今回担当した患者さんは凄く個性的で、色んな意味で勉強になりました!」
「大変有意義な実習であったと思う。長尾先生の書かれた本を貸していただけ、学習する環境は整えていただけていたと感じる。ただ、一週間で呼吸器内科の実習を十分に修めることは到底不可能だと感じた。二冊貸していただいた本も実習期間で通読するには時間が短く、学ぼうと思う内容の量に対して圧倒的に時間が足りなかった。その点においては満足できる実習とは言えなかった。闘魂外来では、長尾先生も外来で一緒に患者さんの問診、診察に参加して下さり、学生の不足を補ったり、診察所見を教えていただくなどして大変勉強になった。問診でおおよその病気が推定できる、というところには非常に魅力を感じた。読影では、自分の経験値、知識が足りず、不勉強を痛感したため、実習終了後も読影の勉強を続けたいと思った。」

(引用ここまで)

今週の実習は、実習中、質問をしてもあまり答えが返ってこなかったので、「これは知らないのかな?」と思ってあれこれ説明していたという場面が多かったように思います。まあ説明すること自体はいいのですが、上記以外の感想で、「知っていることが多くて面白くなかった」と書かれていて、なかなか難しいなと思いました。知っていることばかりを説明していたのだとすれば、それはつまらないでしょうね…。

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posted by 長尾大志 at 21:37 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2019年11月10日

「授業評価」を受けての自己評価

明日から第29回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会です。

明朝イチで教育講演『メディカルスタッフのためのやさしイイ胸部画像教室』というコーナーを受け持ちます。朝早くですが、メディカルスタッフの皆さんのお役に立てるよう精一杯努めますので、多くの皆さまのお越しをお待ちしております。


さて、先日のこと、『授業評価』の結果が送られてきました。『授業評価』とは、系統講義の際に学生さんに評価用紙を配り、点数をつけたり自由に意見を書いたり、フィードバックを頂いて、それを教員にも戻します。その『授業評価』を見て、感想や反論、改善案などを教員が書いて提出します。そしてそれらをまとめ、『授業評価実施報告書』として出版(現在はPDF)し、教員皆が参照できるようにして、教育改善に活かしいていこう、という試みです。

実際の効果についてはエビデンスに乏しく、見ている人は見ているけど…という感じではありますが、今年もその季節がやってきました。私は系統講義7コマの担当で、それに関する自由筆記意見は30程度頂いたようです。出席していた学生さんは60−70名程度ですから、半分程度の方がわざわざ書いてくださったということ。

例年『授業評価実施報告書』を見ても、各先生に対してどの程度自由筆記による意見が寄せられているのかわからず、その数がいいのかどうかもわかりませんが、今年もポジティブな感想を多く頂き、ありがたく読ませて頂きました。

ご意見をそのまま掲載する訳にはいきませんので、その『授業評価』を見ての感想や反論、改善案などの下書きを書いてみました。(運が良ければ)「授業評価実施報告書」に掲載されて公開されますので、他の教員の皆さまがご覧になるということも意識して書きました。


設問
この授業であなたが特に力を入れた点、工夫した点は何ですか。

回答
以前から力を入れている点は変わらず、まず学生に理屈を理解してもらうこと、それから興味を持ってもらうことです。基本的なところを理解できて、その分野に興味が持てれば、あとは勝手に学生が勉強するというのが私の持論であり、これまでも学生に支持されているところであります。

もはや当該分野のすべてにわたって講義室で講師がしゃべり続けて、それを学生がノートに取る、というスタイルでは膨大な医学情報の全てを伝えきることができないことは明らかで、学生が自分で勉強しやすいように道筋をつける、というのが講師の仕事だと考えています。そのために工夫した点は数限りなくありますが、とにもかくにも理解をしてもらわないことには興味を持ってもらえるわけがないので、いかにして授業の時間内にその場でできる限り理解をしてもらうか、これを毎年試行錯誤しています。

5年生で回ってくる臨床実習の学生からもフィードバックを得て、わかりやすい表現、噛み砕いた表現を意識しました。それとエビングハウスの忘却曲線を持ち出すまでもなく、授業の内容を記憶に残すということにはかなりの困難が伴います。方策としてはやはり復習、繰り返すということ、そして印象に残すということ、これを意識してスライドを作成しました。

工夫している点はありすぎてここには書ききれません。例えばごく一例を挙げると、もちろんスライドは簡単明瞭に、配布資料もカラーを豊富にわかりやすく、eラーニングにもカラーのスライドをあげておりますが、このようなことは基本中の基本であり、以前からやっていることですので、工夫として特記するほどでもないかもしれません。それ以外にはスライドに目を引くものを入れる、何らかの語呂合わせ、体や声・五感を使って立体的に情報を入れる、たとえ話を使う、などが挙げられます。他の先生方でも使えそうなアイデアはいろいろとありますが、なかなか文章でお伝えするのは難しいものです。

また、理解を確認するための工夫として、数年前からアクティブ・ラーニング(双方向のデバイスやグループワーク)を行っています。アクティブ・ラーニングの効用として、その時間で少し考えさせたり、振り返らせたりすることで理解を促すというものがあると思いますが、時間をおく、ということそのものにも(その場で理解させるという目的に対して)効果があるのだとわかりました。また授業で触れていないことでも、そのワークの間にお互いに教えあったり、気付きを得たりする、という効果もあり、アクティブにやらないという選択肢はなくなりました。

授業の最初に前回の復習を挟むことと、今回の到達目標を示すことも工夫として数年前から行っております。特に今年始めた、ということではありませんが、評判はすこぶるよいため、皆さまにお勧めするものであります。


設問
今回の授業評価から、この授業について気づいた点は何ですか。

回答
今年は自分で授業をしていても、なかなかいい感じにできている自覚がありました。毎年自己最高を更新している感触がありましたが、今年は自分のスキルがまた一段階上がったように錯覚するほどでした。学生の反応も、(少なくとも起きている学生においては)これまでになく良かったように思います。授業評価を見て、多数のポジティブな意見を頂き、それらの感触はあながち的外れではなかったかと感じています。

授業の初めに到達目標を「具体的に」示すことと、前回の復習をすることは、かなり高評価であり、時間を割いてでもやる価値はあったようです。一方でアクティブ・ラーニングについては、前問でも書きましたように、自分では学習効果が高いと自負していますが、それについて触れられた回答が、今年は全くありませんでした。これについては、昨年あたりから意見が減っているので、他の授業でも取り入れられるようになってきているということかとも思います。であれば、敢えてこの授業で「参加型がよかった」という意見を書くまでもないでしょう。数年前の「参加型がよかった」祭り(数十個の意見を頂きました)のときには、おそらく私だけが参加型を取り入れていたのではないかと思われますが、この傾向は滋賀医大として大変喜ばしいことだと思います。

今年は意識して学生の間を歩きまわり、マイクを向けてみたりしました。これは学生によっては嫌がられているかも、という危惧もありましたが、あまりそのことについてネガティブな意見はなく、「歩いて聞いて回るのも頭に残りやすくてよかった。」とむしろポジティブに捉えられている意見を見て、これもやり方として間違いではないのだろうと自信がつきました。実際やってみるにはそれなりのスキルを必要としますが、出来る方にはお勧めしたいところです。


設問
反論があれば記入してください。

回答
今年も反論をすべきネガティブな意見がほとんどなく、絶賛の嵐でありましたが、唯一のネガティブな意見として「結核は3年前期で詳しく学んだので、やや冗長に感じた。」という意見がありました。毎年かなりの時間をかけるところであり、微生物学などとのすりあわせを含め、見直しの必要があるかもしれません。

長尾の授業を増やして欲しい、全部やって欲しい、という要望には反論します。現状で呼吸器系の臨床実習をほぼ一人でやり、さらに呼吸器系の授業が7コマ、と精一杯です。現状の体制ではこれ以上の授業受け持ちは不可能であると認識して欲しいものです。あとは、今年は長尾の本を安くしろ、という理不尽な要求はなかったので安堵しました。

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posted by 長尾大志 at 11:25 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2019年11月04日

先週の実習週間、学生さんの感想です

先週の実習週間、学生さんも6人班で多く、患者さんも多く、なかなか大変でしたが、その分学びも多かったようです。感想を引用しておきます。

(ここから感想引用:この1週間で学んだことのうち、最も印象的だったことについて書いてください。)

「X線の読み方がだいぶ分かるようになった」
「外来  患者さんに問診、診察、検査結果の報告など一連の業務を体験できとても有意義な時間でした。」
「問診から始まる本格的な外来見学は今まであまり無かったので、病歴や既往歴の聞き取りから患者さんの状態を探る過程がとても面白かった。」
「2度外来に入らせてもらいましたが、なかなか上手くいかなかったことが印象に残っています。話し始める前には色々伺いたいこと考えていても、いざ患者さんと対面するとなかなか思う通りに行かず大変でした。」
「やさしいい呼吸器教室を3章まで読んだことで、少なからずXpの読影が出来た気がしたこと。」
「外来での問診の準備や、検査オーダーの項目を考えたこと。」

(引用ここまで)

「面白かった」「印象に残った」と言ってもらえるとうれしいものですね。

IMG_20191101_132028.jpg

(ここから感想引用:この1週間の感想を書いてください。)

「分からないことばかりで大変でした。勉強しなければならないと思うのですが、毎日新しいことばかりでなかなか勉強に手が回りませんでした。」
「これまでで一番密度の濃い実習でした。」
「外来見学はわりと重くて考えることも多かったけれども、ただ見ているだけの見学よりもやりがいがあったし、本で読む疾患を実際に抱えている患者さんと対面で話し合う機会は、病気への理解をより深めることにもなると思った。」
「かなり密度の濃い実習でした。勉強不足実感しましたが、画像読影や問診などの面白さも感じることができました。」
「非常に充実した1週間で した。他の診療科と異なり、教育担当の先生がいらっしゃったことが上手く機能していたと思います。難点としては、過密なスケジュールの為に、呼吸器内科を回っている間に国試に向けた呼吸器の勉強が全く出来なかったことくらいかと思われますが、個人の危機意識の問題であり、些末なことです。出来れば2週間欲しかったです。何故マイナー科が2週間ずつで、メジャー科が1週間ずつなのでしょうか、明らかに不合理です。」
「X線が、1週間でかなり読めるようになったので嬉しかったです。肺音ももっとよく聞けるように練習したいと思いました。」

(引用ここまで)

ちょっと外来の途中でしんどそうに見えたので心配しましたが、なんとか無事に終わりました。もう少し期間が長いと、外来を週1回ぐらいにして、振り返りや病棟の実習時間を取れるのでしょうが…。4週になるという噂もありますが、すべては上の皆さまの思し召し…。

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posted by 長尾大志 at 21:57 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2019年10月19日

呼吸器系統講義、スタート

今週から、いよいよ呼吸器系統講義がスタートしました。今年は長尾分の担当が少し減りまして、他のスタッフ先生方にも授業なるモノを実践して頂いております。とはいえ、まだ7コマありますので、今週は昨日1コマだけでしたが、来週月曜は3コマ、水曜2コマ、木曜1コマと、なかなかの詰まり具合であります。

昨日は4コマ目でしたので、なかなかの混雑でした。例によって投票ツールを用いてちょっとアクティブに進めましたところ、参加者は76名と判明しております。

アクティブとはいえ、例年通り「呼吸とは/呼吸生理のド基礎」からのスタートですので、部分的にはアクティブながら、ほぼ1時間半しゃべりっぱなしの呼吸漫談になりました。まあ、質問/感想もツールから募集しまして、4名の方から感想を頂いたのですが、まあまあだったようです!!

(ここから授業感想引用)

「とても分かり易かったです」
「楽しかったしよく理解できました。ありがとうございます!またよろしくお願いします!」
「講義ありがとうございました。物事を文章で丸覚えしてしまう癖があるのですが、先生の講義はイメージも合わせて勉強できることがとっても、斬新でした。呼吸器に興味を持てるようになりました。次回も楽しみにして、予習もしてきます。」
「楽しい授業、ありがとうございました。PaO2やらPAO2やらFIO2やら略語が多くて最初は覚えるのが大変そうですが、システマチックなので覚えたらすらすらできそうです。そう思えるのは先生の教え方が上手だからですね!(ヨイショ)システマチックなもの大好きなので、勉強するのが楽しそうです。」

(引用ここまで)

ヨイショもありがとうございます笑

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posted by 長尾大志 at 21:09 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2019年10月05日

クリクラの感想

今週もクリニカル・クラークシップが無事に終了しました。全体的にアッサリと終了し、アッサリとした感想を頂きました。笑

(ここから感想・「この1週間で学んだことのうち、最も印象的だったことについて書いてください。」)

「X線」
「レントゲンの読影」
「外来で患者さんを入れるところから、問診、診察、カルテ記載、鑑別を上げるところまで経験したことが印象的だった。実際にやってみると考えることが多くて頭の整理が大変だったが、とても良い経験になった」
「X線画像の読影について」
「治療に積極的な患者の心情などについて知ることが出来た」

(引用ここまで)

IMG_20191004_093659.jpg

(「この1週間の感想を書いてください。」以下引用)

「隙間時間に本を読んで、先生からの講義があって、実践して、の繰り返しで、インプットからアウトプットまで1週間でできて、とても充実していた。」
「外来から入院患者さんの診察まで、たくさんのことを経験させていただき、とても充実した1週間になりました。」
「画像を本を読んで一から学ぶことができるなど、とても面白かった。」
「わからないことが多くて、難しかったですが、その分とても勉強になりました。」
「やることがみっちり詰まっていた印象です」

(引用ここまで)

一応?充実していたようです!!笑

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posted by 長尾大志 at 23:07 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2019年09月21日

クリクラ感想・今週も頑張りました。笑

今週の臨床実習も頑張りました(私も)。感想も充実の感想を頂いておりますが、1個前の班の感想も引用を忘れておりましたので、併せて引用させて頂きます。どちらがどちらの班の感想かは感想だけでわかるという…。なお1カ所だけ、私のところ以外の感想、都合によりカットしております(苦笑)。

(ここから感想・「この1週間で学んだことのうち、最も印象的だったことについて書いてください。」)

「胸部エックス線写真の読影」
「胸部X線写真の読影」
「闘魂外来が印象に残っています。特に肺癌の再発の有無を患者さんに説明するという経験が初めてだったので緊張しました。」
「胸部X線写真読影が解説が分かりやすく、苦手意識が弱まり、これから頑張って勉強しようと思いました、」
「X線の読影する時間」
「レントゲンの読影術。見るべきポイントをわかりやすく伝授してもらい、苦手意識のあったレントゲンが好きになりました。」
「読影ができるようになってきた気になれました。」
「外来見学。数をこなしながら長尾先生も同時に患者さんと話してくれるので、「あ、こんなことも聞かないと」という気づきと反省をすぐ次に生かせるので勉強になりました。」
「最も印象的なのは、フィジカルをたくさん見せていただいたり、長尾先生直接指導してくださったことです。4日でしたが、外来では呼吸数は患者さんが意識しない状態で測ることや、ばち指の所見であるシャムロス徴候、頸静脈怒張やストラッピングの見方、頸静脈圧の測定の仕方など盛りだくさんで非常に勉強になりました。また、肺がん疑いの患者さんに対しての長尾先生のICも印象に残っています。傾聴しながらも、重大な告知をする前にさりげなく肺がんの可能性を伝えておくというコミュニケーションスキルに感動しました。僕自身も長尾先生みたいなICが出来るようになりたいです。」

(引用ここまで)

IMG_20190920_104106.jpg

(「この1週間の感想を書いてください。」以下引用)

「これまでの臨床実習の中でもかなり充実した1週間を過ごせたと思います。特に外来での問診やカルテの記述など勉強になることが多かったです。また胸部エックス線の読影など呼吸器内科の楽しさを知ることができました。ただ自分的にもう少し予習をしっかり行って臨床実習に臨めたらよかったという反省もあります。」
「これまで、4ヶ月ほど病院実習を行ってきましたが、今までで一番有意義で、密度の濃い時間でした。胸部X線写真の読影など、能動的に勉強しようと思えることが多くあり、これからの勉強に対するモチベーションが高まったように感じています。」
「有意義な1週間だったと思います。CBTのときも呼吸器あまり勉強できてなかったのですがこの1週間で少し知識がつきました。今日X線写真も今まで全く分からなかったけど今後は少しだけ読影できそうです。お忙しい中、熱心に教えて頂きありがとうございました。」
「闘魂外来で実際の診療業務に携わることができ、良い経験となりました。また、問診や診察の重要性を再度認識することができました。」
「4日間という短い実習時間ではありましたが、予診を取らせていただいたり、呼吸機能検査を実際行ったり、X線の読影の練習をしたり大変充実した時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。実際に将来自分が診療するイメージができたので、これからの実習のモチベーションが非常に上がりました。これからも頑張っていきたいと思います。」
「この1週間付きっきりで教えて頂き本当にありがたい限りでした。教えてもらえない上に拘束時間だけが長い科がある中で、これだけ充実した日々を過ごせたのは呼吸器内科のみです。またレントゲン教室が意外に楽しく、呼吸器内科も良いなあ、と思うきっかけになりました。」
「ぎゅっと詰まった怒涛の1週間で、1日が終わるのが早かったです。働きだしたらこんな感じで日々が過ぎていくのかなと思いました。大変だったけどめちゃくちゃ勉強になりました。」
「長尾先生の授業はとてもわかりやすかったんですが、他の先生のレクチャーや外来はあまり頭に入りませんでした。長尾先生の負担にはなるかもしれませんが、ずっと隣で教えてほしいと思いました。」
「1週間で、闘魂外来、フィジカルクラブ@滋賀医大を経験できて非常に充実していました。外来では、実際に患者さんを目の前に医療面接、身体診察、カルテ記載をさせていただき医療面接はある程度出来るようになってきているなと感じるところもある一方、フィジカルやカルテ記載でまだまだ技術を上げていかなければならないと思いました。外来で実際に患者さんを目の前に診察をし、フィードバックを受けるという今後もなかなかない貴重な経験が出来て良かったです。外来以外でも、長尾先生がみっちり指導してくださり自分でも呼吸器の知識がしっかりと身についたことを感じます。胸部X線もやさしイイ胸部画像教室を何回も読んで、実際にX線を見て、フィードバックを受けて間質性肺炎などの所見を読み取ることができるようになり、見落としやすい部位の腫瘤を見つける能力もしっかり身につきました。また、来年6年生のアドポリで選択して闘魂外来をしたいたいと思います。1週間ありがとうございました。スタンプ50個集めて、やさしイイ呼吸器教室ゲットします!」

(引用ここまで)

皆さんご苦労様でした!私も頑張りました!!笑

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posted by 長尾大志 at 21:30 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2019年08月04日

臨床実習2019、1学期最後の感想

ということで1学期の臨床実習が終了し、束の間の夏休みとなります。学生さんがいなくなったところで、ようやく原稿や講演の準備に取りかかることが出来ます。この期間にどれだけ進めておけるか…。

というわけで、1学期最後の、(5年生による)感想集です〜。

(「この1週間で学んだことのうち、最も印象的だったことについて書いてください。」以下引用)

「抗菌薬の使い方」
「外来で、気胸の診断を付け得たこと」
「耳が聞こえにくい高齢者の方を外来で診察した際に、話が噛み合わなかったことがあり、その際に『お腹から声を出して、低速でしゃべるのがよい。高齢者の方にとって、僕らのしゃべるスピードは異次元の世界である』と長尾先生が仰っていたのがとても印象的でした。」
「胸部レントゲンの読み方について、勉強してから練習、実践という形をとってくださり、とても身になったと思います。これからももっとレントゲン読影について学んで行こうと思いました。」
「換気機能検査が思っていたより大変でしたが、グラフだけ見てもよく分からなかったものが、実体験を通して理解できました。」
「外来診察とその後の外来振り返り」
「胸腔穿刺の補助をできたこと」
「外来実習によってとても力がつきました。」
「問診をするときに鑑別を考えながら行うことが重要であることを学んだ。」
「レントゲンの所見(骨変化)」
「外来診察を自分たちで行ったこと」
「間質性肺炎の治療薬が抗線維化薬だということ」

(引用ここまで)

(「この1週間の感想を書いてください」。ここから引用)

「これまで回ってきた診療科のなかで最も内容が濃くやりがいのある1週間でした。学問的な知識だけでなく、実際の医療現場において重要なテクニック等も教えていただきとても学べることが多かった実習でした。短い期間でしたが、ありがとうございました。」
「これまでのポリクリの中で、最も先生がたくさん教えてくださったポリクリでした。有難かったです。勉強のモチベーションが上がりました。各疾患についてだけではなく、外来においての患者さんとの接し方を基本的なところから教えてくださったのが、大変ありがたかったです。例えば、具体的に掘り下げて患者さんの話を聞き取るためには知識がないといけない、というお話など、実際に患者さんに触れてからの反省として聞くと、とても身に迫りました」
「この1週間では様々なことを学ばせていただきました。外来では患者さんから病歴をうまく聴取できなかったので、そのことから病歴聴取のヒントを得ることができました。入院患者さんとお話した際に、患者さんが自ら作られた作品を着ていらっしゃることに気づけたため、患者さんとの会話が盛り上がりました。些細なことでも患者さんのことを良く見ていますよということを示すと心を開いてくださるのだと実感しました。また、レクチャーでは様々なことを学ばせていただきましたが、前の日に教えていただいたこと(喀痰の分類)が次の日にまた出てきて記憶が定着したように思います。またスパイロメトリーでは患者さんがこのようなしんどい検査をされることになるので心に寄り添うことが必要だと感じました。木曜日のX線写真読影会では、今まで苦手意識がありましたが、見ていくうちに色々見えてくるようになり、親しみを覚えることができました。1週間ありがとうございました。」
「外来では、聞くべきことを聞くために知識が必要であることを実感でき、診断に至るプロセスを学ぶことができ勉強になりました。画像所見は難しく、言われたらそう見えるかもという感じですが、この領域にこういうものがあるからこう写っているという原理がわかり、画像を見ながら考えることが楽しくなりました。4日間充実した時間が過ごせました。ありがとうございました」
「外来実習では知識的なこと以前に、人との関わり方を学ぶことができました。その人の年齢や、性格、環境に合わせた接し方を意識する必要があると感じました。年齢層に幅のある大学とはいえ、同年代以外の人たちと関わる機会はあまりありませんでした。しかし、うまくいけば2年後には様々な年齢層の方と関わる必要があり、その点で人とうまくやっていくスキルというものはとても重要であると感じました。 また、私はX線の読影に苦手意識があり、それが原因で呼吸器に対してとっつきにくいというイメージがありました。今回の実習で、先生の著書を読み、基礎から読影のステップを学ぶことができたと思います。ただ本を読むだけでは、本当に読影できるのかと不安でしたが、木曜日の読影実習で実践することで、少し身になったと思います。まず、遠くから全体を見て、部分に分けて詳細に見る。シルエットサインや、すりガラス陰影、網状影の違いなど、これから活かせる知識を学ぶことができました。日々これらの知識を実践に移し、身にしていきたいと思います。四日間と短い間でしたが、ありがとうございました。」
「『何をどのように理解すべきか』を教わり意義深かった」
「とても学ぶことがおおく、有意義だった。呼吸器疾患の考え方を身につけることができた。」
「忙しかったが、様々なことをつきっきりで教えてくださってかなり力のついた1週間となりました。ありがとうございました。」
「他の科と比べ問診をとったり身体診察をする機会が多く実践的な内容でとても有意義だった。」
「充実していました」
「画像診断や外来など他の診療科と違いより実際の臨床現場で使うことが出来る経験が出来て、より知識をつけて実習に望まなければならないという意識がもてました。」
「1週間かなりしんどかったが、X線所見も少し読めるようになり、問診も少しずつ慣れてきたのが嬉しかったです。特にX線所見を読めるようなったのが有難かったです。」

(引用ここまで)

感想の質・量ともにかなりムラがありますが、ほぼ実習に対する熱量に比例します。笑
こちらが評価しなくても、自動的に評価が付いてしまうという…。

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posted by 長尾大志 at 20:27 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2019年08月03日

6年生アドバンスコースの感想

昨日で長かった1学期?が終わりました。とにかくへとへとになりました。1週前に6年生アドバンスコースを終了していて、感想ももらっていたのですが、すっかり埋もれてしまっていました。

(感想ここから)
・疑問点を先生方が丁寧に分かりやすく教えて下さったので充実した実習となりました。3週間ありがとうございました。

・勉強になって良かったと思う。クリクラの中で1番クリクラしてる感ある

・闘魂外来やその振り返り、自分の受け持ち患者さんについてのフィードバックなどかとても充実していて、教科書的な知識に加えて、患者さんをベースにして学べることができました。3週間ありがとうございました。

・国試過去問演習やミニレクチャーは5年生には良いかもしれないのですが6年生にとっては(先生方も義務で渋々感を感じたりで)うーん自分で勉強したほうが…と思ってしまいました。が、長尾先生担当分は非常に勉強になりました。やはり実際に患者さんと「話す、見る、聴く、触る」からの「調べる、考える」は座学のそれとは比べ物にならないくらい強烈に記憶に残ると実感しました。その分、患者さんと長尾先生のご負担が増えるのでありがたさと申し訳無さの入り交じる複雑な気持ちです。また、5年生に向けてミニレクチャーをするコーナーでは、内容次第でうとうとする5年生も見受けられて、興味を持ってもらえるプレゼンは難しいよな…と、先生方の気苦労を理解しました。問題を分析する、作ってみるというコーナーも思いの外選択肢を作るのは難しい、結局これを正解/禁忌の選択肢にしてしまうよな…ということを知ることができて国試にむけて非常にためになる視点が得られました。さいごに、改めて、この3週間ご指導いただきありがとうございました。

・毎日朝練からのカンファレンスで泣きながら出席してました。
(感想ここまで)

無記名なんですが、だいたい誰が書いたかわかりますね(笑。ほぼ実習の熱意と長さが比例します。

5年生と6年生の実習は長さ(1週間vs3週間)に違いがあるのですが、他には何も決まっておらず(各科に丸投げ 笑)どうとでもなります。5年生と6年生、あわせると12名にもなり、伝え聞くところによるとただ見てるだけ…のところもあったようで。

ウチとしてはそれは本意ではないので、5年生同様、闘魂外来を軸に調べ物をしてもらいプレゼン、という構成にしましたが、感想にもあったように、国試を分析してもらい、「出題者の立場に立って、その分野で何が重要なのかを自分で考える」訓練をしてもらいました。

皆が皆その効果を実感してくれたかどうかははなはだ疑問ですが(苦笑、確かな手応えもあり、今後もこれは展開していきたいなと思った次第です。

今年は「呼吸器内科はめちゃくちゃ時間が縛られる」みたいな噂もあり、呼吸器内科を第一志望にしてくれた人が異常に少なく(4人だけ!)、多くの人は外れくじで呼吸器内科に「来てしまった」「やらされている」感満載でありました。せっかくの質の高い実習ですので、来年はもう少し呼吸器内科を第一志望にしてもらえるよう、今から頑張っていきたいと思う次第です。

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posted by 長尾大志 at 12:51 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2019年07月14日

「免疫学」講義でした〜

順番は前後しますが、去る水曜日には「免疫学」講義シリーズ中の1コマを担当させて頂きました。

こちらは他の講座がシリーズを組んでおられ、多くの講座が1コマずつ担当して…という、まさに旧来の、旧態依然とした講義群の一翼を担う感じでありまして。その中の1コマではありますが、「参加型」「記憶に残る」「ポイントを意識してもらう」ことなどを意識して授業を組み立てました。

免疫学のシリーズでは手書きでもアンケートを集めていると知らず、独自でアンケートを集めてしまいました。二重投票になってしまい、学生さんにはご負担だったようですが、それでもほぼ全ての人が投票してくれたようです。

(ここから感想)
・参加できてわかりやすかったです。
・参加型の授業が楽しかったです。インスタ映え旅行素敵でした!
・ユーモアがあっておもしろかったです!!
・近代的で画期的でした
・実際の臨床の話も多く、分かりやすかったです。
・革新的な授業で興味を持ち続けて聞くことができました。
・テレサテン、歌があって、喘息の病態がとても印象に残りました!ありがとうございます!
・ポイントがまとまっていて、わかりやすかった
・最近の授業で一番わかりやすかったです!
・参加型の授業は斬新で面白かったです
・"臨床に触れる内容が多く、強い関心を持って講義を拝聴できました。ありがとうございました。"
・お茶目な授業でおもしろく聴けました。ありがとうございました。
・呼吸器内科に興味が持てた
・全員参加形式で授業に入り込めました。ありがとうございました。
・面白かったし、わかりやすかったです。興味を持てたし頑張って勉強しようと思いました。また授業をしていただきたいです。ありがとうございました。
・明日テストなんですよ!
・このように国試の問題を解くのは楽しいです。もっと解けるようになりたいと思いました。
・とてもわかりやすくて面白かったです。喘息のひとが、意外と身近に沢山いると知って驚きました。
・内容も分かりやすく、面白かったです。
・大事なポイントがわかりやすくて良かったです。
・国試の過去問をみて要点をしっかり押さえることが大事なのだなと思いました。
・次々進むのではなく、ゆっくり解説していただけたので、とても分かりやすかったです。
・すごく考えられた授業だと思いました。ありがとうございました。
・面白かったです!ありがとうございました。
・喘息のイメージが持てました
・最近咳が出るので喘息かもしれないと思いました。
・問題があると集中力が回復するので良かったです。
・禁忌肢のお話が、特に面白かったです。国試でも、お医者さんになってからも、気をつけようと思います。
・講義内容を国試問題に合わせて確認できたので、とても勉強になった。
・今の時代に治る病気を適切に診断治療することが非常に大事だと感じました。
・裁判沙汰になってしまった研修医の話を聞き、医師の行動は常に危険を伴うことを改めて強く感じました。このような悲劇を避けるためにも知識を身につけねばいけないと思いました。
・初めの"自慢話"がとても面白かったです!
・講義内容も面白く、すごくわかりやすかったです。実際に問題を解くことでよい復習もできました。ありがとうございました。
・ゲームみたいでした。面白かったです
・とても印象に残りました。
(ここまで引用)

上記以外に「分かりやすかった」「おもしろかった」「楽しかった」「ありがとうございました」などひとこと回答が15名ありました。

こちらが意図したところがしっかり伝わっていたようで、よかったです。こういう感想は励みになりますね。感想を集めるのは、(自信のある授業を展開している教員の皆さまには)大変オススメですよ!

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posted by 長尾大志 at 16:53 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2019年06月30日

臨床実習2019・その後頂いた感想

臨床実習、その後も頑張っております。先週からは6年生によるアドバンスコースも重なり、なかなかしんどいものがございます。しかし、やればやっただけうれしい感想を頂く、ということは、学びにつながっている実感がございますため、なかなか関わりを減らすということにはなりません。ということで、その後頂いた感想を共有させて頂きます。

(「この1週間で学んだことのうち、最も印象的だったことについて書いてください。」以下引用)

「やさしイイ胸部画像教室の本を家に帰ってからの時間でコツコツ読んで、1周ではありましたが139ページまで読み進めました。その甲斐もあってか木曜の読影の際に班員にそれなりに遅れを取らないで議論に参加出来たと思ってます(実際がどうであったかは別として…)」
「なんとなくCTがわかるような気がしたところ」
「外来の医療面接」
「10枚のX線写真をみんなで読影したあとに、先生から教えてもらったプラスアルファの知識も含めて勉強できたこと。&慢性胸膜炎で胸水がたまりっぱなしだと肺が縮んでいくこと。」
「二度目の闘魂外来(木曜)が印象的でした。中でも、「お前はもうええねん」的な患者さんのうんざりした反応を引き出してしまったことが最も印象的でした。実際の患者さんを前にラポールを形成した上で、鑑別を考えつつ患者さんの反応を見ながら問診・診察することの難しさを感じました。簡にして要を得た問診・診察をできる日を目指し、病気や診察の知識・技術を身につけるのはもちろんのこと、観察力や感受性についても意識して高めていきたいと思いました。今後の努力方針としては、@積極的に人と関わり、柔軟な会話を楽しむ、A診断に必要な情報は何かを考える癖をつける、B診察の練習機会をもつ、ということでいこうと思います。」
「胸部X線の読影です。該当箇所を読んだ後は、少しですが実力が向上した気がします。」
「オスキーの練習ではなあなあにしていた身体診察について今回きちんと学べてタメになった。」
「外来での対応の仕方」
「X線の読影実習が一番印象的でした。画像の読影は今まで本格的に行ったことがなかったので、長尾先生の御教本を読ませていただいた上でのこの実習は大変勉強になりました。」
「問診の大切さと難しさ(詳細な問診ができて初めて鑑別を挙げることができること、また患者さんの発した言葉から会話を広げていくことの難しさを身を持って感じました。)」
「胸部X線写真フィルム実習」

(引用ここまで)

(「この1週間の感想を書いてください」。ここから引用)

「濃密な一週間だと感じました。その都度やるべきことがあり、それらは二年後に研修医となった際にすべて必要になるものだと感じ、現時点での自分と二年後に必要な実力との差を感じました。患者さんの前での立ち居振る舞いや実際の診察・診断の知識や手際、各種の読影等々、わからないことだらけだと感じましたが、他方でわからないことがわかった収穫に喜びも感じました。実際の外来患者さんや入院患者さんに触れる機会をいただけたことで、上記の気づきと収穫につながったと感じており、このような貴重な機会をいただけたことには感謝の言葉もございません(実際の患者さんの前に投入していただき、紹介状等の記載までさせていただいた懐の深さには感激しました)。班員の発表ではそれぞれに興味をもってテーマが掘り下げられており、刺激を受けました。班員に恵まれたなと改めて感じ、仲良くお互いの長所を吸収しあっていけたらと思いました。」
「まだクリクラが始まって2ヶ月ですが、今までの中で1番ボリュームのある実習でした。時間的な余裕はあまりありませんでしたが、学びの量も1番多く有意義な1週間を過ごせたと実感しております。短い期間ではありましたが、懇切丁寧に御教授頂きありがとうございました。」
「知識がないながらにも必死に頑張れたと思った。闘魂外来めちゃくちゃ楽しかったです!!もっともっと読影とか教えて頂きたかったです。」
「今回の実習では始まりから終わりまでとても充実した時間になりました。呼吸器の知識のみでなく、臨床的なこと(スパイロメトリーや医療面接)まで幅広く学ぶことができました。ありがとうございました。」
「闘魂外来で、聴取すべきポイントや患者さんとの接し方に始まり、カルテの書き方や電子カルテのシステム、コンサルや返信まで書かせていただき(添削もしていただき)とても楽しく勉強になりました。」
「1週間と期間は短かったですが、その分集中しました。特にX線の読影と患者さんへの問診は事前準備をしっかり行った上で臨みました。失敗箇所も有りましたが、今後に向けての反省点が明確となり勉強へ活かすことが出来ると思います。ありがとうございました。」
「外来をみっちり教えてもらったり身体診察の練習をしっかりして、すごく勉強になったし、患者さんとの関わりは何科に進んでも大事になると改めて感じた。」
「非常に有意義な1週間でした。できれば2週間欲しかったです。レクチャー、手技の見学、外来等とても充実していてとても楽しかったです。」
「1週間ありがとうございました。期間は短かったですが、その分集中することが出来ました。特に外来とx線は最大限の準備をした上で臨んだため、失敗箇所も反省点として今後の勉強に活かすことが出来ます。x線の本を体系的に読んだことは初めてであったため、実力の向上を実感しました。」
「たった1週間という短い期間でしたが、長尾先生のやさしイイシリーズを貸していただいて勉強しつつ、実習で実践をさせていただいて、非常に濃い1週間を過ごすことができたように思います。ありがとうございました。」
「1週間という短い期間でしたが、問診の仕方、カルテの記載法、レントゲン読影法、肺炎・喘息などのcommon diseaseの対応法など、将来医師として働く上で基盤となる知識を多いに学ばせていただきました。自分の行いが全て患者さんの命に影響を与えうるという自覚を持って、今後も勉強に励みたいと思います。ありがとうございました!」

(引用ここまで)

他科のことはよくわかりませんが、ちょこっと学生さんと話してみますと、実習をどのように活かすかは教員次第だな、という印象です。医学教育って、ともすると誰がやっても同じような「システム」を作ることに主眼が置かれている印象ですが、教員の「熱」は確かに必要だと実感しています。少なくとも「いい医療人」を育てるには、教員が「いい医療人」の背中をみせる必要があるのではないでしょうか。

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posted by 長尾大志 at 16:12 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2019年06月23日

滋賀医大6年生全員アンケート

滋賀医科大学を卒業後、滋賀医科大学で研修、という進路を選択する学生さんが減っている傾向にあります。おそらく全国的に、地方医科大学、大学病院の悩まれているところではないでしょうか。

厚生労働省も、大学運営も、「減っている」ということには危機感を抱かれているようです。そこで制度をいじったり、地域枠を作ったり、専攻医のシーリングであったり、あの手この手で地方に残る医師の数を確保しようとしているというところかと思います。

ですが、実際何が問題で、なぜこうなっているのかという理由が、厚生労働省も、大学運営も、私たち教員も、正直分かっていないところが少なからずあるかと考えています。

私自身、しがない「講師」の身分であって、限られた学生さんとしかぶっちゃけお話しする機会がありません。その限られた機会でも、その中でなんとなく滋賀医大の問題点や、これは学生さんが来なくなるだろうな、というところの感触はあるのですが、それが学生さんの総意なのか、一部の意見なのかがわからないのが現状です。

一部の人の意見では説得力のある根拠・データともいえず、世に問うことも出来ず、運営側にお示しして対策を考える材料とすることができません。そもそもこれまで思うところはあっても、しがない「講師」の身分ではそれを運営側にお示しするチャンスすら皆無でしたが、このたび准講会の世話人になり、運営の方とお話しするチャンスを得ました。

そこで、大学教員として何をすべきか、微力ながら出来ることはないか、それを探るべく、6年生の皆さんにメールをお送りし、直接滋賀医大の「問題点」や「いやなところ」「いいところ」を伺うアンケートを企画しました。できる限り多くの「生の声」を集めることで、自分の日々の教育活動に反映させるとともに、政策や運営を考える方に何かをお示しできるといいなあと思っております。出来るだけ多くの方に回答いただければ幸いです。

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posted by 長尾大志 at 13:00 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2019年06月08日

臨床実習2019序盤戦を振り返って

4月から循環器内科と完全分離して新たな時間割となった臨床実習ですが、「琵琶湖闘魂外来」を軸に、なかなか学びの多い場になっているようです。

例年この時期って、どうしても実習には入れない、というか、学ぶ姿勢が出来ない学生さんも散見されるのですが、これまでのところ、温度差の多少はあれど、皆さん熱心に取り組んでくれているように思います。

学生さんからの感想を紹介させて頂きます。感想を書くのも、学びの振り返りになると感じています。こちらも苦労が報われるというものです。これからもますます書いて頂きたい。笑


「エックス線の読影や敗血症の定義など、基本的ながらも重要な部分に数多く触れることができ、大変勉強になりました。患者さんの診察も初めて一人で行ったので、非常に良い実習となりました。」

「実習や講義や本を読むことで今まで分からなかったところがすこしずつ分かって楽しかったです。ありがとうございました。」

「臨床推論の勉強会では問診はバンバカでてくるのに、患者さんを目の前にした実際の診察では、緊張してなかなか問診内容がでてこなくて焦りました。入院患者を持たせて頂けるのも勉強になりますが、ただの見学に終わってしまうことが多いので、闘魂外来など臨床推論の機会を増やして頂けるとより有意義かと思います。そのためには呼吸器内科のクリクラを2週間にする必要がありますが笑」

→鋭い感想です笑 結局「自分でどこまで<(患者さんに)安全に>診療をやらせることが出来るか」、が実習のキモなのでしょう。この方は勉強会に熱心に参加されている方ですが、現場との違いを肌で感じられて、学びも多かった模様です。

「さらっとだけ覚えていたことが多く、あまり理解していなかった内容を詳しく教えていただき非常に充実していました。ありがとうございました。」

「たまたま新患の患者さんが少なくて、問診・診察があんまり出来ず残念だった。今週で呼吸器に興味がでてきました。」

→もっとやりたいと思ってもらえるのはうれしいことですね。呼吸器に興味を持ってもらうには、やはり現場でやりがいを体感してもらい前向きに取り組んでもらうしかないのかなと思うに至っております。

「もっとX線の読影の練習をしたかったです。外来では、色んなことをたくさん学べて、とてもためになりました。」

→こちらも同じく、もっとやりたいと思ってもらえるのはうれしいことです。

「他の科に比べて、やることも多く大変でしたが学ぶことも多く、質問などもしやすい環境を作ってくださっていたので、1番面白いと思えるクリクラでした。外来をしっかりやらさせて頂いたのもとても良かったです。」

「呼吸器が苦手で、ほんとに知識が少ないところからある程度理解できるところまで鍛えていただきました。外来の経験をとても濃密にさせていただいて、座学よりも効率よく学習することができました。やることが多くて忙しかった印象ですが、終わった後の達成感は大きいです。ありがとうございました。」

「1週間他の科に比べてスケジュールが詰まっていて忙しく感じましたが、その分学んだことも多く感じました。」

→大変なことはよくわかっております。へへへ。努力した分充実する、ということをわかって頂くのも裏テーマとして設けております。

「1週間と短い期間でしたが、多くを学んだローテーションになりました。特に今回は見学だけでなく実際に患者さんと関わる中で、傾聴の大切さや患者さんのニーズを適宜把握しながらコミュニケーションを図る重要性を学びました。さらに、医療面接の段階で頭の中で鑑別疾患を挙げながら、何が聴取すべき情報でそのためにどのような質問をすべきなのか考え、患者さんの心理理解も含め、“臨床マインド”の一端に触れた充実した実習になりました。苦手な画像診断の基礎も教えていただき、せめてもうあと1週間続けることができたら、多少かもしれませんが知識・読影技術の定着に役立ったのではないかと思います。充実した実習に参加させていただき、ありがとうございました。」

→ほぼ、こちらの伝えたかったことが伝わっているような感想をありがとうございます。この方も熱心に取り組んでおられましたね。

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posted by 長尾大志 at 15:51 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2019年04月29日

臨床実習改革、手応えあり。学生さんの感想2

平成最後の記事は、学生の皆さんから頂いた感想、パート2です。今日も大学でいろいろ仕事をしてますが、ちょっとここには書けないことが多いので…笑

「外来で問診をさせて頂いて非常に新鮮で面白く学ぶことが多かったです。色々教えて頂いたのですが、どれも体系的に学習できるような教え方をして頂いたので非常にわかりやすく、学習しやすかったです。」

→こちらの意図するところが伝わっているようで、大変うれしい感想ですね。

「大変熱心にご指導いただき、とても勉強になりました。また、実際の外来業務体験の機会も多くとっていただき、現場での業務の流れや考え方を学ぶことができました。おかげで呼吸器への興味が強まり、さらに日々の学習におけるポイントが明確になり、モチベーションも向上しました。」

→呼吸器への興味が強まったのは、大変素晴らしいことですね!熱心に取り組んでくださっていました。

「全体的にボリュームが多く少し大変だと感じたが、その分1日に多くのことを学ぶことができ、レントゲンの読影や患者さんの診察などは確かにスキルアップできたのではないかと感じている。学んだ事を、今後のクリクラにも活かしていけたら、と考えている。」

→お互い大変ですが、スキルアップした実感を持ってもらえて、やった甲斐があるというものです。

「外来、入院患者さんの診察、レクチャー受講など、様々な経験ができ、学びの多い1週間でした。特に外来での問診は想像以上に難しく、様々な患者さんがいることが分かり、良い経験ができたと思います。」

→1日目に問診練習をするのですが、外来の問診は机上であーだこーだ言っているより数十倍はいい経験になりますね。

「長尾先生はとても懇切丁寧に教えて下さって感謝しかないです。こんなに付きっきりで指導していて自身の仕事がきちんと回っているのか心配になります。」

→正直回っていません。笑 呼吸器内科スタッフの先生方に大いに助けて頂いてます。

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posted by 長尾大志 at 14:45 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2019年04月28日

臨床実習改革、手応えあり。学生さんの感想1

学生の皆さんから頂いた感想を読ませて頂くと、苦労が報われる気がするものですが、ちょっとしんどいのも実際のところです。笑 もう少しやり方に工夫が必要です。たぶん。

「非常に有意義な実習でした。4日間で少し短く感じました。もっと長かったら嬉しかったです。X線の読影を多くできて勉強になりました。 」

「一週間ありがとうございました。一週間と短かったのですが、非常に有意義な時間を過ごせました。ありがとうございました。X線など、今までわからなかったものが少し分かるようになりました。外来も、とても印象に残っております。」

「丁寧にご指導いただいて、非常に勉強になりました。可能であれば、次年度以降は独立して2週間の期間を確保していただきたいです。」

「正直呼吸器は苦手だったんですが、病気も画像も勉強になりました。有意義な1週間でした。」

「とても有意義な時間を過ごすことができました。もっと長い間呼吸器をラウンドして、色々教えていただきたいと思いました。」

「非常に疲れた」

もちろん、社交辞令も多分にあるでしょうが、正直な感想もあります。笑 こちらとしても非常に疲れたので、もう少しやり方を考えつつ、微調整しつつ、進めていくことになるでしょう。

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posted by 長尾大志 at 23:32 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2019年01月14日

授業評価へのレスポンス

学生さんから頂いた授業評価、ありがたく拝読しまして、それに関する返答を求められます。一部紹介させて頂きます。

(ここから)
Q:今回の授業評価から、この授業について気づいた点は何ですか。
A:めちゃくちゃ分かりやすかった、とか、とってもよかった、とか、最高だった、とかいう意見が多数ある中で、すごいスピードでスライドが進んでついていけなかった、という意見や、ピンとこなかった、と言うごく少数の意見がありました。一対多数の授業では、かなり不均質な集団である学生のすべてを満足させることは困難である、ということがわかりました。いろいろな教育法をレビューしてみますと、すべての学習者を満足させるには個別授業や、個人で速さを調節できるeラーニングが望ましいかと思われます。このあたりが1対多数の限界であるように思います。

Q:反論があれば記入してください。
A:改善してほしい事項で、「レジュメで図が抜けているところがあったのが気になりました」という意見がありました。これは授業の最初に「著作権で問題のある図はレジュメから省いております、その部分は教科書の参照ページを示します」とあらかじめ説明をしておりました。ひょっとすると、遅刻して聞いておられなかった可能性があるように思います。
また「昔のキャラクターを知らずピンとこなかった」という意見もありましたが、スマホの集計によると、教室の過半数の学生さんには認知されていたようであり、それに関しても、ご意見としては承りますが、全く変えてしまうということは致しかねるかと存じます。

Q:改善策があれば記入してください。
A:今回改善してほしい事項として挙げられていたのは、レジュメの穴埋めをさせる四角のサイズの問題で、横の字が見えにくくなっていた、という指摘がありました。逆に言うとそれだけでした。早速修正しましたので、来年も同じレジュメを使うのであれば大丈夫かと思います。しかし、今後1年で、新たな知見や教育技法を取り入れ、スライドやレジュメを修正することも多々あるかと予想されます。気をつけて作りたいと思います。
個人的意見としては、アクティブラーニングを導入するためのシステム作りを1個人の努力に依存するのではなく、大学として取り組んでいただければ幸いです。
(ここまで)

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posted by 長尾大志 at 12:14 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2019年01月07日

今年(去年)も授業評価

昨年やった授業の「授業評価」を頂きました。このたびもうれしい感想をたくさん頂きました。わざわざ時間を割いて書いて下さった学生諸君に感謝します。

例によってそれに関する意見などを求められ、作成しましたので一部引用したいと思います。

(引用ここから)
Q:授業であなたが特に力を入れた点、工夫した点は何ですか。

A:特に力を入れた点は、例年同様ではありますが、呼吸器疾患に興味を持ってもらうために、基礎的な部分・つまずきやすい部分を、しっかりとまず理解させることでした。
そのために授業で取り上げる内容にはメリハリをつけ、時間をかけて説明するところとさっと流すところをしっかりと仕分けしました。
具体的な手順は、今年もベースは昨年の授業と同様でした。最初にアイスブレイクを行い、双方向でやるという心の準備をさせてから、ひとまとまりの授業を行い、関連する問題を提示して回答させるアクティブラーニング形式で進めました。8コマのうち後半の5コマではグループワークを取り入れ、自分たちの間で話し合いながら、異なる意見・よくできる人の意見を聞くことによる教育効果を期待しました。
昨年は前半クリッカーを使いましたが、配布や回収の時間がもったいないとの指摘があり、今年はクリッカーを使わずスマホを使って回答の集計を行いました。慣れないことで事前準備にかなり時間がかかりましたが、そのおかげでか、全く問題なくストレスなく回答が集計できました。個人的には授業でスマホ禁止というのは全く時代遅れだと思っています。学生もすぐにこの形式に慣れ、スムーズに進めることができました。
工夫した点としては学生としっかりやり取りをするということ、それからとにかく記憶に残すために、重要な部分の繰り返し、そして何らかの出来事と紐付けて記憶させる、ということを意識しました。
学生からの意見を見ると、これらの工夫は一定の効果があったようですし、こちらの意図を汲んでくれている学生もちらほらいたようで良かったと思います。
(引用ここまで)

昨日の記事が飛んだ?ので再掲します。

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posted by 長尾大志 at 17:21 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2018年07月29日

6年生アドバンスコース感想・最後

アドバンスコースも終わりましたので、感想もこれにて終了しようと思います。最後だから、というわけでもありませんが、3人分をまとめてご紹介します。

(1人目ここから)
 外来は、先生からのご助言を頂きながら医療面接、検査、説明、薬の処方までの一通りの流れを実際にさせて頂き、おもしろさと同時に責任の重さも感じて緊張しました。私の勉強不足ではありますが、どのような検査をすべきか、どの薬を処方すべきか、自信をもって決定できることはなかったと感じました。もっと勉強をしなければいけないと思いました。検診でレントゲンの異常を指摘されて来院された患者さんへの説明では、異常がなかったから良かったと終わるのではなく、次回の検査でまた異常を指摘されたら病院へ行くこと、ついでに禁煙も強くオススメすることなど、本を読んで勉強しているだけでは学べないことがまだまだたくさんあることも知りました。それについては、実際に働き出してからの課題にしたいと思います。
 研修医の先生について病棟実習した際は、いろいろ説明して下さり勉強になりました。胸水穿刺を見せて頂きましたが、もう少しいろいろな手技を見る機会があればうれしいです。
 各先生方が講義をして下さり、とても勉強になりました。研修医レベルの高度な内容の講義もありますが、呼吸器専門の先生方に教えて頂ける貴重な機会であると思います。国家試験の勉強の理解を助けるような基本的な病態生理などについてご指導頂けるとありがたく思います。実習3週目に長尾先生が国家試験の問題を解説して下さった講義は、記憶に残りやすくとても勉強になりました。
 お忙しい中ご指導頂き、誠にありがとうございました。
(ここまで)

(2人目ここから)
3週間、アドバンスコースでお世話になりました。
思い返せばあっという間で、とても中身が詰まった濃い実習だったと思います。
びわこ闘魂外来では実際の患者さんに問診し、5回生の時にはなかった治療方針を立てるところまで自分たちで進めることで非常に勉強になりました。実際にはこれを一人で、しかももっと短時間でこなさなければいけないとなると、より深い知識と経験が必要になると強く感じました。
5回生と一緒に行った入院患者症例検討や画像読影も、一人一人の患者さんにたくさんの情報が詰まっており、学ぶべきことがたくさんありました。長尾先生による解説も大変わかりやすく、読影も少し自信がつくようになりました。
他の先生方による講義も非常に参考になるものばかりで、COPDや肺癌、気管支喘息の治療、感染症対策など幅広く学ぶことができました。
研修医の先生について入院患者さんの診察を行った際には、血液ガスもとらせていただくことができ、非常にいい経験となりました。
とても勉強になる、充実した3週間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。
(ここまで)

(3人目ここから)
呼吸器内科に興味があったため希望して過ごした3週間であったが、悪性腫瘍、肺炎、間質性肺炎、COPD、胸膜炎、気胸、副鼻腔炎など多岐にわたる疾患を患者さんから学ぶことが出来て、とても有意義な実習となったと思う。
闘魂外来では初診の患者さんを診させていただいた。ただお話を聞いてカルテに残すだけなら他科でも数回行ったことはあったが、自分たちで問診や診察を行い、どのような検査をオーダーすべきか考え、それらを踏まえて診断し治療はどうするかというところまでした経験が少なかったので貴重な経験をさせていただいた。外来診療で感じたこととして、特に最初はできるだけOpen questionが望ましいとOSCEで学んでいたが、患者さんによってはその時思いついたことをだらだらと話してしまい要領を得ないことがありうるので、そういった時は医師側がいい意味で話を遮りながら、誘導するような形で質問して話を聞いていくのがいいときもあるのではないかということがある。医師になってからも日々反省しながら少しでも質の高い診療を行えるように学んでいきたいと思う。
また5回生に説明する形で外来振り返りの時間もあったが、自分たちが関わった症例を検討することで、やりっぱなしにならず良い復習が出来たと思う。
黄瀬先生、山口先生、大澤先生によるミニレクチャーは国試につながるものから、研修医になってから覚えておいたほうがいい内容まで幅広く勉強させていただけたのでいただいた資料などは残しておいてこれからの勉強にも活用していきたい。
呼吸器内科の実習では特にX線画像を読めるようになることと抗菌薬の使い方について勉強することを目標にしていたが、X線画像についてはカンファレンスやレクチャーで多くの画像を読むことで少しは慣れてきて、苦手意識がなくなりむしろ少しだけではあるが自信を持って読むことができるようになった。抗菌薬については事前に教科書などで少し勉強していたのだが、その甲斐あってか他の人より抗菌薬について理解が深められたと思う。外来患者や受け持った入院患者、それ以外の入院患者はカンファレンスで見ることができたし、レクチャーでも教わる機会があったし、どうしてこの抗菌薬を使うのかなど疑問点があればどの先生に聞いても快く教えてくださったのでとても充実した実習を送ることができた。
お忙しい中、国試の過去問を検討する時間を作っていただくなど私達のわがままにも柔軟に対応してくださり、3週間ご指導いただき有難うございました。
(ここまで)

ウチでやっていることの一端の、ご紹介になれば幸いです。

ここ数年、このアドバンスコースで、今後の臨床実習のあり方を探る試みを行っています。ある程度呼吸器に興味を持っている人々が来てくれている(建前な)ので、少しずつ要求水準を上げてもいいかな…?と、学生さんの反応を見ながら取り組む、してもらうことの強度を上げていっておりましたが、今年は闘魂外来もきっちりとやってもらえましたし、なかなか学びの多い実習になったかと思います。で、やっぱり、実習って、患者さんに触れて、話して、考えてナンボだなあ、と痛感しました。

昨年までだとここで5年生も終了し、学生さんたちは夏休み、教員もつかの間の休息、となるのですが、今年はあと2週間、5年生の臨床実習が続きます…。いつまでやんねん、との5年生の心の?声が廊下に響き渡ります。

ウチの臨床実習は、教授1人に2週間割り当て、というシステムで、教授が増えるごとに2週間実習が増え、学生さんの夏休みが減ることになります。2年前に神経内科学講座が独立して新教授が誕生され、2週間が夏休みが減り、実習になりました。そして今年は呼吸器内科が診療科として呼吸循環器内科から独立、新教授が誕生しましたから、来年度からはやはり…!?

これまで15年間、学生さんからずっとずっと「呼吸器と循環器の実習を分けてほしい」「呼吸器と循環器で2週間では短すぎる、時間がない」といわれ続けてきましたが、ようやくその声に応えることができるようになるのではないでしょうか。

これまで5年生の実習は、循環器内科と合わせて2週間で、タイムテーブルが入り乱れていて、病棟の移動がある関係で、全く自分の理想とは異なる現状になっておりましたが、呼吸器内科が独立したあかつきには、改めて、臨床実習の新たなる形を作っていくことになるでしょう。

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posted by 長尾大志 at 20:22 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2018年07月28日

アドバンスコース、終了!

昨日で無事に、6年生のアドバンスコースが終了しました。例年でしたらここで5年生も終了し、学生さんたちは夏休み、となるのですが、今年はあと2週間5年生の臨床実習が続きます…。いつまでやんねん、との5年生の心の?声が廊下に響き渡ります。

アドバンスコース、後期の面々とは最後に写真を撮ることができました。

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セルフタイマーで撮ったら、めっちゃ油断した顔で撮られました…。
感想をもらった前期の面々とは写真撮影できず…ちょっとちぐはぐですが…前期の感想を続けます。

(感想ここから)
 今回、呼吸器内科で学ばせていただいた3週間はとても充実したものとなりました。問診の取り方を学びたいと思っていたので、初週に外来実習があり嬉しかったです(緊張しましたが…)。長尾先生にたくさんのことを教えていただきながら、自分たちで問診を取ったり、診察したり、検査・治療を考えたり、患者さんに説明したり…。去年の実習よりも深く一つ一つの症例に向き合えて学びも多かったと思います。

 これまで、主訴・現病歴・既往歴・家族歴・生活歴など一通りのことを聞く練習をする機会はありましたが、患者さんとお話する中で、もう少し詳しく聞き出したり、関連する事柄について追加で質問したりすることを今回特に学ばせていただきました。やはり、問診で得られる情報は思いの外たくさんあるのだなと実感しました。また、患者さんの主訴に耳を傾けてそれに対して何か声をかけていくことも大切なのだなと思いました(患者さんはその主訴の解決のために来院されたはずなので)。

 いわゆるかぜ症候群の概念についても深く学ぶ時間があり、大学病院でもプライマリケアについてこんなに詳しく学べるのだなと感じました。知っているようで知らないことがたくさんあり、きちんと定義を知ることで見えてくる世界はまた違ってくるのだなと思いました。

 診察についてもいろいろなことを教わりましたが、呼吸数については特に印象に残っています。患者さんの状態の深刻さを反映しうる呼吸数を、この先救急の現場で働くときも絶対忘れないようにします。呼吸音については回診時などにも病棟患者さんのラ音や呼吸音減弱を何度か聞かせていただき、正常な患者さんと比べることもでき、よくわかりました。もっと聞いて慣れていきたいなと思います。

 検査はなぜその検査をするのか、その検査で何がわかるのかについて考えてオーダーすることが大切なのだと知りました。何をするにしても一回自分で考える癖をつけることが大切なのだと知りました。レントゲンも何度も目にする機会があり、3週間経つとだんだん慣れてきました。長尾先生、何かの話題が出ると、すぐに典型的な画像を出してくださりありがとうございました。そして、この3週間で肺炎について学ぶ機会があり、嬉しく思います。喀痰塗抹は何度も見せていただいてすごく印象に残っています。どんな菌がいるかで抗菌薬の使い方が変わってくるのだということを実感しました。大澤先生の感染症の講義は高度で難しかったですが、血液培養のボトルを実際に持ってきていただいたりして、イメージがつかめました。感染症が奥深くて学ぶことがたくさんあるなと感じました…。

 また、長尾先生に、治療について、特に末期の患者さんに対して、医師が方向性を示していくことが時には大切なのだと教わりました。やはり、患者さんやご家族がどのように感じていて、医師としてそれに対し何かしてあげられることはないか考えていくことは重要なことだと感じました。

 また、山口先生の講義では国試の問題を実際に解くことで、するべきこととしてはいけないこと(禁忌)といった視点で臨床問題をみることができました。長尾先生にも国試の過去問を解説していただき、勉強になりました。研修医の先生につく機会がありましたが、とても優しくいろいろなことを教えていただき、よかったです。黄瀬先生にも喘息・COPDといったメジャーな疾患について症例検討という形で講義していただき勉強になりました。中野先生の時にはCOPDについてプレゼンをしましたが、自分の担当した部分についてすごく印象に残っており、分かりやすいパワポを作る練習にもなり、よかったです。

 呼吸器内科の先生方には優しくたくさんのことを教えていただき、とても感謝しています。3週間お世話になり、本当にありがとうございました。
(感想ここまで)

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posted by 長尾大志 at 20:05 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2018年07月22日

6年生アドバンスコース感想2

昨日に引き続き、感想を

(感想ここから)
今回、クリニカルクラークシップのアドバンスコースで呼吸器内科を回らせていただき、3週間通して非常に勉強になり、有意義な時間となりました。3週間で、1週ごとに外来、病棟業務、国家試験対策と様々なことをしていただきました。それぞれ異なることが勉強になりました。

 外来では、問診から身体診察、検査のオーダー、結果の解釈と患者さんへの説明・教育、薬剤の処方まで、ただの外来見学ではなく、1人の患者を最初から最後まで自分で診るという、学生ではなかなかできないことができました。その中でも、問診しながら鑑別疾患を考えつつ欲しい情報をとっていくことの難しさは、国試勉強の症例問題とは全く違うものだと感じました。検査のオーダーでも、とりあえず血液検査やCTなどをしてしまいがちでしたが、本当に必要な検査はなにかを考えて、余分な検査をしないこと、必要な検査を追加することは想像以上に難しかったです。患者さんへの説明・教育といったことは卒業して働きだしてからは必須の能力であり、まだまだだと感じるところでした。

 病棟業務では、研修医の先生について回診などをさせていただきました。病棟では1週間しか患者さんを診ていませんが、それでも1週間で患者さんの体調や精神状態、検査結果が変化していき、それに対して先生が原因を考え、すぐさま対応するスキルは、大変参考になりました。特に、癌疑いで入院され検査後、胸痛を訴えた患者さんの症例では、入院してから、体調面の変化、それに対応する検査結果の変化とそれへの処置、また、患者家族に対する説明などを順を追って最初から見学できたので非常に勉強になりました。研修医の先生も丁寧に教えて下さって、疑問点も大変聴きやすかったです。欲を言えば、もう少し長く同じ患者さんを継続して診てみたかったと感じました。

 その他にも、国試対策の授業や感染症や抗菌薬に対する講義があり、国試勉強という意味でも非常に勉強になりました。前期で学んだことを後期に活かせるようにします。
(感想ここまで)

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posted by 長尾大志 at 17:51 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2018年07月21日

6年生アドバンスコース感想

現在、1年で一番しんどい、いつもの5年生に加えて6年生がやってくる、アドバンスコースの時期を迎えております。

毎年毎年、「今年で最後にしたい」とか「もっと違ったやり方で」とか思いながら、結局あまり変えずにずるずると続けております。毎年この時期の記憶はほとんどありませんし、全く他の仕事は手につきませんね。

余所のやり方を見ていると、もっとエレガントに、教員が汗をかかずに、学生さんが主体的にやっているように見えて、彼我の違いに思いをいたさずにはおれません。

まあ、学生さんを主体的に巻き込む?には、カリキュラムの根本的な変更が必要ですし、そういう意味では来年には、呼吸器内科が正式に循環器と分離することで、根本的な改革が可能かもしれません。「今年こそは」今年で最後かもしれません。

それとやはりこの時期ですよね。この時期に、もう一度、5年生と同じ?ような?ことをやらせて、「主体的にやれ」もないもんだ、といわれれば確かにその通り。うちでは5年生と、一見同じようなことですが、濃度と密度を変えているつもり。一応、呼吸器内科を「希望して」来ている人たちですから、呼吸器内科の醍醐味を存分に味わってもらいたい、という精神、熱意でやっております。

そんなこちらの思いは、伝わっているのでしょうか?前半の参加者の皆さんから感想を頂いております。

(感想ここから)
私がこのアドバンスクリクラで一番勉強になったのは、びわこ闘魂外来です。問診票を元に、ある程度疾患に予想をつけながら問診を行い、そこから必要な検査、治療まで学生自ら考えることで、より一層疾患の理解も深まりました。そして何より、来年から医師として働くうえでとてもいい練習になりました。特に印象に残っているのは、副鼻腔炎の症状の多彩さです。教科書上でしか勉強してきていない私にとって、副鼻腔炎はかなりの圧痛を伴う炎症疾患でしたが、長引く咳や痰でも鑑別に上がることを実際の患者さんと照らし合わせることでより深く印象に残りました。

また、病棟実習では研修医の方が処置や手技を見学、そしてやらせてくださいました。特に血液ガスを実際に取らせていただき、非常に勉強になりました。

このように、教科書上での勉強ではどうしても身につかない、覚えられない私にとって、実践的であった呼吸器のアドバンスクリクラは非常に有意義なものとなりました。

非常にお忙しい中、私たちの指導のためにお時間を割いていただき本当にありがとうございました。この経験を生かしてこれからもいい医師になれるように精進していきます。
(ここまで)

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posted by 長尾大志 at 23:36 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想

2017年11月05日

市立N病院の4年目、H先生による投稿

今日は昨年当科に入局して下さって、現在市立N病院の4年目、H先生からの寄稿です。昨年の呼内部屋はH先生のおかげでずいぶん明るい雰囲気になりました。N病院でも頑張っておられるようで今後が大いに楽しみです。寄稿を以下に引用します。進路に迷っている方の参考になれば幸いです。


(引用ここから)こんにちは、呼吸器内科後期研修医のHと申します。

わたしは、滋賀医大病院で2年間初期研修を受けた後、3年目で呼吸器内科に入局し、4年目から市立N病院で後期研修をしています。

出身はG県ですが、大学入学をきっかけに滋賀県にやって参りました。在学時から漠然と内科医になりたいのかなと感じていました。呼吸器がおもしろそうだなと最初に感じたのは、長尾先生の講義でした。まずは学問として興味深い分野だなと感じたのを覚えています。ポリクリ、アドバンズポリクリで呼吸器内科をまわり、ドレーン挿入や気管支鏡検査など程よく手技がある点、かといって手技が多すぎないため患者さんとの時間も他の処置や検査が多い内科と比較すると持てる点など、体をある程度動かせておしゃべりが好きな自分にはあっているのかなと思うようになりました。

呼吸器内科は急性期から慢性期まで広く携われることもいいなと思ったポイントでした。呼吸器内科は確かに他の科と比べてお看取りの場面が多いとは思います。最期まで寄り添える科としてもやりがいがあるのではないかと思い、入局を決めました。

4年目になり、外病院に初めてでて、4月から自分が主治医として患者さんと向き合う中で日々責任の重さとどうすることが患者さんにとってよいのかを考える日々です。

肺癌だけでなく、喘息や肺炎、COPD、喀血などいろいろな呼吸器疾患の方に出会い日々勉強させていただいています。

市立N病院は呼吸器内科の先生が自分も含めて5人勤務していますが、他の病院では大きな規模の病院でも呼吸器の常勤がいない病院も多く改めて呼吸器に進む仲間が増えてほしいなと実感しています。

外病院では何科という枠でなく、いろいろな疾患を救急外来で出会うことが多いです。自分の専門でない部分でどうしよう…というときに、遅い時間などでもありがたいのが同期です。特に同じ病院の同期や若手の先生方には本当にお世話になっています。

最後になりましたが、滋賀医大呼吸器内科は先生方皆さん優しく楽しい医局です。今回市立N病院で研修させていただけるよう調整してくださった中野先生には感謝しております。

市立N病院呼吸器内科部長のN先生はじめ、各先生方、コメディカルのスタッフの方々も皆さん優しく、毎日元気に働かせて頂いています。N市の冬が心配ですが車も普通車になりましたので頑張って参りたいと思います。医師としてひとまわり大きくなって、滋賀医大に戻れるよう日々精進します。

呼吸器に少しでも興味があるなと言う方はぜひ声をかけてみてください。呼内部屋にお菓子を用意してお待ちしています。
(引用ここまで)

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posted by 長尾大志 at 20:30 | Comment(0) | 先輩研修医・学生さんの感想