以前にも書きましたが、息子は3歳からスイミングに通っていて、昨年からサッカーを始めました。ただ、夏休み中は実家に帰ったりなんやかんやあったりのため、いずれも8月1ヶ月間、休会しておりました。
それでこの週末、久しぶりの参加となったわけですが…。
やはり傍から見ていて、ブランクが感じられました。
まあ、小学生レベルのことですから、たいしたことではないのですが。
プロフェッショナル、達人の領域で、「毎日ピアノを弾かないと感覚が鈍る(ピアニスト)」「毎日筆を握っていないと落ち着かない(書道家)」みたいな台詞を聞かれたことがある方も多いでしょう。
私も若い頃に聞いたときは、「へーそうなんだ。休みなしって大変そうやなー。」と思ったものですが、最近になって少し考えが変わってきました。
何事にもブランクというのはつきものですが、ブランクがあくと、
- 純粋にスキルが落ちる。
- 気分が乗らなくなる。
- リズムが悪くなる。
- ブランクをあけたことについて罪悪感がなくなる。
などなど、いろいろと起こってくる不利益の方に目が向くようになってきたのです。
私がこのブログを毎日毎日書くきっかけとなった
「ビジネス発想源」を配信されている弘中勝さんは、「百日理論」というものを提唱されておられます。
どんなことでも、毎日(例外なく毎日、がポイントらしいです)続けると、だんだんそれが習慣付いてきて、それをしないことが気持ち悪くなってくる、百日もやれば、それが自信になり、さらに続けていくことで上達していく、ということなのです。
そこで例外を作るとどうなるか。
たまには休みたいものですが、ここで休んでしまうと、自分自身の中で、この休みが「週一回だからいい」「週二回でもいい」と、だんだん増えていって、連続ではなく断続することになります。断続するものは決して習慣にはならない、と断じておられるのです。
クラブやスポーツをされている方なら、ブランクのあとに何だか調子が出ない、という感覚がおわかりでしょう。これが仕事や勉強でも、同じことなのですね。
若いうちはそれでも、若さで何とかなるのかもしれません。しかし年を取ってくると、ブランクを補うのがしんどくなってくる。それだったら、とりあえず「絶対毎日やる」と決めて、やり続けた方がいいかと思い、まあ何とか続けているのです。
おそらく、ブランクを許容すれば、このブログもとっくに<終了>となっていたことでしょう。
毎日続けたことで、今では自分自身の『貴重な学びの場』となりつつあります。
posted by 長尾大志 at 23:31
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